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ときめきをエネルギーに変えて次のステップへ#写真を趣味から仕事へ

あたたかい日差しが差し込むガラス張りの会場。
みんながのびのびとしていて、ゆったりとした時間が流れていく。

.colonyが本当に存在する惑星だったら、こんな場所になるんだろうな。
あらゆるところに「ときめき」を仕込んであって、わくわくする。
そんなことを思いながら、カメラのシャッターを切った。

今日は、いつもはゆるりと活動している.colonyの住人さんがたくさん集まって「真面目に」写真を趣味から仕事にするための話をする日。

さあ、そろそろイベントが始まるよ。

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.colonyは「ときめく写真の作り方」がテーマのオンラインコミュニティ。
今期の.colonyが三ヶ月限定でスタートしたのが8月のこと。
それからあっという間に時間は過ぎ、早くも終わりが見えてきました。

いつもはゆるく活動しているけれど、せっかく写真を共通の目的として活動しているのだから「少し真面目に」写真の話をしよう、と企画されたのが、こちらのイベント。

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.colony × Photoli × GENICの「写真のはなし」 - 趣味から仕事へ。1歩前に進むために大切にしたいことを考える

どんな空気が流れていたのか、どんな会話があったのか、私がスタッフとして見たものや聞いたことを少しずつ紹介していきます。
会場に流れていたこちらのBGMを聴きながら、ゆっくりと楽しんでもらえたら幸いです。  

【イベント概要】
イベント名:.colony x Photoli x GENICの「写真のはなし」-趣味から仕事へ。1歩前に進むために大切にしたいこと
テーマ:GENIC・Photoli・.colonyが考える"写真で1歩前に出るために大切にしたいこと"の話
【登壇者】
・古性のち(nocchi_84)
オンラインコミュ二ティ.colony主催。
写真と文筆を仕事に、時々ときめき蒐集をしながら世界中を旅している。1年の半分は海外。
FUJIFILMさんの公式サイトでの連載や、ガイドブックの写真撮影、コラムに合わせた写真提供などが中心。

・横尾涼(ryopg8)
写真のコツとフォトスポットを紹介するwebマガジンPhotoliの代表・フォトグラファー。
写真の楽しさを広めたい人。マーケと写真が好きです!Photoli: https://photoli.jp/

・光山一樹(genic_web) ミツバチワークス代表、GENIC発行人
雑誌「GENIC」は、毎日をフォトジェニックに送りたい女性のためのヒントをたくさん詰め込んだ、カメラとトラベルのライフスタイルマガジンです。今流行の写真スタイルやおしゃれな旅先、使いやすい最先端のカメラなど、読むだけで日々をセンスアップできる雑誌を目指し、発刊しています。

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ときめく空間ができるのは、誰かが頑張っているから。

イベントが始まる1時間前。
会場には既に、イベントの準備をするスタッフの姿がありました。
ほとんどのスタッフは.colonyに所属している住人さん。
装飾チーム、サポートチーム、発信チームの3チームに分かれて準備を進めていきます。

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#ときめくチェキウォーク で住人さんが撮ったチェキを貼っているところ。

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葉っぱモチーフのフラッグ。本物の落ち葉が使われています。

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ハロウィンのときのカボチャ。ぐっと秋っぽさが出ますね。

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手作りの名札をチョキチョキ…。

BGMの調整をしたり動画配信の音声確認をしたり、準備は盛りだくさん。
あれこれ確認をしているうちに、あっという間に受付が始まりました。

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ほっとする笑顔で出迎えてくれた、受付を担当してくれた三人。
.colonyのロゴ入りフラッグが目印です。

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名前にチェックを入れながら、参加者にチェックを入れていきます。

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カメラを向けると、にこっと笑顔をつくってくれました。

参加者を迎えるころには、会場は「ときめき」であふれるあたたかい空間が出来上がっていました。
ゆったりしたBGM、可愛い装飾、参加者を暖かく迎えるスタッフたち。

会場内外の至るところで「かわいい~!」と笑顔になっている姿も見れました。
みんなを笑顔にすると空間が出来上がったのは、スタッフの頑張りのおかげですね。

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真面目なトークも、リラックスしながら。

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「みなさん、こんにちは!」

受付を終え、さっそくメインのトークイベントがスタート。
のちさんが話し始めてから、少し緊張していた空気がふわっと柔らかくなったように感じました。のちさんが持つまったりした雰囲気が、その場に安心感を与えてくれたのかもしれませんね。
登壇者の自己紹介の後は、オンラインコミュニティ.colonyの説明とPhotoli、GENICとの関係性などが紹介され、さっそくメインのトークへ移ります。

