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令和4年6月22日の昼飯

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本日、食したカップラーメンはこちら!

東洋水産
マルちゃん
「緑のたぬきそば」

だぁぁぁぁぁぁ!

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早速! いただきます!
なんか、同じものばかりになってきたな……

カップラーメンを買っているスーパーが1か所のため、商品に代わり映えがしないのだ。
スーパーの場合、コンビニの様に毎週新商品が投入されることはない。
だいたい常に定番商品が並ぶのである。

普段使いのスーパーだから当然、これでいいのだ。
コンビニの様に奇をてらうようなことはしなくてもいいのだ。
逆に、そんな事をしようものなら大量の在庫を抱えてしまいかねない。
実際に、コンビニではバカ売れのお菓子も、スーパーでは大量に山積みされて安売りされているケースもみられる。

だが、やっぱり飽きるよね……
ちょっと、目新しいもの探さないとダメかな……
いや、自分の信念を曲げるのはダメだ!
私が買うカップラーメンは90円以下と決めているのだ。
毎日、二食ずつ食べても一か月の昼食代は5千円を切る!
なんとリーズナブル!

ということで、今日は「目新しい」つながりのお話を!

俺はハーレムを、ビシっ!……道具屋にならせていただきます【カク11+なろう40合計51万PV】ほのぼのスローライフを想像したあなた残念!コレは親を殺された少年と悲劇のヒロインたちの復讐物語…だと思う。

 そのため、魔人となったものは、より若く、より賢い人間の脳を食らいたがる。
 だが、そう簡単に賢い人間など食えるわけではない。
 それどころか、魔人国の一般街にいる魔人たちのように、人の脳や心臓すら食らうことができないものも多くいるのである。
 とうぜん、魔人国にいれば、天然物の人間などなかなか手に入ることあり得ない。

 そこで、魔の養殖の国では、魔物と人間の間に半魔の子を産ませたのだ。
 この半魔の子供は、知識の吸収が早く脳の成長が著しい。
 そして、2年もたたないうちに魔の養殖の国から各魔の国へと輸出されはじめるのである。

 だが、所詮は、魔人世界で育てられた人間なのだ。
 聖人国の人間たちがもつ知識に比べると旧世代の古い知識しかなく、その情報は確実に質が落ちた。
 そこで、魔人騎士のように権力を持つモノは養殖物の人間ではなく、当然、聖人世界に住む天然物の人間の脳を好んでいたのだ。

 新しい技術や情報が溢れかえる聖人世界では、日々、どんどんと目新しいモノが生まれているのだ。
 それは、魔人世界にはない文化と言うやつである。
 だからこそ、文化に飢えた魔人たちにとって天然物の人間の脳は、最新のトレンド雑誌そのものなのだ。

 そこで、ヨメルは聖人国の騎士と密約を結び、定期的に天然物の若い人間を提供してもらっているらしいのだ。
 しかも、その人間はなにやら訓練所のようなところで知識を詰め込んだ特別製とのこと。
 天然物の脳を食らうことにより、ヨメルは知識をどんどんと蓄えた。
 そしていまや、この魔の融合国で一番の賢者となっていた。
 ヨメルはその知識を基に融合加工の技に磨きをかけていく。
 そしてついにその技術は、聖人世界の技術とは異なる進化を遂げていたのだ。

 聖人世界の融合加工技術は、無機質な物と魔物の素材を掛け合わせた加工技術である。
 まぁ、いうなれば、道具の強化だ。
 それに対して、ヨメルの融合加工技術は、魔物と魔物を融合して、新たな魔物を作り上げるものである。
 そう、生命の強化である。

 そして、今では、人と魔物を融合することすら成功しているという噂なのだ。
 だが、それにも飽き足らず、今度は、神と魔物を融合したいという罰当たりなことを考えているらしい。

 だが、神には当然その身を守る神の盾があって、簡単には融合できないらしいのだ。
 しかし、これが荒神だと話は異なる。
 荒神には神の盾が発動しないので、融合加工ができるかもしれないというのだが、そうそう、都合よく荒神などいるわけではない。
 それで、ヨメルは荒神を見つければ、褒美として人間をたらふく食わしてくれるというのだ。

 ――ちょっと待て。
 なら、ヨメルは神の盾がある神は融合できないことを知っている。
 しかも、荒神ならできるかもしれないと思っている。
 ということは、一度、神の融合を試みたが、できなかったということではないのか。
 ならば、神と魔人の融合に関して知識、情報を持っているということなのだろう。
 こんな絶望的な状況の中でも、唯一情報を持ちうる存在。
 もしかしたら、ヨメルなら、この繭からソフィアを分離することもできるのではないだろうか?
 今はまだ、ソフィアは繭となって荒神の気を吸収し始めた段階だ。
 いまなら、ソフィアだけでも救い出すことができるのではないだろうか。

 ディシウスは、とっさに立ち上がると手に持っていた大剣を投げ捨てた。
 代わりに、目の前の繭を力いっぱい担ぎ上げる。
 その繭の重さは女二人分、だが、ディシウスにとっては大した重さではない。
 ディシウスは、その繭を肩に担ぐと、魔の融合国につながる騎士の門へと、一心不乱に走りだしていた。

 第430話 記憶の片隅(3) より


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