父とのお別れエピソード2
同行した施設の看護師の話は、こうでした。
夜、ホールでくつろいでいるところ、父親がトイレに行きたいと言ったので、介助してトイレにいったそうです。
トイレを終えてホールの席に着いた時に、父親は急変したそうです。
父親は別室に連れて行かれ、脈がない状態だったそうです。
AED装置を付けたけれども、AEDが必要ない心肺停止状態と判断されたそうです。
そして、看護師は、心臓マッサージを行なったそうです。
そして、口に、酸素を送るもので、救命措置を行い救急車を呼んだそうです。
延命処置を行わないはずだったに、延命処置を行っていただいても回復する事なく心肺停止の状態で救急車で病院に搬送されたという話でした。
話が終わるか終わらないうちに、警察官が部屋に戻ってきました。
現在、警察官による検査を行なっているそうで、お待ちくださいという話でした。
施設で亡くなっているので、事件性も考えて、警察の調査が入っている状況でした。
待ち時間に、葬儀場の一報を入れておこうと、スマホを見たら、圏外だったので、建物から出て、葬儀場の名刺の携帯に電話をしたのですが、もう0時を回っており、電話も繋がりませんでした。
そこに、警察官が現れて、まだ、葬儀場の連絡は待ってくださいと言われました。
そのまま部屋に戻り、警察官から説明がなされました。
施設で死亡した場合、警察が介入して、調査をしなければいけないのですが、調査を行うと、父親を引き取るのは、だいぶ日数が掛かることになるそうで、ご家族の意思で調査を行わない答えをいただいたら、その答えを捜査本部に持ち帰って、結論を出すことになるとの話でした。
その話を聞いて、旦那と息子福山といとこの顔を見合わせて、捜査は必要無いことを伝えました。
捜査本部の答えで捜査を行わない決定を行われても、後日、捜査を行うこともあり得ることを伝えられ、捜査本部の結果待ちとなりました。
結果、捜査は行わないことが決定し、父親と面会を許されたのです。
父親は、苦しんだ様子もなく、安らかな顔をしていました。
でも、この続きがまだあったのです。
死亡診断をその病院で行わず、明日、施設で、施設長であるドクターが死亡診断書を書くことになったのです。
警察官立会の元、葬儀屋に電話をして、病院に迎えにきてもらい、明日、施設に搬送してもらうように話をし、詳細を警察官の方が葬儀屋に説明をしてくださり、
その話を施設に連絡すると、施設の方が、父親を迎えに病院に向かっていると、話が食い違い始めたのです。
施設からの迎えが病院についた知らせを聞いて、死亡診断に立ち合いは必要か質問すると、必要ないと言われ、その旨を葬儀屋に連絡すると、死亡診断書に間違いがあっては2度手間になるので、立ち会ってくださいと言われ、明日の朝、8時に施設での死亡診断に立ち会うことになったのです。
その1時間後葬儀社が病院に到着し、父親を見送り、旦那と息子福山をタクシーで自宅に帰るためにお金を出そうと思ったら、実家で雑魚寝をする事になり、従兄弟に車で送ってもらい、実家に着いたのは、夜中の2時半でした。
いただいたサポートで美味しいものを食べて、次のnoteに活かします。