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農業を始めましたPART5 冬野菜

秋・冬野菜を収穫しています。ラディッシュに続き、白菜、キャベツ、レタス、大根や茎ブロッコリーです。残念ながらキャベツ、レタス、白菜の秋野菜の収穫には日本にいなかったので参加できませんでしたが、ラディッシュや大根は自分も畑から引っこ抜くことが出来ました。採れたては辛みもほどほど。サラダに入れてもみずみずしく美味しかったです。

1 大根

写真1 大根を引っこ抜いて満悦の筆者 大根て引っこ抜くときには ロシア民話の「大きなカブ」のように、犬や猫の手を借りないと抜けないのかなと思っていましたが 気が抜けるほど簡単に抜けました。意外と根っこが貼っていないんです。


さて、今収穫している冬野菜の種をいつ植えたかというと、まだまだ暑かった9月。今とは全然服装が違います。写真2は最後の三畝を耕して 畝の形に土を盛り上げたところです。

2 畝つくり


写真2 まだまだ暑かった8・9月に 秋・冬野菜の準備が始まります。なかなか農業は厳しいのです。無農薬で作物を作っている農場なので、当然ながら農薬が使えません。土の中にコガネムシの幼虫とかがいると作物の根が食べられてしまい野菜が収穫できなくなってしまします。深くそして、虫を逃がさないように耕作して種まきの準備をしないといけません。でもこの虫を探すのが大変。老眼では小さな虫を簡単に見逃してしまいます。実際、ブロッコリーの苗の育ちが悪いと思っていたら 畝の中に コガネムシの幼虫がいて どうもそいつがブロッコリーの根っこを食べていたようでした。にっくきコガネムシ!でも写真3のようなのが地面掘ってから出てきたらどうします?

3 コガネムシ


写真3 コガネムシの幼虫 畑の土をほじくるとこんなのが出てきちゃうんです。みんな素手でつかんで畑から放り出していますが こんなのを手でつかむ何てことができますか?私は、こういう幼虫系は苦手で、出てきたらキャーキャー騒いで、奥さんにお願いして退治してもらっています。ロシア人もカナダ人も怖くはありませんが、虫は怖い!

虫騒動がおさまった後は、待望の種まきです。夏野菜を蒔いたときに、発芽確率が悪く だいぶ遅れて種まきをしたため生育がいまいちだった経験があるので 農園の指導員のいうことを聞かず 少し多めに種を蒔いたら ポコポコと発芽。たくさん種を蒔いちゃったのがバレバレになってしまいました。

4苗の植え付け

写真4 苗の植え付け

画像5

写真5 発芽 チョコンと双葉が出てくると単純にうれしいです。


秋に入って、出張に出てしまったので キャベツ・レタス・白菜の生育は楽しむことができませんでした。農作業に復帰できたのはクリスマス前。私が収穫できるように残してくれていた大根を収穫した時の写真が冒頭のものです。
そろそろ、畑仕事にデビューしたのがそろそろ去年の今頃です。ほぼほぼ一年。春から秋にかけては畑仕事は暑かったし、やることが多くて大変でした。でも冬の今は 野菜たちの生育が遅く、時々見回って上げ、枯れた葉っぱを取り除いたり、天敵のコガネムシの幼虫やら、いろいろの土の中に潜んでいる幼虫を追い出すための寒おこしとか 時々作業があるけれども ほとんどが見守るだけです。

6 寒おこし

写真6 大根を抜いた後の区画を「寒おこし」しています。ほんの少し作業をしただけでしたが 1週間腰が痛くて… 農業はウェイトトレーニングにもなりますね!

冬の間は、作業が少ない分、「今日は霜柱が高くで周囲が真っ白」とか「バケツの氷が分厚くて割れないからシャベルを洗えない」とか 畑の周囲に残っている 自然の様子を観察できる絶好のチャンス。分厚いコートを着て、ポケットに手を入れて、前かがみに歩いていた2年前と比べると 見えている風景が違っています。
ちょっと大げさですけれど、農業をやると自然の中で生きているというように感じることができますね。

By  こばつね

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