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加害者にならない為に

23日にスターダム所属の女子プロレスラー木村花(23)さんが亡くなられた。

フジテレビとNetflix共同で制作している「テラスハウス」に木村花さんは出演しており、SNS上に番組での言動に対する誹謗中傷が亡くなられた原因ではないかと多くの方が推測する記事が横行している。

女子プロレスラーである木村花さんは、プロレスの中でヒールを務めており、悪役を演じる立場でのイメージ戦略もあったのではないかと推測する。

この話を取り上げるべきか、取り上げないべきか悩んだ数日であるが、ネットを介して発信する立場として、受け手の方々に知っておいてもらいたい事を述べたいと思う。

我が家でも話題に上ったのであるが、

旦那曰く、「台本だって言えば良かったのに。」の感想に対し、

アジフライと息子福山は「そんなことできないだろう。」と声をそろえた。

いくらリアリティーショーと謳っていたって、編集で作為的にあおる行為はいなめない。あくまでもショーであり面白く作り上げる事が必須である。

あおられた側の人達に言いたい。

すぐに発信するのではなく、ネットを閉じよう。

「死ね!!」などという短絡的な言葉を相手に投げかけてしまったアカウントの人達はアカウントを急いで消去しているらしいが、ログは残っており一度ネット上に書いてしまった事は取り消せないのである。

タイムリーで心無い多くのツイートを見ていた人が、今回の件でツイッターを退いた人もいる。

亡くなった花さんは亡くなる前にSNSで誹謗中傷している相手に、いいねを押している。

ネットは、一個人の意見を発信することが出来るようになった革新的なものである。発信することによって双方向に意見の交換が出来るコミュニティであるから、自分と異なる意見での気づきを得られる機会でもあるのだ。

しかしながら、相手の人格を否定するものではない。

相手の考えに対して、自分の意見を述べる場である必要がある。

そして、表面だけではなく、その続きを観察して本質を見極めなければいけないのである。

ロム専であるブログの読者達にも多くの背景があると思われる。

ブログ内容に共感して明日への活力にする人、自分では経験できない世界を覗き見して楽しむ人、大変な思いをして生きている人を応援することによって優越感にひたる人。等。

永年ネットの中にいると、いろいろな意見を見かけるのであるが、平均的な感覚を持ち合わせる人がほとんどである。だから、自分の意見に自信を持って誹謗中傷を行っている人が後をたたないのである。

空気が悪くなる発言をひかえよと唱える人もいるけれど、空気が悪くなるからという理由で意見を述べられない社会じゃだめである。

しかし、作為的なものに騙されてはいけない。

それを見極めるために、ネットから離れる勇気をもち、自分の身を守る事によって加害者とならないように。

これからも楽しむ道具としてネットを利用して行こうではないか。


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