トークテーマは4つ。

①今「必要としている人」ってどんなひと?
②写真が仕事になる「きっかけの話」
③今注目している人
④今後大切になってくること

このテーマに沿って、「仕事を依頼する側」のFotoliの横尾さんとGENICの光山さん、「仕事を受ける側」のちさんがお話を進めていきます。
ここからは少しだけ、お話の内容を紹介しますね。

①今「必要としている人」ってどんなひと?

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喜びを感じるものや好きなものを持っている人
小さなことでも「好き」が伝わるのは重要なこと。のちさんに依頼したのも、もツイッターから旅やときめきが好きだということが感じられたから。(光山さん)

・自分のやっていることを言葉にできて説明できる人
綺麗な写真を撮っていても、どうしてそうしたのか説明できない人はたくさんいますよね。だから、自分の撮った写真について自分なりに消化して言葉にできるのは魅力だなと感じます(のちさん)

・(前提として)ビジョンに共感してくれる人
写真の撮り方やフォトスポットを広めることによって、技術や自分のやりたいことを自己表現する補佐をしたいと考えています。(横尾さん)

・自分より優れているところが1つ以上ある人
写真だけではなく、編集やマーケティングなどで僕にはできないことができる、というのは採用する基準になります。
僕ひとりだけだと偏りが出るので、多様な視点が欲しいです。(横尾さん)

・テキストコミュニケーションが上手い人
例えば誰かに指摘するとき、「この文章はこう直した方がいいですよ」と伝えるのと「この文章表現ってめちゃくちゃいいですね。でも、こうした方が良くなりませんか?」と伝えるのとではだいぶ印象が異なりますよね。会ったことがなくても、テキストコミュニケーションが気持ちがいいと仕事を頼みたくなります。(横尾さん)


②写真が仕事になる「きっかけの話」

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・依頼するきっかけ⇒会ったときの印象(Webの場合)
会ってすぐ仕事が決まることはなくて、1年以上かかったりします。どういうことができる人かを時間をかけて理解することになるからです。でも、一度会ったことで「この人はプリンが好きだ」という印象が何かしら残るので、会ったときの印象がきっかけとなることは多いです。(光山さん)

・依頼するきっかけ⇒TwitterやInstagramをフォローしていていたこと
「すごいな」と感じるフォトグラファーがいたら、「人少なめ、景色を多めの写真が上手い」などの特徴をつかんで、「こういう記事を書いてほしい」とお願いしています。安定して任せられるタイプの方なら、メディアの状況も踏まえてお願いしています。(横尾さん)

依頼されたきっかけ⇒自分で企画を作ってみたこと
「ないならつくろう」というスタンスで、自分でイベントを企画すると仕事に繋がることがあります。
その例がFUJIFILMユーザーを集めたフォトウォーク。「#FUJIFILM生誕祭」のハッシュタグを作ったら全国に広がり、FUJIFILMさんからメッセージがきて仕事を一緒にやるようになりました。(のちさん)


③今注目している人

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・山口祐加さん(@yucca88)
「自炊」をテーマに写真を投稿している方です。「天窓」の一周年記念パーティーで料理を出していて、素朴で美味しいと感じたのが出会いのきっかけでした。写真やテキスト、料理のレベルが突出しているわけではないのだけど、楽しんでいるのが伝わってきたんです。これからも、いろんな人に彼女の良さが伝わっていくのだろうなと思っています。 (光山さん)


・文月ふみさん
(@fumitsuki_fumi)
世界観が好きです。夕暮れから朝日が出るまでの写真が多くて、空が暗いときの青の出し方が本当に綺麗なんです。全体の写真の中でも同じテイストの写真が多くて統一感があるなと感じています。(横尾さん)


・静寂ゆとさん
(@shi_no_photo)
日々の好きをアレンジして提案してくれる投稿が多いです。例えば、紫陽花の写真だと紫陽花だけ、または女の人と紫陽花を一緒に撮っている写真が多いと思います。でも、静寂さんの場合は傘に乗せたり、小瓶に入れたりしたものを撮っているんです。これからは体験のデザインが必要になってくると感じているのですが、静寂さんはその先駆けだと思います。(のちさん)


