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目を瞑って安心していたい人は見ないほうがいい話

重い話なので気分を害されたらすみません

今回は戦争新型コロナに関する、日本国政府の対応について。実はこの2つには共通点があるよという話。とはいえ両者は時間的に80年近い隔たりがあるので、それをどう捉えるかは皆さん次第かな。僕は無関係ではないと思って見てるんだけど。

今回のポイントは
・人命<インフラ
・プロパガンダと陰謀論
・上2つは現代でも変わらない

この3つ

東京とロンドンを襲った大空襲
第二次世界大戦中、東京とロンドンという2つの都市が大きな空襲に見舞われている。それぞれの死者が東京で10万人、ロンドンで4万人とされているんだけど、これだけ差が出た理由についてマイキー氏は本来機能するべき避難場所が政府の指示により機能しなかったことだと指摘している。

一般的な話として、当時の東京は木造建築が主だったのだけど、ここに対して焼夷弾が用いられたため甚大な被害がもたらされたと言われている。数時間で10万人亡くなったという話もあり、東京大空襲がいかに大規模な作戦だったかは想像に難くない。

一方、イギリスのロンドンはドイツ空軍により連続57日間空襲を受け続けている。東京が数時間で10万人亡くなったとされているのに対し、57日間連続で空襲を受け続けたロンドンはどれほど被害を出したのだろうか。

確かにロンドンのほうが被害は大きそうだよね
へー

東京   ▶10万人
ロンドン ▶4万人

なぜこれだけの差が生じたのか?

東京の場合は木造建築に対して焼夷弾が用いられたため被害が拡大したとされているけど、動画ではもっと別の理由が指摘されている。

両都市とも緊急時は地下鉄に避難するよう言われていた

ロンドンも東京もシェルター(防空壕)を設置していて、緊急時はそこに避難するよう指示されていたのだけど、ロンドンでは貧困層などがシェルターに入りきれないので地下鉄に避難することになっていた。これは東京でも同じだったけど、東京大空襲の際は地下鉄を軍事インフラとして機能させ続けるために地下鉄から市民を追い出したという話がある。

物資と兵員の移送のために地下鉄の機能が優先された
当時の日本国内務省が制定している

いったんまとめると、東京とロンドンとでシェルターに避難民が収まりきらない場合、地下鉄に逃げ込むよう指示されていたけど、日本の場合はインフラを優先して地下鉄を封鎖してしまった結果、地上に人があふれて被害が拡大してしまったという指摘。


東京大空襲と新型コロナ

実はこれと似たようなことが新型コロナ感染症の対応でも起きている、とマイキー氏は指摘する。どういうことかというと、医療を地域インフラとして機能させ続けるために新型コロナを2類相当と分類し続けて、患者の受け入れを難しくしたということ。

これ、上の空襲に対する地下鉄締め出し対応と似てるかも……?

点と点を繋げて線にする思考
インフラを優先したという意味では似てるかも

医療の現場に詳しい方いたらコメントほしいです。

プロパガンダによるコントロール

話は東京大空襲に戻る。当時制定された防空法により、市民は空襲で家が燃えたら防空壕から出て火を消せという指示があった。それゆえ同調圧力的に行動して被害が拡大したという指摘がされている。また、空襲から逃げようとしたら死罪または無期懲役というのが戦時刑事特別法で定められていて、市民の行動が制限されていた。

これは、当時日本の置かれていた状況が経済的に苦しく、都市部の社会インフラを破壊されると困るので人名よりもインフラを優先したという理由があったとされている。これについては賛否両論あるというか、どちらにも正義があるので一方的に断罪することは難しい。

今の日本が置かれてる状況を考えてほしいんだけど、バブル崩壊以来経済が上向かず、若者が貧しいまま30年を経てしまっている。これを打開するには、どこかの層を犠牲にするしかないのでは?という議論がされているよね。具体的にどの層を犠牲にするべきか、ってことについては触れないけど。

で、同調圧力の話なんだけど、東京大空襲で市民に逃げることが許されてなかったのは、政府が軍の崩壊を恐れていて兵士にも市民にも敵前逃亡するくらいなら戦って死ねという圧力がかけられていたという事情がある。

それと当時のプロパガンダで、爆弾の火なんか大したことないから家の地下に防空壕を作ってそこに避難しておいて、家が燃えたら外に出て火を消せ!というのがあった(これは当時の週報第428号に記載されている)。これもインフラを優先させるために遠くへ逃げさせないために流したという説がある。

でも実際は焼夷弾で焼かれて、とても消火なんか追いつかなかったし、下に隠れてて家ごと潰されて生き埋めになったという話もある。このへんは上記の「逃げるくらいなら戦って死ね」というプロパガンダとも繋がるかも。

新型コロナをめぐる陰謀論

新型コロナに関しては、ナノマシンによる管理のためにワクチンを打とうとしているとか、それを目的として新型コロナを流行させてるんだとか、製薬会社の陰謀だとか、色々言われてるけど、結局のところ僕らは戦時中も正しい情報を取れなかったし、新型コロナについてもそうなのよね。僕は新型コロナの陰謀論についてはコメントを控えるけど。ただ、誤った情報を流布した結果、被害が拡大したり社会が混乱したり市民同士が疑い合ったりするようになったという点は一貫してるかもしれない。

皆さんどう見てます?

犠牲は必要なのか

これは考えてほしいんだけど、人名よりもインフラを優先する方針は必ずしも否定しきれるものではないかもしれない。途中でも述べてるけど国全体が豊かで余裕があれば、誰かを犠牲にすることなんて考えなくてもいい。でも、今の日本の状況を見たら、とてもそんな余裕はないし、今さら誰も犠牲にせず国を立て直すことは果たして可能なんだろうか。

もちろん理想を言うなら、犠牲なんか出さずにうまくいってほしいけどね。ただ、少なくとも僕らは今、それを考えざるをえない状況に置かれてるってことだけは意識してもいいんじゃないかなと。

まとめ

戦争や疫病、災害は置いといて、この厳しい時代をどうやって生き残ろうかってことを僕は真剣に考えてるよ。別の機会に話すかもしれないけど、僕がマイキー氏の下で学び続けてるのも、その手段の一つだ。思うんだけど、自分の得ている情報がプロパガンダだろうが洗脳だろうが、それが生き残るために必要なことなら、逆に利用してしまったほうがいいのかもしれない。メタ的な話になるけど、情報を精査するためにも情報を追い続けるしかないってのはある。

進む道が行き止まりでないことを願う。

余談だけど焼夷弾についてはぴよぴーよ速報の、この動画がわかりやすいかも。小学生でもわかるシリーズが面白いので、ものすごーくざっくりと把握するのにはいいと思う。


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