令和4年7月29日の昼飯
本日、食したカップラーメンはこちら!
NISSIN
日清のどん兵衛
ピリッと辛い
「だし醤油きつね焼うどん 」
〇新だし感アップ(宗田鰹だし追加)
かつお香るつゆと七味入りの粉末だし
だぁぁぁぁぁぁ!
早速! いただきます!
おぉ! マイナーチェンジしとる!
宗田鰹だしを追加してダシ感をアップしているらしい。
前回のカップめんにはこんな記載がなかったもんね!
どれどれ。
分からん……
おそらくかけたソースに鰹だしが加えられていたのだろう……
だが、今一分からない……
まぁ、この前食べたのが12月ごろと半年前だからな……仕方ない……
だけど、ハッキリ言って、おいしいよ。
う~ん
焼うどんとは、ちょっと違うような気もするけど、これはこれでいいと思うのです。
唐辛子が後味にぴりりと利いているところは大人向け。
だから調子に乗って2個食べちゃいました。テヘ♪
と言うことで、今日は「かけた」つながりのお話を
エロくないよ! 全然! えっ? 卑猥だ?
それはあなたの心が濁っているのです!
って、俺の事かぁ♪ テヘ❤
俺はハーレムを、ビシっ!……道具屋にならせていただきます【カク11+なろう43合計54万PV】ほのぼのスローライフを想像したあなた残念!コレは親を殺された少年と悲劇のヒロインたちの復讐物語…だと思う。
クソっ!
二匹でだめなら、三匹でどうだ!
タカトは、先ほどよりも強く「スカートまくりま扇」を振りぬいた。
今度は三匹の龍が、ウチワから飛び出した。
そして先ほど同様に、スカートの中に潜り込むと大暴れをはじめた。
「ちょっと、これ、どうなってるのよぉぉぉおお!」
「誰かぁぁぁ! たすけてぇえぇぇ!」
再び女子学生たちはスカートを必死で抑える。
だが、今度は三匹。
その力は、女子高生たちの抑える手をも跳ね飛ばす。
そして、ついに三匹の龍は、スカートというしがらみを押しのけて、天へと昇りきったのである。
それを見たタカトは、まるで勝利を宣言するかのように右手を高らかに突き上げた。
俺の前に道はない
俺の後ろに道は出來る
ああ、股間よ
乳よ
俺を一人立ちにさせた巨大な乳よ
俺から目を離さないで守る事をせよ
常に乳の気迫を俺に充たせよ
この尊い童貞のため
この遠い童貞卒業のため
今、タカトの研究の童貞が実を結んだ瞬間だった。
って、それは童貞でなくて道程や!
というか、そこは乳じゃないだろ! 父?
違ーーう! 今はスカートの中身の話や!
というのも、スカートをめくってエロくゆがんでいるはずのタカトの目が、いまや詩人、いや、死人のように遠くを見つめているだけだったのだ。
そう、確かに神秘の丘陵地帯にたどりついたはずだった……
だが、その丘の上からは、なぜかお祭り「わっしょい!」の香りが漂っていたのである。
「なんで……ふんどし?」
なんと! 女子学生のたちのスカートの中にあるはずの下着が、皆、ふんどしになっているではないか!
そこにいる女子学生たちはつい先ほどセレスティーノのふんどし姿に感動を覚えた子たちであった。
そんな彼女らはセレスティーノの起こす新たなブームに乗り遅れまいと、さっそくふんどしを購入し着替えていたのである。
しかし! 女子学生がふんどしなんてありえない!
いや、あり得ないことはない……
胸にさらしを巻いてふんどし姿。 確かにそそるものがある。
だが、目のまえの女子学生たちは学生服にふんどしなのだ。
それでは、なんか……まるでスカートの中だけオッサンになっているようじゃないか。
めくった瞬間、こんにちは!
今日も左曲がりのご挨拶ですか?
いやいや私も左曲がりでして……
もはや欲情とは違う、ほのぼのとした空気が流れてきそうである。
――スカートにふんどしなんてナンセンスだ!
あれはきっと気のせいなのだろう。
なら、もう一度! 確かめてみよう!
ということで、再び「スカートまくりま扇」を構えた。
ビシっ!
ビン子のハリセンがタカトの後頭部をしばく。
「いい加減にしなさい!」
女子学生のスカートをめくってビン子のハリセンで済めば安いものだ。
だって、ここは第六の門前広場。
当然、門の側には街の警護を担う守備兵たちがつめる宿舎があった。
そんな宿舎から女子学生の悲鳴を聞きつけた守備兵たちが、まるでアリの巣でもつついたかのように次から次へと飛び出してくるではないか。
飛び出してきた守備兵たちの形相は、鬼のよう。
その剣幕の凄いことといったらこの上ない!
