PEAK books(ピークブックス)

Passion, Evidence, Arts, Knowledge を届けたい。PEAK booksは、科学と医療をこよなく愛する編集者が生み出したブックレーベルです。■出版社公式サイト https://peak.yodosha.jp/

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マガジン

  • 人類は感染症とともに生きていく

    『人類は感染症とともに生きていく 〜 学校では教えてくれないパンデミックとワクチンの現代史』 ■ミーラ・センティリンガム/著、石黒千秋/翻訳 ■2020年12月18日(金)発行 ■CNNのジャーナリストであり公衆衛生の研究者でもある著者が、世界の感染症の実態を解説した入門書を緊急翻訳。

  • ワクチン・レース

    『ワクチン・レース 〜ウイルス感染症と戦った,科学者,政治家,そして犠牲者たち』 ■メレディス・ワッドマン/著、佐藤由樹子/翻訳 ■2020年10月22日発行 ■ヒトはウイルスを制圧できるのか、開発はライバルより先か。1962年6月の霧雨の朝、ひとりの若い科学者が仕事へ出かけていった―ワクチン、細胞老化、産学連携を結ぶヘイフリックだ。関係者の証言を元に60年代の熾烈な開発競争を描くノンフィクション。解説/岩田健太郎

  • すこし痛みますよ〜ジュニアドクターの赤裸々すぎる日記

    ■アダム・ケイ/著,佐藤由樹子/翻訳 ■2020年02月26日発行 ■週97時間労働。命を左右する決断の連続。それなのに、病院のパーキングメーターほどにも稼げない。ジュニアドクターの現実へようこそ。全世界170万部超,e-book売上史上最高(英国),読者絶賛の話題作

  • 撃ち落とされたエイズの巨星

    ■シーマ・ヤスミン/著,鴨志田恵/翻訳 ■2019年11月25日発行 ■HIVを地上から一掃したいーーMH17便撃墜事件で急逝したIAS元会長ユップ・ランゲ博士.死に至る病をコントロール可能な慢性疾患に変えた人類の叡智と,社会実装上の困難を,医師ユップの生涯とともに描く

最近の記事

京楽堂さんの消しゴムはんこが圧巻です。 『人類は感染症とともに生きていく 〜学校では教えてくれないパンデミックとワクチンの現代史』

こんにちは。PEAK books編集部の編集者Sです。 今回は、『人類は感染症とともに生きていく~学校では教えてくれないパンデミックとワクチンの現代史』の装幀についてお話しさせてください。 (本書の内容については、前回の記事へ) 本書のカバーには、感染症と切っても切れない関係をもつ蚊やダニ、そして新型コロナウイルスなどが載っています。 じつはこれ↑、イラストではなく“消しゴムはんこ”なのです。 消しゴムはんこ作家の京楽堂さんに本書の内容に合った図案をデザイン、作成いただ

    • 『人類は感染症とともに生きていく 〜学校では教えてくれないパンデミックとワクチンの現代史』 【編集後記】

      こんにちは。PEAK books編集部の編集者Sです。 2020年は世界中が新型コロナウイルスに翻弄された一年でした。12月上旬にイギリス、アメリカでワクチン接種が開始され、2021年こそは日常を取り戻せるのではと希望を感じる一方、感染状況は依然として厳しい局面が続いています。このような厳しい状況下でご尽力いただいている医療者の皆様、医療や社会を支えてくださっているエッセンシャルワーカーの皆様に心より感謝申し上げます。 こんな今だからこそ読んでいただきたい新刊をPEAK

      • ワクチン開発の気になることが、丸ごとわかる。全541ページ、年末年始に読みたいノンフィクション大作 『ワクチン・レース』

        イギリス、アメリカで新型コロナワクチンの供給、接種が開始されました。「日本はいつから?」と期待を抱くとともに、疑問や気がかりを持つ方もいるのではないでしょうか? 「ワクチン接種が始まれば、もう安心してよいのだろうか?」 「COVID-19のワクチンは、なぜ画期的といわれるのか?」 「一体どうやって、ワクチンは作られているのか?」etc. 今回ご紹介する本『ワクチン・レース』。非常にタイムリーなタイトルですが、じつを言うとは、新型コロナウイルス感染拡大後に、急きょ発行を決め

