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エピペンの保管温度として、どの程度の高温や低温が許容されるのか?|2024年4月23日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。

( 本記事は、メンバーシップ(スタンダード・アドバンス)の記事です。メンバーシップの概要は、こちらをご参照くださいm(_ _)m)


温暖化がすすむ時代に、アドレナリン自己注射器はどれくらい安定性があるかへの懸念があります。


■ アドレナリンは、アナフィラキシーの際に使われます。
■ たとえば食物アレルギーに対するアナフィラキシー反応時のために、アドレナリン自己注射器(エピペン)を携帯しておく必要があります。

■ しかし、エピペンの添付文書には、室温で保管と記載があります。すなわち、15〜30℃での保管ということです。


■ しかし、近年の温暖化で、特に夏の暑い時期に持ち運んで問題ないかという質問をうけることがあり、悩ましい場面にであうのが現状です。

■ では、極端な温度条件下で、アドレナリンの安定性はどのようになっているのでしょうか。
■ 2016年にシステマティックレビューが報告されています。


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noteでは、ブログでは書いていない「まとめ記事」が中心でしたが、最近は出典に基づかない気晴らしの文も書き散らかしています(^^; この記事よかった! ちょっとサポートしてやろう! という反応があると小躍りします😊