音楽において歌詞は重要か
賛否両論を呼ぶこの話題。私は重要だとも重要でないとも断言できない。つまり中立派である。
今回は、そんな私の個人的な見解を語っていく。
意味・内容△ 語感・リズム○
「歌詞の意味や内容は重要か」と訊かれたらYESとは言い切れない。(NOとも言い切れない)なぜなら歌詞の意味や内容は分からなくてもメロディーや歌声にハマることがあるからだ。(特に洋楽)ただ、もちろん歌詞の意味や内容に深く共感することだってある。そういった意味でYESともNOとも言い切れないということである。聴く音楽によるといったところだろう。
しかし、「歌詞の持つ語感やリズムは重要か」と訊かれたら必ずYESと答えるだろう。なぜなら音楽と調和しない歌詞はもはや歌詞ではなく、詩だと思うからである。ただし、これはあくまで私の主観なので反論の余地は十分あるだろう。
作詞家・松本隆の見解
ぜひ下に紹介した記事を読んでみてほしい。
こんな大御所に反論するのは烏滸がましいと思うが、「曲先の音楽は日本独自の音楽にならない」という意見にはあまり賛同できない。詞先の音楽=日本独自の音楽なのはもちろん頷けるが、歌詞と同じくらいメロディーにだって日本の独自性は見出すことができるはずだと私は思う。
音楽家・甲本ヒロトの見解
ぜひ下に紹介した記事と動画を見てほしい。
これに関しては首の骨が折れるくらい頷ける。音楽性についてはほとんど触れられず、歌詞ばかり批評される曲とかあるので。
洋楽を聴くとき、日本人であれば歌詞より音を意識する人は多いと思う。私は邦楽を聴くときにもこのように歌詞より音を意識しようと実践してみるのだが、やはり日本人なので洋楽よりはどうしても歌詞に意識が集中してしまうのである。彼の云うように「音で全部聴く」ことは不可能ではないが、個人的には難しいと感じる。
音楽家・草野マサムネの見解
ぜひ下の記事を読んでみてほしい。
「まぁどう聴こうと自由ではあるんですよ。なので歌詞だけ文字で読んだりするのも全然ありで、これはもう聴き方はそれぞれ自由だということは強調したいですけどね」
本当にその通りだと思う。結局、歌詞が重要かそうでないかなど人それぞれである。いろんな聴き方があっていいとは思うが、作り手は出来れば歌詞より音を意識して作っていてほしいと思う。
皆さんはどうだろうか。
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