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第 47 回 日本救急医学会総会・学術集会

本日(10 月 2 日)より 3 日間の日程で、第 47 回 日本救急医学会総会・学術集会 が開催されています。勤務調整の都合で今年は本日のみの参加でしたが、備忘録をかねてまとめておきます。

人と会ったり、フロアでディスカッションになったりで、参加したセション自体は多くありませんが、気になったものを抜き出します。

http://www.congre.co.jp/jaam2019/

研究費獲得のコツ

学会発表程度の症例対照研究は見よう見まねでやっていましたが、本格的な研究はやったことがなかった私。学術的な活動は逃げてきたわけではありませんが、なかなかがっつり取り組めずの現状でしたが、今年から今更ながらの大学院生ということで、割と現実的に直面している問題でして、、、

大学院というのは授業料も払っているので研究するための予算はある程度支給される、というか、支払われると思っていたところがあって、研究費は+α大きいことをやりたい人が獲得していくもの、と思っていました。これは研究の全体像が全く見えていない人の発言だったなあ、と本日の一連のお話をお聞きしただけでも感じました。

研究のお金は誰も出してくれないみたいです。
そして、お金の獲得の為には「研究費」を獲得する必要があり、その最も大きなもののひとつが、文部科学省による科学研究費用助成事業(いわゆる「科研費」)だということがよくよくわかりました。

申請にはコツがある、と聞いてはいましたが、先輩諸氏のふんだんなノウハウを惜しみなく教えて頂きました。最近どこの学会に行っても、「研究しよう!」「論文を書こう!」みたいな論調でさまざまな教育講演が計画されていますが、一番俗っぽくて使える話でした。

科研費については↓をご参照ください。

水素の効用!?

ちまたで噂の水素水。なんて眉唾なんだ、、、と思っていたのですが、そんなこともないらしい。今日の話を聞いてとてもとても興味を持ったので、少し調べてみてまたお話しできるようにしますね。

ちょっとだけ頭出しすると、、、
● 水素水を飲んでも 30分ぐらいで呼気から出てきてしまう
  →「だからやっぱりきかないじゃん!」とおもいましたが、
     そうでもないらしい。
● 動物実験で、水素水をのませるとパーキンソン病が改善する?
● 蘇生後の低酸素生虚血性脳症のダメージを軽減?
● 気体としてすうときと、飲むのでは発現する効果が違う?

昨日までの私は全部信じていませんでしたが、ひとつひとつエビデンスが積み重なっていることに大変驚きました。しかも、あの「大門未知子」もつかっていたと??まぢか、と。

一方、水素風呂は効果がないそうで、、、おもしろそうですよね。

今日出てきていた論文のいくつかのリンクがありましたので張っておきます。

http://suisosui.org/?category_name=2-2%E3%80%80%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3%E7%97%85

注意すべき新興感染症・再興感染症の対応について

ラグビーワールドカップ盛り上がっていますよね、、、皆さんのfacebookを拝見していると、スタジアムの周りは外国人からのサポーターがあふれていて「さながら外国!」というコメントも目にします。
来年はオリンピックということで、国際大会目白押しですね。

で、よく考えてみれば、これって感染症持ち込みの機会がむちゃくちゃ増えてるんじゃね?という話になります。

麻しん/風しんは言うに及ばず、、、(1962(昭和37)年4月2日から1979(昭和54)年4月1日生まれの男性、クーポン使いましたか?)、流行地域から観戦に来る人々もキット多いはず。

これらを疑ったときの対応、考え方について大変実践的にお話しをいただきました。これだけでも数日話せそうなので、これはこれであらためてまとめるようにします。

小児科、小児集中治療室を中心に研修後、現在、救命救急センターに勤務しています。 全てのこども達が安心して暮らせる社会を作るべく、専門性と専門性の交差点で双方の価値を最大化していきます。 小児科専門医/救急科専門医/経営学修士(MBA)/日本DMAT隊員/災害時小児周産期リエゾン