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【今度こそ、自社製品をPRしたい】 石川県、産地の22社。「徹底的な準備」でギフトショーに出展。

10月13日から15日まで東京ビッグサイトで開催される「東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2021」(ギフトショー)に、石川県ブースが参加します。
出展エリアは南4ホールの「LIFE×DESIGN」エリア。
参加する石川県内の企業は、九谷焼や輪島塗、山中漆器など石川県の伝統産業を中心に合計22社となります。

当社スーパーペンギンは、ブースデザインを担当すると共に、出展の成果を確実なものにするために、出展対策セミナー、個別相談、個別ディスプレイ指導などを事前に行い、また会期中は出展者各社の接客指導、商品ディスプレイの調整などアドバイスを行います。

1.出展中止となった前回のギフトショー

実は、石川県ブースは今年2月開催のギフトショーに参加する予定でした。
しかし、コロナの影響により直前に不参加を決定。
自社製品PRの機会を失った22社の県内企業(九谷焼・輪島塗など)は、この時準備していた新商品の発表の場、バイヤーと繋がる販路開拓の機会を失ってしまい、この半年間、PRの機会を持たないまま時が過ぎてきました。石川県に限らず、地方の産業の方々にとって、ギフトショーなどの展示会は、自社商品を全国の店舗に流通させる重要な商談の場となっています。その展示会に出展する機会が失われたということは、売り先を無くしたと同じであり、それぞれの事業に大きな影響を与えることになりました。
今回、依然コロナ禍ではありますが、対策を十分に行い「今度こそ」の想い強く、現在出展準備を行っています。

その石川県ブース。展示会ブースのデザイン・設計を手掛ける当社スーパーペンギンは、その石川県ブースの出展サポートを2019年から行っています。

2.「必ず成功させる」/徹底的なサポートを

スーパーペンギンでは、「今度こそ、自社製品をPRしたい」この想いに応えるべく、「空間デザイン会社」の枠を超えて徹底的なサポートしています。一般的な展示会業者は、ブースを建てるだけ。しかし、当社はブースデザインだけでなく、出展社への集客セミナー、そして1社1時間の個別面談・ディスプレイ指導を行っています。

〇今回行っている3つの出展対策

対策1.集客を徹底的に考えたブースデザインを検討
対策2.出展者全員に「出展対策セミナー」を2回開催
対策3.出展者に「個別相談会」及び「ディスプレイ指導」を実施
対策4.展示会会期中の接客指導・陳列調整等アドバイスの実施

対策1.集客を考えたブースデザインを検討

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ブースデザインとその集客力は、当社スーパーペンギンが最も得意とする分野です。来場者を内部に招き入れ、出展者の展示台を公平に並べることで、来場者である店舗バイヤーの方々に全ての出展者の展示台を満遍なく見ていただくように設計しています。この手法は、当社が2017年から2019年まで同じギフトショーで担当した中小機構の「NIPPON QUALITY」で行った手法で、出展者の「待機方法」を工夫することで、前年度と比較して数倍の商談実績を出し、出展者満足度も100%を記録したブース手法となります。この手法により、NIPPON QUALITYのブースは会場内でもひと際来場者が集まるブースとなりました。
今回の石川県ブースでは、この手法を踏襲し、出展者は展示台の前ではなく、ブース中央のカウンターで待機するように設定。セミナーで全員に「使い方」を伝えています。またブースの正面だけは石川県ブースであることの視認性を高めるために敢えて看板として計画。斜めにした形状は、来場者を心理的に入りやすくする工夫となっています。

今回のブースは、コロナ状況下であることに配慮した、ブース全体の高さを上げて空間を広く取るようにしています。また、ブース内の空気を滞留させないようにブース内各所に「サーキュレーター」を設置予定。あまりここまでするブースは現在の展示会では見られないのですが、当社のブースではこの手法を取り入れてます。会場内は天井が高い広い空間。空気の希釈をすることも有効な対策と考えています。もちろん、除菌スプレーなどの基本的な装備は整えています。会場の入口も主催者によって万全の体制を取られていますので、可能な限り出展者の皆さん、来場者の皆さんが安心できる環境を整えていきます。

【参考】以前全体監修を行った中小機構のNIPPON QUALITYブース

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対策2.出展者全員に「出展対策セミナー」を2回開催(7月)

