本は知的&素敵財産。其の6

大学を卒業してからの僕は、神保町の古本屋に通う事がなくなり、古本自体もパタっと買わなくなってしまいました。家の最寄駅にも古本屋はあったのですが、どうも買いに行く気にならなくて…。それにはちゃんとした理由がありました。

1つ目は大学を卒業し、神保町に定期的に行く機会がなくなった事。やはり、僕にとっては『わざわざ』的な場所ではなく、『ついでに』だったようです。2つ目は働くようになり、少しばかりの贅沢ですが、新刊・新書を買うようになったのです。本屋さんに行く度に新刊のコーナーを覗いては指を咥えて店を後にしたものでした。背に腹は変えられぬ…状態です。3つ目は2つの意味で嗅覚が衰えたからなんです。

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