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文字の早期教育ってだめなの?


自分は元小学校教員だけれど幼児教育には全く詳しくない。

初任者研修で保育園研修はあったけれど、免許をとるのに幼児教育に関する教養はそこまで必修ではなかったはず…。(忘れてるだけかも😂)


なので息子が0歳のとき

「そこまで気にせずやる」
「悩んだ時に調べたり、考えたりする」

というスタンスの上で、なんとなく幼児教育に関する本を読んでみた頃があった。




調べてみると、今は本当に色んな教育法、考え方がある。

モンテッソーリ教育とかシュタイナー教育とか

今思いつかないけど他にもたくさん。

モンテッソーリ教育は将棋士の藤井聡太さんがそのような幼稚園に通っていたことでも有名になりましたよね。


〇〇教育という名前がなくても、SNS等で「これをしたらよくない!」「怒らない育児のポイント」みたいな記事もよく見かける。


私はそういう本を読んだり、記事を見かけたりするといつも

「そんな理由があるんだ!知らなかった!」「最近自分テキトーすぎたかな…」という反省もありつつも

「ん?これはどうなの?そう決めていいの?」みたいな疑う気持ちも正直出てくる。




■例えば「ひらがなを早いうちに教えるのはよくない!」という考え方。

絵本の読み聞かせていても、文字が読めるようになるとどうしても文字を追ってしまう。

小さいうちはそれよりも、絵から想像を膨らませたり、物語の中にどっぷり浸買ったりする方が大事だ、などの理由があるらしい。(これは一例で他にも様々な理由があると思う。)

これを知ったとき「確かに。絵から推測したり、音から吸収したりするのも大事なことだよな」と思った。

でもそれと同時に「よくない!だめ!ってこともないと思う」と感じた。


そりゃあ小さいうちから、子どもが望まない押し付け、詰め込み教育みたいなのはいいとは思わない。遊べるときに遊べ〜!体を動かせ〜!派。

ひらがなを早くから無理やり教える必要はない、という意味なら理解できる。


でも「だめ!」とされてしまうと、逆にひらがなを吸収する機会を排除しようとする人も出てくるのではないかな、と思ったんですよね。



■息子は興味をもつのが早かった

息子は数字と一緒に、ひらがなも車のナンバープレートから覚えた。

特に私や夫が教えようとしたわけでもないし、絵本を読みながら文字を追っていたわけでもない。


ある日急にナンバープレートのひらがなの部分を指して「これは?」と発音を聞かれるところから始まったと思う。

そこからはさすが2歳児の吸収力という感じ。

単語をたどたどしく読むようになり、少しずつ文を読む感じが出てきている。


息子の文字への興味の早さには私も驚いたし、この時「文字の早期教育はよくない!」という考え方を思い出した。


もし「早くに文字を覚えたら想像力が乏しくなっちゃう!だめだ!」と思う人がいたら、知りたい欲で溢れている子どもにどう対応するのだろう?

教えないようにするのかな。環境を変えてしまうのかな。文字以外のコトに興味がいくよう仕向けちゃうのかな…。

でもそれってやっぱり違うと思っていて。



■興味をもった時が学びどき


前回の記事でも少し触れたが↓

子どもの年齢に関わらず、教えちゃいけない時期、教えちゃいけないことなんてないと思う。


よく自分の母が言っていた。

「この漢字はまだ習っていないから使っちゃだめ、なんておかしい」

「この漢字の読み方は今の学年では使わないから覚えなくていい、なんて変!」


学校側にも理由があるらしい。(事実、教員時代ほかの先生からこういう風に指導するように言われたこともある。クラス全員が読めない、習ってない漢字は子どもに書かせないように、と)


でも子どもがせっかく興味をもっているのに

覚えて、使おうとしているのに

その機会を奪う必要がどこにあるのだろう??


ひらがな、漢字などの文字もそうだし、その他全般において「興味をもったときが学びどきなんだ」と息子の子育てを通して私は実感しています。


だって吸収力半端ないもん!覚えようとして覚えてる感じじゃないもん!記憶力が衰える一方の私からしたら羨ましいくらい(笑)


だから子どもが興味をもったことにはとことん付き合いたいし、できる限り私も同じように学ぶ姿勢を忘れずにいたいと思っています。



■「だめ!」はそこまで気にしない


〇〇教育、などの考え方は参考になることもあるし、子どもの脳の発達の仕方などを知ることはマイナスではないと思う。


でも「これはしちゃだめ!」「〇〇は言わないようにしましょう」みたいな文言は視野を狭めてしまうし、その子に合った対応にならない可能性もある。(親自身を苦しめてしまうときも)


なので自分は、教育方針にそのまま乗っかるのではなく「自分が納得できる考え方、かつ自分の子どもに合ってそうなものだけ実践してみようかな〜」くらいの軽い気持ちで情報を読み取るようにしています。

その方が自分も楽だし、常に選択権は自分にあるので軸がぶれない気が。



「絵本」と「文字」に関する実際の息子のエピソードとしては

数字に興味をもっていた頃は、絵本を読んでいても端っこのページ番号ばかり見ていたときもあったし

ひらがなを吸収しているときは「だるまさんってどこに書いてるの?」と聞かれたこともあった。


でもずっとその調子なわけではない。


しばらくするとそのブームは終わるし、息子は絵本の世界を楽しんでいるように思う。絵本が好きだし、最近は1人で絵本タイムにふけるときもある。(読んでる文章は自己流なことが多くてそれが面白い😊)


だから、早くに興味をもって学んでも大丈夫だと私は感じているし

繰り返しになってしまうが、興味をもったゴールデンタイムをわざわざ見逃す必要は絶対にないと思う!



不思議なことに息子はカタカナには全然興味がない。

たま〜に聞かれるけど、覚える気がないみたい。だから私も教えてない。(あれだけトーマスが好きでカタカナばかりのトーマス図鑑を読んでいたのに不思議…笑)



もし「これはしちゃいけない!」という情報で悩んでいる人がいたら、こんな風に考えている人間もいるんだよ〜と発信したくて今回はこの記事を書いてみました。


「怒っちゃいけない!」とかね。ずっと怒ってたり、頭ごなしに怒るのはよくないと思うけど、でも全然怒っていいと思う笑

伝える、注意する、叱る、など以外にも感情的に怒るときがあっていいと私は思っています笑。人間だもの。


…脱線した!以上です!

最後までお読みいただきありがとうございました☺️


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