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ギフトショー出展で確実に成功をする。そのために、事前の勉強会を2回開催しました。いずれも私の方で講師を担当しています。

1回目の対策セミナーでは、展示会におけるブース集客の考え方をお伝えしました。このセミナーでは当社が日頃展示会場で感じている経験をお伝えし、どんなブースが(来場者が)集まらないのか、どんなブースだと人が集まり成功するブースとなるのか。実際の事例を示しながら、具体的な手法についてお話ししています。その上で、今回のギフトショーにおける石川県ブースをどう考えて設計したのか、どう使ってほしいのか、今から何を準備すればいいのかをお話ししました。

2回目の対策セミナーでは、ターゲットをより正確に絞るために、東京都内ではどんな店舗があり、人気の店舗はどこなのかお伝えしました。出展者の皆さんにどんな店舗に商品を置きたいのか、それぞれの商品の特徴から、どんな店舗に商品を置くべきか、考えてもらうきっかけにするためです。ターゲットを明確にした上で、商品陳列の手法についてお伝えしました。商品陳列、というとVMDをイメージする方が多いと思うのですが、実は店舗での商品陳列と展示会ブースでの商品陳列は、微妙に考え方が異なります。店舗での商品陳列は一般消費者が「選んで購入する」のに対し、展示会ではバイヤーが「見極める」ことが目的なのです。そうすると、商品の並べ方が微妙に違うことがイメージできるでしょう。そんな展示会ブースでの商品陳列の方法についてお伝えいたしました。

対策3.出展者に「個別相談会」及び「ディスプレイ指導」を実施(8月)

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セミナーが終わってしばらくしてから、出展者の個別相談と商品陳列、つまりディスプレイ検討会を行いました。1社1時間程度。22社全社に対し、3日間を掛けて行います。会場(石川県産業創出支援機構)では、会議室に実際に会場で使用する展示台を施策し、設置。出展者は出展予定の商品を持参し、実際に並べてみます。それを当社の方で、添削します。その際、どんな店舗に商品を置きたいのか、何が特徴なのか、など出展者の想いをお聞きし、商品陳列の方針を固めていくのです。


対策4.展示会会期中の接客指導・陳列調整等アドバイスの実施

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最後に、会期です。
どんなに準備をしても会期が始まってから気が付くことは数多くあります。来場者の動線やその時の会場の気温、出展者の状況など。当社では会期中は会場に待機し、出展者の方々の接客方法が大丈夫か、ディスプレイの印象が大丈夫か、ブース内を見回ってチェックを行います。特に初日の午前中。この時間にどのくらい調整できるかで、最終的な結果が変わるのです。(上記画像はNIPPON QUALITYでの様子。

3.「出展者のモチベーションを上げる」ことも目的

単にブースを計画し、22社の出展者に対し、ここに商品を置いてください、というだけでは、成功の度合いが高くはない、と当社は常に考えています。「最強の結果」を出すためには、出展者の皆さんの「想い」に応えるためには、前述の4つの対策を行い、徹底的な対策を行うことが大事だと思うのです。そして、これらの対策でもっとも重要なことは、これら一連の事前準備を行うことで出展者の方のモチベーションが非常に高くなることです。実はこのことはかなり重要なことです。会期中の彼らの熱意・意欲をどう高めることができるか、それも当社が行うべきことだ、と考えています。

4.「確実な成功」を目指して

コロナの状況は実質的には前回の2月の時よりも悪くなっています。
しかも、地方の方々にとって「東京に行く」ということは、東京にいる我々が感じる以上に「深刻」なこと。
しかし、出展者の方々は、それでも「是非出展したい」と真剣にお話しされます。

当社は、2019年から石川県の出展サポートを行ってきました。2019年の出展では商談件数などを前年比約3倍に伸ばしました。それは、当社が展示ブースのデザインをするだけでなく、出展者全員に出展に成功するためのセミナーを行い、また1社1時間ずつ、個別相談とディスプレイ指導を行う、など単にデザイン会社の枠を超えてサポートを行うから。

今回も、22社に対し、セミナーと個別相談を行い、出展の準備を行っています。皆様、ぜひ石川県ブースへお越しください。

■ギフトショーについて

■【参考動画】(下記)前回ギフトショー(2021年2月)に当社が担当した「東京SMEブース」の様子をドキュメンタリーとして整えた動画です。


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