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relaxとdommune
昨日11月19日(木)、SHIBUYA PARCOリニューアル1周年を記念したdommuneの配信『雑誌「relax」と日本のストリートカルチャー』を見ました。
relaxが廃刊から復活を遂げたのが2000年の頭。僕が上京したのが99年10月で、熊本に戻ったのが2002年の終わりごろだったので、relaxの黄金期を東京で過ごしたことになります。もちろん当時relax for girls含め全て購入していました。
90年代に熊本にいるときも特集が面白いとちょこちょこ買ってはいたのですが、上京し「ああ、これは東京のタウン誌なんだ」と気づいてから自分の中での面白さが加速しました。
トークショーの中でも出てきたparcoギャラリーのKAWSやジェフ・マクフェトリッジの展覧会にも行ったし、ほかにもrelaxで紹介されていたいろいろなイベントにも足を運びました。
2001年ごろ友人がDJのtheやなぎはらさんを紹介してくれました。はじめて会った時にtheやなぎはらさんはrelax最新号を買ったばかりで、それをカバンから取り出して「今このあたりのカルチャーが一番面白いんだよね」と言って語りはじめました。それから仲良くなりレコード屋はじめいろいろなイベントに連れ出してくれました。
2月に新しい渋谷parcoを案内してくれたのもtheやなぎはらさんで(地下のCで記念撮影もしました)、その時もrelaxのことを思い出していたので、ちょうどよいタイミングでの復刊と配信でした。
まず元編集長の岡本仁さんがsupremeのマイク・ミルズがデザインしたキャップをかぶり、ジェフ・マクフェトリッジのバッジをつけていたのが泣けてきました。面白い話しが多かったけれど、中でも本屋で隣に並べてもらおうと思ってSTUDIO VOICEと同じ発売日に変えたことや、TOKIONがマクドナルド特集をやったのを見てrelaxはモスバーガー特集をした。というようなライバル誌についての話しはとても貴重でグッときました。
relaxチルドレンが集まって一冊だけ復刊された「2020年のリラックス。」は、トークショーに出演された副編集長の中島敏子さんが話されていたように、確かに闘魂伝承されていると思います。人生の終盤戦について語る小西康陽さんと岡本さんの対談は初老の僕にも響く内容でした。「雑誌「relax」と日本のストリートカルチャー」のあとにdommuneで配信された高木完、SKATE THING、小山田圭吾出演の『「渋谷PARCO」と日本のオルタナティヴ・カルチャー』でのトーク内容とも被る宇川直宏の4ページに渡る寄稿はキレッキレで必読でしょう。
2012年2月に、2000年代のリラックスで連載ももっていたミズモトアキラさんと一緒に、岡本仁さんの「ぼくの鹿児島案内」の発刊記念のイベントを熊本で組みました。空港まで迎えに行き、会場まで二人を乗せたのですが、その車中で、当時亡くなられたばかりの川勝正幸さんのお話しをしました。ミーハーな感想で恐縮ですが、自分の中のサブカルチャーやポップカルチャーへの愛が報われたような気がした時間でした。
あと、よく話してることなんですが、自分の妻のことをカミさんと呼ぶのも岡本仁さんのパクりです。余談ですが。
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