83.マイホームを購入しました!(その1)
実は僕たち夫婦、念願のマイホームを購入しました。パチパチ!!!
結婚して約1年半。
結婚生活が始まるや否やコロナが流行し、おうち時間を余儀なくされたわけですが、おかげで二人で人生の歩み(家や子供のこと)について話し合う時間が多くありました。
特に「家」については2年程前から話し合いを重ねてきました。
・場所はどこにするのか。
・そもそも予算はどれくらいなのか。
・マンションなのか一軒家なのか。
・新築なのか中古なのか。
・注文住宅なのか建売なのか。
・中古の場合、築浅物件にするのか、リノベーションありきで考えるのか。
・住宅ローンってどういうものなのか。
・固定金利、変動金利ってなんなのか。
当初は話し合うテーマの多さに頭を抱えました。
そもそも僕たち夫婦はまだ26歳です。
マイホームを購入したと言っても、お金があったわけではありません。
頭金0円で諸費用のみをなけなしの貯金で払い、夫婦ペアで35年ローンを組みました。
はっきり言って、かつかつです。
なぜそのような状態で家を買ったのか。またどのような経緯でどんな家を買ったのか。
皆さんの参考になるかはわからないですが、順にまとめていこうと思います。
なぜ家の購入を決意したのか。
そもそもあまり貯金のない状況で、なぜマイホームを購入したのか。
こちらは単純な理由です。
会社からの住宅補助がなくなったからです。
結婚し、会社の寮(借り上げマンション)を出た際に住宅補助がなくなり、家賃負担が全額となりました。
給料が高いわけではないので、ほとんど1人暮らし用の小さな1DKの部屋に2人で住み始めました。
東京23区内でしたが、家賃は8万1千円でした。
いろいろな考え方があるとは思いますが、この8万1千円がマイホーム購入にあたっての肝になりました。
1年間の家賃を単純計算しますと
8万1千円 × 12カ月 =972,000円
です。更新費用なんかを考慮するともう少し上がりますが、おおよそ100万円です。
自分たちの資産にもならないものに1年間で100万円も払っている。
このことが凄く勿体なく感じました。
極論を言ってしまえば、100万円をドブに捨てているように感じたのです。
気になって調べてみると、8万円とまでは言わなくても、月々の返済が10万円前後のローンでも
充分に魅力的なマイホームが買えることがわかりました。
また今の会社では全国転勤の可能性はあるものの、地方に行く可能性は極めて低く、概ね都内近郊で働き続けられることもわかっています。
調べれば調べるほど、こう思ってしまったのです。
「行動に移すのは今が最適なんじゃないか!」
僕たちはマイホーム購入に向けて、歩みを進めていくのでした。
予算の問題(住宅ローンの基礎)
マイホームの購入を試みたものの、僕たちには「家を買う」ということについて何の知識も持ち合わせていませんでした。
過去にクオカードを目当てに住宅展示場に行ったことがあるのですが、「高いね~」と顔を見合わせて笑い合った記憶しかなく、その当時提示された価格がいくらだったのかも、いまいち覚えていません。
SUUMOなどを見て、実際に住宅見学に行くと、不動産屋さんの方が、返済のシミュレーションなんかを提示してくれます。簡易的なものですが、なんとなく月々の返済イメージがわかります。
とはいえ、それだけでは30年35年のローンを無事返済できるのか、かなり不安でした。
そもそも僕の場合は「住宅ローンって何?」という状態だったので、基本的なことから勉強しました。
ある記事にわかりやすく、住宅ローンについての記載がありました。
(金利が云々とかいう小難しいものではなく、そもそも住宅ローンとは、という基礎的なわかりやすさです。)
「住宅ローンとは何か?」と問われたら、わたしは「毎月決まったお金を35年=420回銀行に払うことだよ」
と答えます。これが正確な定義でないことは百も承知ですが、これが住宅ローンを組む人にとってのリアルだからです。
1年12カ月×35年=420回。
言われてみると当然のことですが、支払いの果てしなさが増したように感じました。
ボーナス払いをすると1年2回×35年=70回
が足されてしまします。
僕自身かなり安定した企業に入社した自負はあったのですが、今回のコロナ禍のように予想だにしない事態は今後の35年でも起こりうることだと思います。
ボーナスが必ず支給されるもの、と断定してしまうのは少し怖いことだと個人的には思ってしまいました。
住宅ローンの最長期間は35年で、契約で決めた支払額を420回支払うことが債務者の義務です。
それが不可能になった場合は家を取り上げられます。わたしたち債務者は、返済を継続できなくなった場合に備えて、金融機関に対して第一順位の抵当権を設定しているからです。
そうならないために、住宅ローンを組むときには、1カ月に1回の約定返済額を余裕でクリアできるくらいの難易度にしておくことをお勧めしています。具体的なイメージは420回連続でやってもミスしないくらいの難易度です。
絶対に420回ミスなくできること。
いったいどんなものでしょうか。
学生の頃にサッカーをやっていましたが、基本と呼ばれるリフティングですら、420回連続は到底できません。
1メートル先のごみ箱に丸めたティッシュを捨てるとか、きっとそのレベルです。
それですら、420回連続でできるか、と言われれば、すぐに首を縦に振ることはできません。
「ぎりぎりこの値段だったら買えるかも、、!」
という値段の家は絶対にダメだな、と認識することができました。
僕らの場合は、家探しを始めた初期段階に、ある不動産会社からファイナンシャルプランナーさんを紹介して頂きました。
無料で資産計画についてのお話を聞いて頂き、住宅購入予算を固めることできました。
「無料で相談なんて怪しそう」と心配していたのですが、杞憂に終わりました。
うざったらしいセールスなんかは無く、ZOOMでの打ち合わせだったこともあり、あっさりしたお悩み相談会といった印象でした。
どこに家を買うのか。
どこに家を買うのが良いのか。
この問題に関しては本当に個人的なことだと思います。
僕らの場合は「勤務先と家の、ドアtoドアで1時間以内」と定めました。
在宅勤務も増えてきているとはいえ、まだまだ会社で仕事をする機会の方が多いです。
今後また状況が変わるかもしれませんが、通勤にストレスが出来るだけかからず、予算内に収まる場所という条件が必須でした。
予算で言えば、マンションにしろ、一軒家にしろ、23区内の家は到底購入できる値段感ではありませんでした。
都内であることにそこまでの拘りはなかったので、神奈川、千葉、埼玉など都内に通える関東地方に焦点を当てました。
あまり手広い地域で家を探しても、時間がかかるばかりなので、神奈川県、中でも横浜市に対象を絞りました。妻が通っていた大学が横浜にあったことが一つの要因となっております。
後は次回以降の記事で
さて、まだまだマイホーム購入の序盤の序盤ですが、かなり長くなってしまいそうなので何回かの記事に分けて掲載していこうと思います。
次回以降、「マンションvs一軒家」や「新築vs中古」、「変動金利?固定金利?」などなど
住宅購入に際して立ちはだかる壁に対して、どういう結論を出していったのかを書いていこうと思います。
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※僕たち夫婦は不動産や金融のプロではありません。付け焼刃の知識なので、書いている内容に間違いがある場合もございます。自分で書いておいて恐縮ですが、すべてを鵜呑みにしないで頂くと幸いでございます。
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