        • ドラマ放送まで待てない 『すこし痛みますよ』 賛否両論!?の話題作

          『ER緊急救命室』『グレイズ・アナトミー』など、医療系海外ドラマの人気作はさまざまありますが、また新たな名作が生まれそうです。 それは、元医師でコメディアンであり、喜劇作家でもあるアダム・ケイが書いた『This Is Going to Hurt』。全世界で170万部超売れているベストセラーで、現在人気俳優ベン・ウィショー主演のドラマ化が進められています。 この話題作『This Is Going to Hurt』の日本語版が、PEAK booksの『すこし痛みますよ〜ジュニアド

        マガジン

        • 人類は感染症とともに生きていく
          2本
        • ワクチン・レース
          3本
        • すこし痛みますよ〜ジュニアドクターの赤裸々すぎる日記
          2本
        • 撃ち落とされたエイズの巨星
          5本

        記事

          反響の声、ぞくぞく!『美食のサピエンス史』

          「パリパリ、サクサク、カリカリの起源はそれだったのか!…うむむでも一理ある…」など、各方面で話題を呼び重版がかかった『美食のサピエンス史』(ジョン・アレン/著、成広あき/翻訳)。 食事のスタイルが問われる昨今、「食べれれば、それでいいのか、否か?」という疑問を私たちに投げかけ、「“食べる”にはさまざまな人類史が組み込まれている」ことを気づかせてくれます。今回は、読者の方より寄せられたレビューや、SNSやネットに投稿された感想のリンクをまとめてご紹介します! 「いい意味で期待

          反響の声、ぞくぞく!『美食のサピエンス史』

          【編集後記】『BIRTH いのちの始まりを考える講義』が生まれたいきさつ

          こんにちは。はじめてnoteの記事を書かせていただきます、PEAK books編集部の早河と申します。 10月下旬に、レーベル第6弾となる『BIRTH いのちの始まりを考える講義』が発行となり、その編集を担当しました。 ゲノム編集、iPS細胞などのサイエンスから、倫理・当事者視点まで、“ヒトの誕生にまつわる物語”を2人の発生生物学者が語る内容です。 今回の記事では、なぜ本書を翻訳しようと思ったのか、編集の裏側を少しだけご紹介します。 私はかつて、薬学部に所属し、学部生の頃

          【編集後記】『BIRTH いのちの始まりを考える講義』が生まれたいきさつ

          (期間限定公開、終了しました)ワクチン開発に、なぜこんなにも時間がかかるのか? 『ワクチン・レース』 【試し読み】

          (11/4更新)「プロローグ」の期間限定公開は2020年11月3日をもって終了しました。 「…効果のあるワクチンを作るのはそう簡単ではない。」 これは、『ワクチン・レース』のプロローグに書かれている一文です。2020年の今を生きる私たちは、まさにこのフレーズを肌でリアルに感じています。 ノンフィクション『ワクチン・レース』は、ウイルスの研究が新時代を迎えた1960年代前半から始まります。 1962年6月の霧雨の降るある朝、34歳になったばかりの科学者レオナルド・ヘイフリッ

          (期間限定公開、終了しました)ワクチン開発に、なぜこんなにも時間がかかるのか? 『ワクチン・レース』 【試し読み】

          発売前に公開!『ワクチン・レース』 岩田健太郎先生の本書解説が【全文読めます!】

          ニュースで聞かない日はない「ワクチン」。開発にどのような努力が重ねられているか想像したことはありますか。担当は、本書を読むまで現実を知りませんでした。 『ワクチン・レース』は、ウイルス感染に対抗するワクチンが開発されるまでの事実を描いた骨太のノンフィクションです。1960年代、風疹(先天性風疹症候群)を一掃するワクチンが生まれるまでに、紆余曲折(と科学の躍進)がありました。本書ではそこにかかわった知られざる人々(科学者、政治家、犠牲者)に焦点を当てています。 全世界がCO

          発売前に公開!『ワクチン・レース』 岩田健太郎先生の本書解説が【全文読めます!】

          (終了しました)唐突な終止符を迎えた知られざる偉人〜『撃ち落とされたエイズの巨星』 第1章 終焉を【期間限定公開】

          (9/1更新)第1章 終焉の期間限定公開は2020年8月31日をもって終了しました。 ・ ・ ・ 下記より「オラニエ妃による序文」と「『撃ち落とされたエイズの巨星』が生まれたいきさつ」を試し読みいただけます。

          (終了しました)唐突な終止符を迎えた知られざる偉人〜『撃ち落とされたエイズの巨星』 第1章 終焉を【期間限定公開】

          いま読んでおきたい! 『すこし痛みますよ 〜ジュニアドクターの赤裸々すぎる日記』 訳者あとがきを特別公開(ドラマ化情報追加!)

