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臨床心理士とのカウンセリングを受けてみて~自分と向き合い言いたいことを発信する大事さ~

こんにちは、gomaと申します。
数ある中からこの記事を選んでいただき、ありがとうございます。

ここでは、病気休暇取得後、臨床心理士の方のカウンセリングを受けた話やそこで気づいたことを綴っていきたいと思います。
同じように病気休暇でお休みしている方や、自分の言いたいことを言うことに対して恐怖心がある方の自分を向き合うきっかけや参考になれば幸いです。

病気休暇を取得することになった経緯や、それがきっかけでPOSIWILL CAREEAのキャリアデザインプランを受講したお話はこちらからどうぞ↓




自己紹介

【年齢】26歳、社会人5年目
【学歴】私立大学卒業
【仕事】新卒で理学療法士として病院で働く
【現在(2023/9月末)】病気休暇にて仕事休み中

こころの悩みを相談しよう

病気休暇中、POSIWILL CAREEAのキャリアデザインプランを受講し自己分析はしていましたが、仕事に対するもやもやなど臨床心理士から話を聞いてもらったらいいのではないか?と家族からアドバイスがありました。
わたしの住んでいる地域では、「こころの悩みを相談しよう」という、臨床心理士の方と60分間無料でカウンセリングを受けることができる事業を行っていました。
学校や仕事に行っているとき、張り紙などで似たようなものを見かけたことがあります。そのときは他人事のように思っていました。まさかわたしが利用することになるとは……当時のわたしでは想像もつかなかったことです。

話すことで何か得られるものがわかったり、更にもやもやが解消するきっかけになったりするかもしれない、と思い、カウンセリングの申し込みを行いました。

はじめに、保健師との事前面談

公式ホームページから、カウンセリングの申し込みを行いました。その際、カウンセリングは60分と時間制限があるため、事前に保健師の方が聞き取りを行い、スムーズにカウンセリングを行えるよう準備があると聞きました。

指定された日時、場所で事前面談は行われました。
今回カウンセリングで話したい、仕事に対してもやもやしている内容だけでなく、それに関する仕事の内容や、関係なさそうな家族構成や家族関係などについても詳しくお話をしました。
自分のことなのに、自分のことじゃないように、淡々と話していきました。しかしまだ気持ちを切り替えできていないこともあり、仕事の内容を話すときは少し泣きそうになってしまいました。

約60分程度聞き取りを行い、臨床心理士とのカウンセリングの日時を決めました。

臨床心理士とのカウンセリング

いよいよカウンセリング当日。こういう改まった場は慣れていないので緊張して向かいました。
臨床心理士の方とのカウンセリングが始まりましたが、活気のある方で、わたしの話をうんうんと頷きながら聞いてくださいました。そのおかげか緊張は和らいで、自分の話ができたように思います。

言いたいことが言えない、について考える

今回仕事で体調を崩した原因は、仕事量や自分の仕事に対して認めてもらえなかった感覚があったからだと思っています。
そして、そのとき仕事量が多いということを一番トップの上司には言うことはできませんでした。
元々言いたいことを言えない(周りに嫌われるのが怖い、どう思われるか気になってしまう)性格もあります。それだけでなく上司の圧も感じてわたしにとっては言うことはできない状況でした。
でもまったく言えない、という訳ではありません。友達や家族に相談するときなどラインやメールであれば、顔を見ないで済む、自分のペースで自分の言いたいことを考え整理できることから、しっかり言いたいことを伝えることができます。

この話を伝えると、
人と人は境界線があり、相手の気持ちは自分には侵すことはできない。だから相手がどう思おうとも自分の責任にはならない、ということ。自分は自分、相手は相手、と割り切ることが大事。相手がどう思うかな?どう言ったらいいかな?ってずっと頭でぐるぐる考え続けることはとっても疲れちゃうことだから。」

「後から考えてわかるなら、何か任されたときに『一旦考える時間をください』とか『資料見せてください』って考える時間があるといいかもしれないね。『はいわかりました』って受け入れてしまったとしても、後から考えて無理そうだな、と思ったら断ってもいいんだよ。『さっきは返事してしまいましたが、難しそうです』って言ってもいいんだよ。」