④今後大切になってくること

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・「どう生きるのか」が大事
どう技術を向上させるかも大事だと思います。でも、私は「写真を撮る」は「ご飯を食べる」「服を着る」などの日々の動作の積み重ねの一部だと思っています。なので、”どう意識するか”という点で「どうご飯を食べるか」と「どう写真を撮るか」は同じことだと思っています。(光山さん)

・自分のことを知ること
自分のことを知ることは重要だと思います。僕であれば、「どうしてPhotoliをやっているのか?」「僕が代表であるべき理由は?」などをいつも考えています。こういった自分に対して質問する時間を定期的に持つことで、今後自分が進みたい方向性が見えてくると思います。(横尾さん)

・みんなで手を組むこと
価値観が近い人が一緒にいる場所は一人が頑張らなくてもいいと思っていています。一人の力は小さいけど、他の人がいるとできることもある。だから、やりたいことがあったらみんなで手を組むとよいと思います。(のちさん)

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1時間という時間はあっという間。「もっと聞きたい」と自然と思わされたのは、登壇者のお三方が真剣でありながらもリラックスする空気をつくってくれたから。

テーマについて真剣に話しながらも、登壇者どうしが共感しあいながら話していたり、打ち合わせでの小ネタを挟みながら話していたりするのを見て、肩の力を抜いていられたように思います。

どの話をするときも、ことばを丁寧に選んでお話をしていたのが印象的で、とても心地よく純粋に楽しみながらお話を聴くことができました。

トークの最後は集合写真で締めくくり。
(ポーズはmarinaちゃん考案の.colonyの手話なのです。)

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みんな、いい笑顔!

トーク内容について、もっと詳細に知りたい方は下記のレポートをぜひ読んでみてください!ほぼ全文書き起こしの素晴らしいレポートです。(ライター:鈴木しのさん)

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疲れも吹き飛ぶときめくおやつ。あたたかな雰囲気。

トークショーが終わったら、交流会も兼ねたおやつの時間です。

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見ただけできゅんとするときめくおやつ。
こちらを作ってくれたのは、サキさんです。
美味しくかわいいおやつをありがとうございました!

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「美味しそう~!」と言いながらもまずは写真を撮るひとたち。
さすが写真好きの集まるイベントですね。

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さつまいもやぶどうなどが乗った、秋を思わせるオープンフルーツサンド。

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Photoliのインスタグラムの縁どりをイメージしたアイシングクッキー。

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フルーツ盛りだくさんのフルーツティーと一緒にいただきます。
紙コップもイラスト入りでかわいい。

好きなおやつを手にしたら、自由に参加者どうしで話をする時間。

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.colonyの住人さんどうしの「久しぶり~!」と声を掛け合っていたり、これから開催されるイベントの話をしたり、「直接会うのは初めてですね!」とはにかみながら話していたり、「普段はどんな写真を撮っているんですか?」と質問しあったり。

住人さんどうしはもちろん、そこにいる方がみんな「写真」という共通の話題を持っていることで、話が盛り上がっていたようです。

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参加者視点の「#写真を趣味から仕事へ」

ここからは、参加者視点でどのようにイベントを楽しんでいたのか、ちょっとだけ覗いてみたいと思います。

みんなのツイートを見ると、同じものを見たはずなのに角度が違ったり、色合いが違ったりとそれぞれの色が出ているように感じますね。
誰かの視点を疑似体験できて新しい魅力に気づくことができるのは、写真の素敵なところだな、と改めて実感しました。

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「ときめき」を補充して、次のステップへ。

とっても楽しみにしていたこのイベント。

ときめく空間やおやつにわくわくした気持ちになれたのはもちろん、住人さんの持つ「ときめきをつくる力」や「ときめきを切り取る力」を目の当たりにして「次はこうしてみよう」とやる気がみなぎってきました。

メインとなるトークショーでの話は、写真だけでなく「仕事にしたい好きなこと」がある人ならば応用できる考え方だと感じました。
自分の好きを言語化して明確にするのも、一人で無理そうだったら誰かと協力するのも、前に進むためにとても大切なことですね。

あの日、この場にいた全ての方が「ときめき」をエネルギーに、これから進む道をゆっくりと歩いていければいいなと思います。

Writer:ありぺい
Photo:Naoto kimuraまよ森あんじゅありぺい

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