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『オーディション』の話

今日も起きれました。
昨日よりは呼吸も落ち着いた今日。
朝起きたらポケモンスリープが配信されていて、何か損した気分になりました。これから毎日寝るんだからいいじゃんとも思いますけどね。

さて、今日はわりと頭がすっきりしていたので、ラジオの編集を午前中に済ませた後、映画を見ることにしました。
皆さんが『君たちはどう生きるか』を見てる最中、私は村上龍さん原作、三池崇史監督の『オーディション』を見ていました。
ずっと見たかった映画のひとつです。

私はホラー映画というか、非日常的でありながら、どこか共感してしまう映画がすきです。
少し前だと『ミッドサマー』だったり『冷たい熱帯魚』だったり『NOPE』だったり。まぁもしかしたらありえんくないかなのラインですね。
民俗学的にはそんな風習はあるかもしれないし、心理学的にはそんな狂い方をしてしまうかもしれないし(元ネタあるしね)、宇宙はまだまだ解明されていないから、そんなやべーのがある日攻めてくるかもしれない……。
『非日常ではあるけどありえんくない』
これが大事なんだろうと思います。

さて『オーディション』。
あらすじとしては『妻に先立たれたビデオ制作会社社長の主人公が、再婚相手を探すために映画制作という名のオーディションを開き、一人の女性と出会い恋に落ちるが』的な感じです。

まず再婚相手をオーディションするって何?って感じなんですけど、正直このインパクトが強すぎて見ることにしました。

一言で言うと人怖系です。
時々いきなり鳴る音にビビり、体を切られるのを見ていると何故か体がむず痒いというよりもむず痛くなってくる。
グロテスクなシーンが駄目ではないけれど、どきどきはしてしまうよね。
ネタバレしすぎずにいうと、この映画が言いたかったことって『人が歩んできた人生で負った傷は簡単には消せないよね』ということなんだろうと思います。変われないよ。簡単に越えられないよ。
トラウマを簡単に消せたら苦労しないよ。

後はヒロイン役のしいなえいひさんがとにかく美しいというか妖しいというか、とにかく目で追ってしまう妖艶さがあるんですよね。
終わった後にInstagramを拝見したら美しすぎてたまげてしまった。

私は怖いというよりもいろいろ複雑な気持ちで見ていました、
可哀想、みたいな気持ちかな。可哀想って言葉、あんまり言いたくないのだけど可哀想。でもようやく見れて満足しました。
私は映像を見ながら騒いでしまうので、家でゆっくり見るくらいでちょうどいいんですよね(流石に映画館では黙っています)。

原作、機会があったら読んでみようと思います。そのくらい面白かったです。Amazonprimeで観れるので気になる方はどうぞ。でも犬が可哀想なので、動物が痛い目に遭う系駄目な人にはおすすめしません……。

今度は何をみよう。

それではおやすみなさい

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