「職場の人との人間関係が良いなら、普段コミュニケーションを取るのは上手なんだと思う。威圧感ある人の前だと逆転してしまうんだね。」
と言ってもらえました。

言いたいことを言うことは悪いことではないんだ、難しそうと思ったらそう思うことを言っていいんだ、相手の気持ちを考えすぎなくて良いんだ、と思えて心のつかえがとれたような気持ちでした。そして、こんなわたし自身を認めてもらえたような気がして泣いてしまいました。

怒りの裏側の感情

今回仕事を休むにあたり、なんで自分はこんなに苦しまなきゃいけないんだ、と怒りの感情がありました。
心理学に当てはめて考えると、「怒りは外に向けて発した感情で、怒りの裏には、本当の感情が隠れている」そうです。
そのため、なぜ怒っているのか?その他の"恐れ、不安、悲しさ、寂しさ、くやしさ、絶望、自信のなさ、喪失感"から来ているものではないか?を考えてみることが大事だそうです。
確かに、今回の怒りの感情の裏には、これからどうしていけばいいのだ、という不安や悲しみの感情、頑張っていたのに認められない悔しさがあったと思います。
怒っているいないにかかわらず、自分がどう思っているか些細なことでも考えて向き合い(えっ?と思ったらなぜ思ったんだろう?みたいに)、言いたいことを言うことを心がけようと思いました。

不快な感情の処理の仕方

自然に発生する感情、特に不快な感情については、意識的に言葉によって感情を表出することが大事だそうです。
それが行えないと、無意識のうちに身体に症状が起きたり、精神症状(うつ状態など)が起きたりする可能性があるそうです。
わたしの場合は、不快な感情を自分で把握することができず、無意識のうちに溜めこんで、身体に症状が出てしまったパターンに当てはまります。
また、精神的に不安定な時は、理性と感情が分離して感情が優位に働き、理性的判断が困難になるそうです。そういったとき、パートナーや友達に話だけでも聞いてもらうことで、精神的に安定し、今後どうしていったらいいか?も落ち着いて考えられるようになってくるそうです。
確かにわたしは、話していく中で自己理解を深めていくことが多いため、とても納得しました。今後、嫌な感情が出てきても押さえつけずに、誰かに話を聞いてもらって、自分の感情を言語化していこう、と思いました。

適応障害とは

わたしは、病気休暇を取得するにあたって、病院から「適応障害」の診断書をもらい休んでいます。
そのことについて、
「適応障害は周りの環境も込みの障害。同じ環境に戻るんだったら同じことが起こるよね。環境が変えられるか聞いてみることが大事だね。」
と教えていただきました。
体調を崩したのはわたしのせいだけではない、と言ってもらえた気がしてとても心が軽くなりました。

仕事のことについては産業カウンセラーが詳しいとのことで、相談窓口を紹介していただきました。
JAICO 日本産業カウンセラー協会 相談会↓
全国各地の相談室で50分/回6600円(税込)にてカウンセリングを行っています。

JAICO 働く人の悩みホットライン↓
一人30分/日無料で電話にて、職場・暮らし・家族・将来設計など、働くうえでのさまざまな悩みを聞いてもらえます。

ポジウィルや他の色んな方に相談して、色んな意見を聞くことができ、それによって情報収集や自己分析も行えていたため、実際にまだ相談はしていませんでした。しかし、このような相談窓口もある、話す場所があるという、これからどうしたらいいかを知ることができる場所を、知ることができてよかったです。


まとめ

仕事のことは産業カウンセラーの方が詳しいとのことで、仕事に対してどうすればいいかの具体的アドバイスはもらえませんでしたが、自分がどのように立ち振る舞えばいいのかや、言いたいことを言ってもいいと知ることができ、心が少しスッキリしたような気がします。
自分以外の人から話を聞くことは、自分の考えを広げて気づきを得られる良い機会だとより思いました。
人と対峙するときや、普段から、この日の事を思い出して人とコミュニケーションを図っていこうと思います。

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