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令和5年3月14日の昼飯


本日、食したカップラーメンはこちら!

acecook
SINCE1983
「わかめBLACKしょうゆ黒胡椒仕立て」
39thサンキューわかめラーメン
いつまでもいい夢見ろよ!

だぁぁぁぁぁぁ!


早速! いただきます!
うーん、この味。

昔、家の近くにあった中華そば屋さんを思い出します。
その店のラーメン、正直いって、そんなにおいしくない!
美味しくないんですけど……なぜか無性にまた食べたくなるんです。
だから、ついつい定期的に通ってしまうんですよね。
でも、店主さんも高齢で、ついにリタイヤ。
後継者もおらず、ついに店も閉まってしまいました。
もう、あの味を食べたくても食べられない……

このラーメンは、そんな郷愁にも似た思いを掻き立ててくれる一品です。
って、味が全然伝わってこないって?
知らんがな! そんなの!
「味の玉手箱や~!」の彦摩呂さんとどっこいどっこいやろ!
って、感性、表現力で完全に負けてますやん……
さすがは彦摩呂さん!

ということで、今日は「ブラック」つながりのお話を!

「いや、俺はこんなものを頼んだ覚えは無い!」

 ――えっ! もしかしてクレームですか?
 タダノ課長の怒る顔が浮かんがプアールは咄嗟に伝票を確認した。
「えーっと、間違いはありませんよ。だって、『転職雑誌今すぐ会社を見限ろう』1冊と、『お色気ムフフ増刊号』1冊と『SM令嬢1月号』と『BLラバーズ増刊号』『あんたも好きネッ! 変態好色男1巻』『幼女万歳 絶版本』……こんなのが好きなんですか? 変態ですね……」

「待て待て! 俺が頼んだのは『転職雑誌今すぐ会社を見限ろう』だけだ!」

「ほほう……」
 長机の一番上座の男が小さくつぶやいた。
「イヤマ君は転職がしたいのかね……」
 しかし、その声は、末席のイヤマのところまでよく聞こえた。

 そう、一瞬で会議室が凍り付いていたのだ。
 誰一人として声を発しない。
 誰一人として動かない。
 イヤマ自身も、しまったと言う顔をしている。よりによって、社長の前で転職雑誌を頼んだなどと口走ったのだ。冷や汗と共に、体中の温度が急激に下っていく。

 イヤマは、上座の男を見ながらカタカタと震えている。目は何かを考えるようにくるくる泳ぐ。
 どうする……どうする……
 イヤマがつぶやくのが聞こえて来るようだ。
 次の瞬間、イヤマが跳ね飛んだ!
 そして、床の上で土下座した。
 それは見事に跳ね飛んだジャンピング土下座。
 なんでだ、なんでこんなことになっているのだ?
 意味が分からぬイヤマ。だが、今はそんな事、言っている場合ではない!
「ゼウィッス社長! お許しを!」
 今は、社長の怒りをそらさねば……
 だが、遅い! イヤマ自身が転職の意思を示したのだ。しかも、社長の前で! そう、ココはブラック企業のmegazonだ。イヤマ自身がやったことは、イヤマ自身に跳ね返る。情などかかるはずもありゃしない!

 プアールは頭を傾げた?
 はて、ゼウィッスとはどこかで聞いたことがあるような?

 うーん……
 
 思い出せない……
 まっ! いいか!
「受取のサインをお願いしまーす」
 プアールはイヤマの親指を掴むと、勝手に受領書に拇印を押した。
「ご利用ありがとうございました。またのご依頼お待ちしておりまーす」

 その後、イヤマは、平謝り。土下座に次ぐ土下座。
 顔面を涙でグチャグチャにしながら、必死に謝り倒した。最後には、緊張でゲロをはく。社長の前でゲロってまった。もう、無様……
 だが、その日のうちにイヤマ部長の更迭の緊急動議が発案された。
 その後、すぐさま開かれた臨時株主総会の席上で、エロ本の数々をさらされた上で、解任決議が全会一致で可決され、無事、無職となりました。

 退職金?
 そんなものは有りませんよ。
 それどころか、数々のパワハラ及び、不正による会社への損害賠償により、身ぐるみはがされ、何処かの異世界に放り込まれたそうである。泣き叫びながら本社入口から放り出される姿は、末代までの語種。まぁ、刑務所に入らなかっただけましでしょ。

 第9話 クレームですか? より

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