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お弁当写真で今も考えさせられること

以前、Twitterに設置していた「質問箱」に、私がInstagramに投稿している「子供のお弁当」や「夕ご飯」について、大変失礼な質問を投げられました。

答えずに無視するか、ブロックでもよかったのです。でも、はっきりと答えさせていただきました。

回答後、いろんな方から「大丈夫?」「答えなくてもよかったのに」と励ましや慰めの言葉をいただきました。

その後、すぐに鍵をかけたのですが、乗っ取りをされそうになり(2段階認証をしていたので、すぐにわかりました)、心が折れかけました。

でも、Instagramを通じて仲良くなった方が、「私もひどい目にあったの」と教えてくれて、私だけではなかったと気づかされました。

食やハンドメイド、服のコーディネイトというのは、どうやら人とは違うと嫌がらせを受けやすい対象らしく、特に食に関しては、「見栄え勝負」の世界があるらしいのです。

時々わっぱ弁当箱のプレゼントを実施してくれるところはあります。一度、娘にわっぱのお弁当箱を買おうかとも思いました。

売っているお店を見つけたので、娘と見に行って、実物を見てもらいました。

「学校のカバンに入りづらいし、重たくなりそうで困るからいらない」

ばっさり言われました。

娘の方があっさりしていて、「インスタ映えを狙ってたんでしょ。いらんいらん。インスタ映え弁当をしっかり食べるかどうかが問題でしょ?」と。

私のあまりにも質素なお弁当で、よく時間がないから冷食を使うお弁当なのに、パクパクと食べてくれて、食べ残しもなく、「美味しかった」という一言にこの3年間、とても救われました。

Instagramに載せたお弁当や食事は、確かに茶色系が多いし、見た目はまずそうだとは思います。でも、本来、昔から食べてきた日本人の食事って、茶色系ではなかったのかなとも思うのです。

でも、質問箱に入れられた質問は、一生懸命頑張って毎朝休まず作る私の心をズタズタに傷つけて行きました。

投函した人間は、「いえーい」と影で微笑んでいるのでしょう。それこそ、かわいそうだと思います。

人を傷つけることで、自分を優位にみせたり、傷ついてもうやらないだろうと思ったりしているのでしょう。それはいつか自分の元にブーメランとして戻ってくることは間違いありません。

今も、たまにInstagramでドキドキして、気分が悪くなることはあります。「冷食に頼らないお弁当」というキーワードを見るのもしんどい時はあります。

実際、娘からの意見を聞くと、「え?クラスの子のお弁当って、そんなに私のお弁当と変わらんよ。荷物重いし、休み時間短いから、手軽に食べられるものしかないで」とあっけらかんな意見でした。

中学生なので、お昼休みも忙しいし、共働きのご家庭も多いし、部活で朝早くからきている子もいるので、どのお母さんも大変なわけです。

あの質問箱を入れた人間を許すか許さないかといえば、もうどうでもいいです。それより「なぜあのような質問を入れたか」を知りたい、それだけです。

それなら、我が家でご飯を食べて欲しいと誘いたいぐらい。

お魚も新鮮で安いのが手に入るし、ごくごく普通の気取ってはいない家庭料理をぜひご馳走します。

にっこりブラック微笑みをしながら、お出ししますけれど、ぜひ普通の家庭料理の味を食べて、帰って欲しいと思いますね。

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