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新規事業を成功させるたった1つの問い

新規事業の企画を行う人に常につきまとう不安の一つが、
この事業は本当にニーズがあるのだろうか、計画通りに売れるのだろうか
ということではないでしょうか。

私はマーケティング職でキャリアをスタートさせてから、
現在新規サービスの企画を担当しています。
企画に異動直後は、毎日のように上記の不安を抱えていました
しかし、上司から事業の成功のキーとなる問いを教えてもらってから、
自信をもって業務を進められるようになりました

本記事ではこのたった1つの問いをご紹介します。

さっそく結論になります、
この問とは「この事業はどんな課題を解決しているか」です。

なんだ、
よく聞くニーズのことかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
これはニーズとはやや異なります。
課題とは何らかの対象に不満を抱えていることであり、
サービスを利用する強い動機
になります。

具体例を挙げまます。
・Dropbox
  課題:
 使用しているUSBメモリが壊れるのが不安
 解決策:
 オンラインのストレージサービスを提供
・焼肉ライク
 課題:
 焼肉屋は家族や友達と行く雰囲気があり、行きたいけど1人で入りにくい
 解決策:
 1人1台の専用ロースターを設置し、1人でも気軽には入れるお店を展開

上記は1例ですが、世の中の成功している事業はどれも明確な課題を解決しています。ぜひサービスを思い浮かべて考えてみてください。
サービス立ち上げ時に担当者が課題を設定していない場合であっても、成功しているサービスは結果的に顧客の何らかの課題を解決しています。

課題起点の対をなすのが、アイディア起点シーズ起点です。
アイディア起点の発想は、企画初期のブレスト段階では思考を広げるためにも必要です。しかし、並行して課題起点で考えないと、顧客の抱える課題から遠のいてしまいます。
シーズとは企業がすでに保有している技術や強みです
こちらも圧倒的な強みがある場合を除いて、アイディア起点同様にうまいくいかないことが多いでしょう。

誰の課題を解決しているのかという視点も重要です。
ターゲットが変わると提供する価値が異なるからです。
ターゲットの設定はなるべく細かく行うと、
サービスの機能がより具体的になり洗練されていきます。

いかがでしょうか。
みなさんも新規事業を進める中で不安になるときにぜひ自分に問いてみてください。

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