仕方ない、真昼間の門前広場で女子学生たちの絶叫にも近い悲鳴がいきなりおこったのだ。
しかも、この事件の黒幕は、街の治安を守る自分たちがいると知ったうえで、女子学生に手を出したのである。
例えていうなら、それはまるで北海童貞、いや道警の前で、堂々と女子学生のスカートをめくるようなものだ。
おだづなよ!
これはまさに自分たち守備兵に対する挑戦である!
ふざけやがって! この野郎!
ならば受けてやろう! その挑戦とやらを!
さっさと捕まえて、牢屋にぶち込んでやるわ!
そして、そのケツを同じ目にあわせてやる!
うん? なんかハッテンしてませんか?
だがすでに鼻息が荒い守備兵たちは、ウッホ! ウッホ! と血眼で獲物を探していた。
タカトは、その守備兵たちの剣幕に恐怖した。
このままでは神秘の丘陵地帯にたどりつくどころか、うっくつした牢獄にたどりついて、あられもない痴態をさらしてしまうことになりかねない。
童貞喪失どころか、オケツのバージン喪失の危機である。
――マズイ! 逃げよっと
タカトはスカートまくりま扇をベルトに差し込むと、荷馬車に戻り何事もなかったかのように手綱を引いた。
すでに第六の門前広場にいるタカトたちにとって、目的地である第六の宿舎は目の前なのだ。
だが、そんな宿舎にたどりつくまでには、何人かの守備兵たちの目を掻い潜らないといけないのである。
――あそこまで行けば何とかなる!
いや、何とかならんだろ……
ということで!
ミッション:守備兵たちに見つからずに目的地である宿舎にたどりつけ!
クリアー報酬:S級アイテム
守備隊長らしき太っちょの男がタカトたちの荷馬車に近づくと声をかけた。
「おい! タカト! お前、女子高生のスカートをめくった不審者を見なかったか?」
定期的に宿舎に荷物を配達するタカトは、守備兵たちと顔なじみなのである。
そのため、なにかにつけて気軽に名前で呼ばれるのだ。
「さぁ……別に……」
そう答えるタカトの目が泳いでいた。
これは、どう見ても怪しい。
――コイツ……なにか隠しているな!
守備隊長の勘がすぐさま何かを察した。
「オイ! お前、何か隠しているだろ!」
どきっ!
瞬間、固まるタカトの身体。
「一体何をおっしゃっているのでしょうか……」
ゆっくりと腰をずらすタカトのベルトから一枚のウチワが落ちた。
しかも、それは先ほど女子高生のスカートをめくった「スカートまくりま扇」。
やばい! 物的証拠を落してしまった! タカト君、ピーンチ!
「これは何だ……」
その団扇を手に取る守備隊長。
「まさか、お前……」
「違います! 違います! これは違います!」
何が違うのかよく分からないが、タカトはとっさにブンブンと首を振って拒絶した。
だが、不審がっていた守備隊長の目が、途端に憐れみの色にかわったのだ。
「お前……いくらアイナチャンが好きだからって、アイコラまでしてオカズにしてたのかよ……」
「えっ?」
どうやら、それが融合加工されたウチワとは気づかなかったようである。
たしかに、アイドルのパンチらが印刷されたウチワの使い方なんて、限られている。
パンチら写真を張り付けたウチワの裏面に北海道産エゾアワビなどの写真でも張り付けといて、竹の柄を両手で挟んでぐりぐりと回すと、あら不思議!
なんとパンチら写真が、ノーパン写真に!
なるわけないだろうが!
守備隊長は、さきほどから声が出せないタカトにウチワを返すと、力強く肩を叩いた。
「よし! 今度、俺の使えなくなった写真集を持って来てやる!」
慌てて証拠であるウチワをカバンの中に隠したタカトの耳がピクンと動いた。
「え? ワじゃなくてエ? でもそれって……アイナチャンの写真集だよね?」
念のために聞き直した。
でも……聞き直したのは、どちらの質問のことだろう?
「しかも、この前、出たばかりの最新号の『ラブレター』!」
にやりと笑う守備隊長。
「もしかして、あの話題になったハイレグくい込みの写真が一枚入っているという……ごくり」
それに飛びつくタカトは生唾をごくりと呑み込んだ。
「おお! そうとも! 極端に肌の露出を嫌がるアイナちゃんのハイレグくい込み写真だぞ!」
もう、「わ」だろうが「え」だろうが「用済み」だろうがなんでもいい!
「見たい! 見た見たい! い! 見たい! 見たい! 見たい! 見たい! 今すぐ見た―――――――――――――――――――――い!」
「アイコラなんかより実物の方がいいだろ? まぁ、ちょっと引っ付いて見れないページがあるけど気にするな!」
「いいです! いいです! そんな事、全然気にしません! ぜひ、その写真集、この哀れなタカトめにお恵みくださいませぇ~」
そんなタカトをビン子がしらけた目で見ていた。
――よく言うわ~
大体、お前の本棚はアイナチャンの写真集で埋め尽くされているだろうが!
