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パパ様、日本に来てくださってありがとう

昨日は、ローマ教皇フランシスコ様によって、東京では3つイベントが行われました。

どのメディアも「東京ドームでのミサ」に注目し、入り口前での物販販売や、ミサの入場時の様子と、教皇様(パパ様と信者は親しみを持って呼ぶので、パパ様で統一します)の説教の一部を紹介しました。

東京のミサは2時間半と長時間にわたるもので、長崎のミサとは違う賛美歌になり、多言語によるものでしたから、初見ではかなり大変でした。他宗教の偉い方もお招きを受けていて、映像でも確認できました。

パパ様が「人種・宗教を超えた世界の一致」をミサの中で、ほんのわずかの時間できたことは、よかったのではないかと思います。

残念なのは、メディアの報道でもSNSでも取り上げられたのが「物販販売」と「アイドル化」しているという批判、物販売上金の行先への批判、さらにパパ様への誹謗中傷がありました。

まだ、物販販売による収益は一部発表されていますが、正式発表ではないので、差し控えさせていただくとして、パパ様は長年訪問したいと望んでいた国だけに、その国に住む人々が悩みに寄り添い、命の危機をもある人達の立場にもっともっと寄り添いたいという願いがありました。

※YouTubeライブで配信され、一定期間は見ることができると思われますが、削除されるとリンク切れを起こす場合がありますことを、ご了承ください。

ミサの前に、2つパパ様によるメッセージが伝えられたイベントがあり、東日本大震災の被災者との集い、そして青年との集いに臨まれました。

一番、今の若者に見てさらに考えて欲しいと思う言葉が詰まっているのは「青年との集い」でした。

事前に、質問者3人とパパ様への質問、パパ様からのお答えは事前準備されていましたが、質問者3人の質問内容が今の病める日本をどうすればいいのかという質問でした。

パパ様にはお答えの原稿はありましたが、あまりにも深い悩み・苦しみに通訳者を通じて、その場で気が付いたことを日本語へ翻訳してもらい、答えとしました。

差別・偏見・いじめ。日本人が今悩み苦しんでいることの大きなところについて、お答えになられていました。

お答えの一節に「上から下にいる人を見ているのではなく、上にいる人が下の人をひっぱり助けてあげよう」とありました。苦しみ悩む人を見捨てるのではなく、誰かが助けあげて支え合う心の大切さを説かれています。

今の日本では、「誰かを助ける」ということが忘れ去られようとしていますが、日本の若者が今抱えている悩みが凝縮されていたので、パパ様もとっさに気づいたことをすぐにお答えの中に入れられたいたことは、よかったです。

私の娘には、この「若者との集い」の動画は見せてはいませんが、もしかすると、何か娘の中に、もやもやしたものがあって、この集いに参加できていれば、そして質問者として選ばれていれば、パパ様に質問をしたと思います。

実は、今朝、支度をしている時に些細なことで大喧嘩をして、むすっとして学校へいきました。最近、いろいろとこだわりや自己主張が出てきて、意見が合わない時はあります。

今日は、ある一言を言われて、出て行ってから一人泣いていました。それは私の母親としての至らなさや反省からくる涙でした。本当に母親として情けない。

こんな情けない母親だから、38年ぶりに来られたパパ様が来られた時は、その一言一言が救いの言葉でした。

今日は、上智大学を見学されて日本を離れます。短期間で多くの行事を行われたパパ様。次にお会いすることは難しいかもしれません。今回は直でお会いすることも叶いませんでした。

それでも、ネット配信という最新技術で、ミサにあずかることができたこと、集いの中でのことばを聞けたこと、全てが私には素晴らしいものでした。

誹謗中傷も聞いておられるはずでしょうし、私も誹謗中傷の言葉を見て、大変悲しくなりましたが、それでも笑顔で答えられたパパ様に感謝します。

ありがとうございました。



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