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令和4年11月25日の昼飯


本日、食したカップラーメンはこちら!

東洋水産
マルちゃん
TRY ラーメン大賞
名店部門 みそ 殿堂 「大島」
「味噌ラーメン」

だぁぁぁぁぁぁ!


早速! いただきます!
って、前回食べたのが5月……

私の癖で買うときにはだいたい2個セット以上で買うのだ。
単品で買うことの方が珍しい。
ということは、おそらくこのカップラーメン5月ごろに買ったものだよな……

在庫整理をすると出てくるわ……出てくるわ……
頑張ったよ! もうあと少しでストックもなくなりそう!
でも、今回みたいにかなり古いのも出てきそうで、ちょっと怖い……

ということで今日は「ストック」つながりのお話を!

レベル上げなんてかったるい!異世界の担当女神は配達員!スマホ片手にブリーフパンツの変態勇者(自称)と無双する!なぜか幼女がゾンビになっちゃったのでテイムしたら保険金目的で殺されそうなんだって!復讐よ!

 パイオハザーの街についた時には、既に夕方になっていた。
 サブイベントはゾンビイベントのためか夜から開催のようである。
 会場となる広場では舞台が急ピッチで組み立てられていた。
 まだまだ開始までは時間がありそうだ。

 参加者が、ぞろぞろと集まる道で優子は流れに逆らう。
 何かを探しているようだ。
 気になったのかプアールが声をかけた。

「優子さん、なにかお探しですか?」
「まあね。アイちゃんの家族を探して、引渡そうと思ってね」
 アイちゃんは、相変わらず、プアールの頭に噛み付いている。
 ガジガジ!

「そうですね。これ引き取ってもらわないと私の身が持ちません」
「あんたのためじゃないわよ。アイちゃんのお母さん病気で寝たきりなんだって。そのためにオタンコナッシーまで薬を買いに行ってたんだよ。偉いでしょう」

「へぇー」
 プアールは、小指で鼻くそをほじりながら答えた。

「何その反応! もうちょっと感動しなさいよ!」
「だって、その袋の中、チョコレートですよ」
「へっ?」

「私、megazonでバイトしているから分かるんですよ。それ、コーティングしたチョコです! めっちゃ美味しいですよ!」

「なんでmegazonで働くのと関係があるのよ! 大体、あなた配達員でしょ!」
「アホですか! 売れ筋商品は、倉庫にストックが大量にあるんですよ」

「あんた……まさか、勝手に食べてるんじゃ」

 ドキ!

「い、嫌だなあ。梱包が破れているのを廃棄しているだけですよ」

「廃棄率は?」
「0.3%ぐらい」

「嘘おっしゃい!」
「はい、30%ぐらいかな……」

「神様! ここに横領犯がいますよ!」
「やめて下さい! 本当に聞こえてしまいますから。そしたら、私、明日から、なにを食べて生きていけばいいって言うですか! 後生ですぅ……」

「いいわ! とりあえずアイちゃんのお母さんを探すのを手伝いなさい」
「どうするんですか?」
「とりあえず病院かな?」

「えぇ、面倒ですね! ここは、能力者に頼りましょうよ」
「能力者?」

「はい! ちょうどアソコに!」
 プアールが指差す先に一人の老婆。
 どう見ても占い師である。
 占いでどうするのよ!
「意外と当たるかもしれませんよ!」

「スミマセン! この子のお母さんの居場所を占って欲しいんですけど」
 優子は、とりあえず、ダメ元で聞いてみる事にしたようだ。

 !?
 占い師はアイちゃんを見ると驚いた。
 もう死んじゃうんじゃないかと思うぐらいに驚いていていた。
 見た目、90! 結構、年だからね。おばあちゃん! 大丈夫?

「どうしたんですか?」
「まさか、まさかその子はアイちゃんか!」

「えっ! アイちゃんの事、知っているんですか!」
「その子は死んだはず!」

 ぎく!

 プアールは、とっさに否定した。
「生きてますよ! 嫌だなあ……」

「私の占いが外れるとは、これで的中率が99.88%に落ちてしまったではないか……」
 99.88%ってすごくない? もしかして、アイちゃんの事も当てていたと言うの?
 恐るべし!

「ちょっとアイちゃんのお話、詳しく聞かせてくれませんか?」
 優子は、態度を変えた。なぜなら、このお婆さん何か知っている。って、誰でも気づくよね……

「なに、ただでか?」
「ハイ」

「嫌じゃ」
「どうしてですか!」

「ワシは超売れっ子の占い師じゃ! 今まで、いろいろな物を的中させてきたのじゃ!」

「例えば?」

「お主! 女じゃろ!」
「ハイ」
「正解! 的中率アップ!」
「はぃ?」

「そこのお主、電気止められているじゃろ!」
 プアールは、口をつむんで、目をそらす。
 確かに電気は止められている。
 電気どころか、水までも。
 だから、体は、配送センターの給湯室の流しで洗っているのだ。
 だが、先日、それすらもタダノ課長に見つかり、給湯室に鍵をかけられてしまったのだ。使用不可!
 体を洗うのとができないプアールは、確かに臭っていた。
「くっ! ……ハイ」
「正解! 的中率アップ!」

「そこのお主、変態じゃろ!」
「俺は変態じゃない。ドラゴンだ!」
「正解! 的中率アップ!」
 ……なんで?

「と言うように、わしの占いはことごとく当たるんじゃ! だから、情報もとても高い!」
「わかりましたよ払えばいいんでしょ」
 優子は、手を差し出した。
『チャリン! お支払い完了しました』
 老婆は、満足した。

 ちなみに情報料は、500円!
 高っ! by プアール

 第50話 DEAD OR ALIVE?(1)より


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