          イギリスのNHSをご存知ですか?新型コロナウイルスに感染し、公務復帰したジョンソン英首相の発言でも話題になっているイギリスの「国民保健サービス」のことです。そのNHSのジュニアドクターによる日記が、PEAK booksレーベルの2冊目となる『すこし痛みますよ 〜ジュニアドクターの赤裸々すぎる日記』(『This Is Going to Hurt 』)。NHSとは?、イギリスのジュニアドクター制度とは?、日本の医療現場と異なる部分、重なる部分…。医療現場に多くの負担がかかっている

          いま読んでおきたい! 『すこし痛みますよ 〜ジュニアドクターの赤裸々すぎる日記』 訳者あとがきを特別公開(ドラマ化情報追加!)

          『医者よ、信念はいらないまず命を救え!』(中村哲医師/著)試し読み

          2019年12月4日に、アフガニスタンで凶弾に倒れた日本人医師の中村哲先生の著書『医者よ、信念はいらないまず命を救え!』を緊急復刊いたしました。 人々の命を救うという使命のため、医師という本業である医療活動だけでなく、その周辺に山積した課題解決に率先して取り組まれた中村哲先生のメッセージは、多くの方々に語り継いでいきたい内容です。 緊急復刊に伴い、本書の一部を公開いたします。 (『医者よ、信念はいらないまず命を救え!』中村哲/著 羊土社、2003年10月7日発行) 中村

          『医者よ、信念はいらないまず命を救え!』(中村哲医師/著)試し読み

          『撃ち落とされたエイズの巨星』が生まれたいきさつ(後編)【無料公開】

          『撃ち落とされたエイズの巨星』(2019年11月25日発行)の発行を記念して、本書の“この本が生まれたいきさつ”を公開します。著者のシーマ・ヤスミン氏がユップ・ランゲ博士の生涯を綴るにいたったいきさつとその想いが語られています。 ・ ・ ・(前編を読んでいない方は、まずはこちらの記事からご覧ください。) ・ ・ ・  マレーシア航空MH17便のユップのとなりの席には、ジャクリン・ファン・トンヘレンが座っていた。ユップの人生、恋愛、エイズとの闘い、そのすべてにおいて、彼の

          『撃ち落とされたエイズの巨星』が生まれたいきさつ(後編)【無料公開】

          『撃ち落とされたエイズの巨星』が生まれたいきさつ(前編)【無料公開】

          『撃ち落とされたエイズの巨星』(2019年11月25日発行)の発行を記念して、本書中の、“この本が生まれたいきさつ”を公開します。著者のシーマ・ヤスミン氏がユップ・ランゲ博士の生涯を綴るにいたったいきさつとその想いが語られています。 ・ ・ ・この本が生まれたいきさつ  ユップ・ランゲと初めて会ったのは、私が17歳で理想に燃えていたときだった。彼は背が高く、見るからに立派な人という感じだった。ロンドンのある会議場で、ノートを手に演台から離れ、白髪まじりの短い髪をさっとなでた

          『撃ち落とされたエイズの巨星』が生まれたいきさつ(前編)【無料公開】

          12月1日

          12月1日。この日はなんの日か知っていますか? ①映画の日  「アナ雪2」見に行こう! ②デジタル放送の日  地デジ放送から13年経つのか....。アナログ放送には戻れないなぁ。 ③手帳の日  あ、来年の手帳まだ買ったなかった。早く買わないと。 すべて12月1日の記念日ではありますが、いずれも日本だけのできごと。 全世界共通の記念日として、 「世界エイズデー」 が定められています。 世界各国はもちろん、日本全国でもいろいろな啓発活動が開かれます。 例えば以下のとおり

          『撃ち落とされたエイズの巨星』の序文を試し読み【無料公開】

          ウイルス感染症の1つAIDSに立ち向かった、知られざる偉人、ユップ・ランゲ博士。死刑宣告に等しかったHIV感染を大きく変えていった科学者1人と言われています。 国際エイズ学会元会長、ファーマアクセス財団理事長など、ユップの肩書はたくさんありますが、そのなかにはオランダにある、貧困関連感染症センターを前身とするアムステルダム・インスティチュート・フォー・グローバルヘルス・アンド・デベロップメント(AIGHD)という研究機関の科学最高責任者も含まれます。その名誉所長にして、故オラ

          『撃ち落とされたエイズの巨星』の序文を試し読み【無料公開】