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令和4年8月3日の昼飯

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本日、食したカップラーメンはこちら!

サンヨー食品株式会社
サッポロ一番
「とろみ醤油ラーメン」
あんかけ屋
手打ち風麺

だぁぁぁぁぁぁ!

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早速! いただきます!
ふつぅ~

頭の中はふつふつ~
暑さでぐつぐつ沸いております。
思考する気もおきない。
ということで、今日はここまで……

でもって、今日のお話は「ふつふつ」つながりのお話を!

エピソード0 Lv1のモンスターしかテイムできないと言う理由で追放されたが、どうやら俺はモンスターを進化させることができるようでスライムが幼女になっちゃた、でも、俺のパンツを下げるのやめてくれ!

 ケロべロスの骨の前で、呆然と立ち尽くす母。
 俺は、いくら言っても理解しない母を、先ほどの現場へと連れてきたのだ。
 百聞は一見に如かず。
 話すよりも早いだろ!

 だが、先ほどから母は、その場に立ちつくしたまま何も言わない。
 俺が言っていたことが、真実だと分かったからなのだろうか。

 そんな母がやっと、重い口を開いた。
「これをやったの、ヒイロ、あなただっていうの……」
 俺は、母のエプロンの裾をつかみながら小さくうなずいた。
 まぁ、実際には、朱雀をはじ5匹の魔獣たちがやったのであるが、まぁ、この際、細かいことはいいではないか。

「ということは、この骨がケロべロスなのね……」
 俺は、再び小さくうなずいた。
 大体、見たらわかるだろ!
 1つの体に3つの頭。
 こんな白骨死体、ケロべロス以外におらへんやろ。
 いや……おるか。
 例えば、キングギ●ラとか……あれ、ファンタジーやし、どちらかというとヒドラみたいなもんやしな。

 母のエプロンが小刻みに揺れている。
 白骨とはいえ、ケロベロスを見た恐怖からなのだろうか。
 それとも、危険なことをしでかした俺に対する怒りが、ふつふつと湧いてきたのだろうか。
 というのも先ほどから母の手がギュッと握りしめられて、プルプルと震えているのだ。
 この感じ……やばい……
 怒られる……
 きっと、怒られる……

 俺は頭を抱え、とっさに身構えた。

「よっしゃぁぁぁぁぁぁっぁ!」
 母は大声とともにガッツポーズをとった。

「これで、大金ゲットだぜ!」
 母は、そういうと一目散にケロべロスの骨を拾い出した。

 呆然とする、俺。
 何これ?
 いつものお母さんと違うんですが……
 俺のお母さん……こんなんだったけ?

 次の日の夜、母と俺の二人の食卓には久しぶりの肉が出た。
 それもなんと牛肉である。
 しかも、ステーキ!
 ヒレだよヒレ! ヒレステーキだよ!
 ところでヒレって何?
 牛にもヒレがあるんかいな?
 牛ってもしかして、魚類とか?
 牛肉など食べたことがない俺は、そんな疑問を浮かべながら、懸命に肉を切り分けていた。
 そういわれればこの時である。
 我が家にもナイフという食器があったことを知ったのは。

 テーブルの中心にはまだ手付かずのステーキが、これでもかと言わんばかり積み上げられて、その全体から湯気を立てていた。
 余りある肉。
 そのためテーブルの下でご飯を食べる5匹の仲間たちも、そのおすそ分けに十分浴することができた。
 しかし、こんな大量の肉、どうしたんだろ?

 いつもの二人の生活は、それは貧しい貧しいものである。
 食事などは、森でとれた木の実や芋を蒸したものが少々皿に乗る程度。
 しかも、母が仕事から帰ってからの食事が多い。
 そのため、日が暮れてからとることが常だった。
 暗くなった部屋では、テーブルの上に乗った皿がよく見えないのだ。
 というのもテーブルの上で皿を照らすランプの明かりすらケチらないといけない生活だったのだ。
 まさに爪に火をともす生活。
 いや、爪すらもったいない、鼻毛に火をともすような生活だった。
 それが、今、目の前のランプは煌々と光り輝いている。
 だが、今まで安い燃料を使っていたせいか、その明かりを包むガラスはススでくすんでいた。
 にもかかわらず、それでもまぶしいのだ!
 その赤き光に照らし出される食卓。
 明るい!
 めちゃくちゃ明るい!
 なんだか、人生そのものが明るくなったような気がした。
 俺はランプに照らし出された食卓テーブルの木目を優しくなでた。
 うちのテーブルって茶色だったのか!
 って、いつもこのテーブル、昼間見てますがな! テヘ!
 というか、今日のランプ、ものすごく燃えてますね!
 いつもに増して燃えとります。
 もう、ばんばん燃料使ってますがな!
 贅沢ぅぅ!

 第15話 今日から俺はマッケンテンナ(2) より

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