今回のウチワも、アイナチャンの写真集を切るのがもったいなくて、ムフフな本の広告欄を切り抜いただけ!
そんなお前の心の中は、すでにマルッと完璧にお見通しなのだ!
アホか! この貧乳娘!
今回のは最新号の写真集「ラブレター」は特別なんだぞ!
過去の写真集とは確実に一線を画しているんだよ!
今まで写真集にも確かに水着の写真はあった! だが、それは、健康的で明るい写真。
それが今回のものは、男を誘うような色香漂うものなんだ!
俺には分かる! これは明らかに、どこぞの男の目を意識した作品!
まさしく、その男に対しておくる「ラブレター」そのものに感じられるんだ!
そんなメッセージ性を色濃く出した写真集は、「売れてるマン・週《しゅう》一・本筋ランキング」で5か月たった今でも一位を維持しているんだぞ!
あまりの反響の大きさに、コンビニでは未成年が立ち読みできないようにビニールまでかぶせられた一モツだ
……だから、俺、もう立ち読みできないんだよ……せっかく、ポケットに手を入れたまま立ち読みできるように四本の義手を用意した道具『マからまへと大手ネットサイトのロゴのように矢印が付いた! 生死をかけろ! あっ!修(ま)羅(マ)ン』を開発中だったのに……クソ!
だれだ!
誰なんだよ!
アイナちゃんが意識する男って!
クソォォォぉ! 超うらやましいぞぉぉぉ!
などと言う、タカトの心の声が聞こえてきそうである。
「ところで、タカト、同じことを聞くが不審者を見なかったか?」
脳内がアイナチャンのハイレグ写真集の事で一杯のタカトは、手をコネコネしながら卑屈に笑う。
そう、今、タカトの脳内ではスパコン腐岳が起動していたのだ。
ハイレグ写真集……いうなれば、それはこのミッションのクリアー最上位の報酬!
このミッションを、完全にノーミスでクリアーしないと手に入らないアイテムなのだ。
ふっ! ならば、クリアーしてみせよう! この状況を!
どーんと来い!
ということで、脳内スパコン腐岳が座禅を組んだ。
一休さんのようにアイデアを絞り出しているようだった。
ポク……ポク……ポク……ポク……ポク……
……なんでページが引っ付いて見れないんだ……
ポク……ポク……ポク……ポク……ポク……
そうか!
そうか!
全て(解け)かけた!
チーン!このお~ シールかヨ!
ということで、何か納得したタカト君は、守備隊長の疑いの目を他にそらしにかかった。
「旦那、よく考えてくださいよ。そもそも、10枚ものスカートを同時にめくることができる奴なんていると思うんですかい?」
そのタカトの言葉に、なんとなく納得をする守備隊長。
「うむ、確かにそうだな……その昔、第七駐屯地にいたという伝説のダブルオーライザーの『マッシュ』でさえも、めくれるスカートは2枚までだったというしな……」
何やねんダブルオーライザーって!
そもそもマッシュは、ガンダム乗りではなく、ドム乗りだろうが!
って、まぁいいや。これはかなり先のお話しだから今は忘れてくださいな。
「で・でしょう! 旦那! なら、それはきっとタツマキかなんかじゃないですかい?」
「タツマキか……だが、魔物の線も残っているかもしれないな……」
「嫌だな、これだけ大勢の人がいるんですよ。魔物だったら、もっと大騒ぎしてますぜ!」
「確かに……そうだな……」
「でしょう」
「ところで、お前、荷物を運んできたんじゃないのか?」
「あっ今、納めるところですよ」
「なら、さっさと行って来いよ」
「旦那……写真集忘れないで下さいよ……」
「しつこいな……お前……」
「タカト……早く、どこに運んだらいいのか聞いて来てよ」
ビン子があきれてものを言う。
「了解!」
タカトはルンルンとウサギのようにスキップを踏みながら宿舎の入り口に入っていった。
これにて、ミッション完全クリアー!
S級アイテム、アイナチャンのハイレグ写真集GETだぜ!
って、まだ貰ってなかったんだった~
ウンウン、ちょと気が早かったね。俺ってば♪
さあ! 頑張ってお仕事ぉ~お仕事ぉ~
第六の騎士の門の上を小鳥がゆっくり飛んでいく。
それを見ながら大きく深呼吸をするビン子。
タカトのいなくなった広場では静かな時間がゆったりと流れだしていた。
そんな落ち着いた中、ふとビン子は昔の事を思い出してしまった。
第21話 第六の騎士の門(1) より
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