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スポーツ観戦のリアルと変化

ここ数年、スポーツ観戦における我々を取り巻く視聴環境は大きく変化した。

配信サービスやPPVのようなコンテンツの有料化など我々を取り巻くスポーツ観戦の視聴環境は物凄いスピードで変化し、多様化している。

SNSの発展とサブスクの到来で若者を中心にテレビ離れが加速し、スポーツのみならず音楽やドラマなど幅広いジャンルで視聴環境そのものが変化した。

私が好きなサッカーではその変化を如実に感じる。
そもそも、欧州サッカーと日本サッカーの人気差は顕著に表れている。
分かりやすい例を挙げると、昨年の7月にメッシやネイマール、エンバぺらを擁するパリ・サンジェルマンが日本ツアーを敢行した。

パリ・サンジェルマンがJリーグのチームと試合を行った今回のツアーでは、国立競技場で行われた川崎フロンターレ戦では6万4922人、埼玉スタジアムで行われた浦和レッズ戦では6万1175人、パナソニックスタジアム吹田で行われたガンバ大阪戦では3万8251人を記録した。
親善試合とは言えど、スターたちのプレーを目に焼き付けようと多くのサッカーファンが詰めかけた。

一方、この時期は日本代表がE-1選手権に参戦していた時期とちょうど重なっていた。
こちらは香港戦で4980人、中国戦は1万526人、韓国戦では1万4117人と代表戦にも関わらず、人気の差が顕著に表れ、実力者揃いのパリ・サンジェルマンの陰に隠れてしまった。

皮肉なことにパリ・サンジェルマンの日本ツアーのチケット代が高額であったものの、代表戦が閑古鳥の鳴く事態となってしまった。

放映権料のギャップ


特にクラブの収益源となる放映権料は莫大な差が生まれているのも事実だ。

https://www.footballista.jp/special/136567

世界中のサッカーファンが注目するプレミアリーグの放映権料は20億ユーロ(約2700億円)、2位にスペインのリーガ、3位にドイツのブンデスリーガと続いている。

JリーグはDAZNと2017年から12年総額2239億円の放映権契約を締結。
一年換算だと186億円ということになり、海外リーグとは大きく差をつけられている。

このままだと放映権料と巨大スポンサーの支援で潤沢な資金と豊富な人材を揃える欧州クラブとJリーグクラブの差は今後も開いていくだろう😅

とはいえ、「見逃し配信」や「マルチアングル機能」など画期的な新サービスや技術が浸透していくのは一視聴者としては楽しみではある。



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