もう、嫌と振り切って、夜道を歩く
昨日は、息子福山の就活用のスーツを探しに、店舗を訪れました。
大学の入学のスーツを購入した店舗です。
新幹線の乗り入れをしている大きな駅で、若い頃、通っていた馴染みの駅なのですが、近年、開発されまして、スマホを頼りに、店舗に向かい、目の前に店舗が見えているのに、たどり着く道が無くって、駅前にある交番に戻りお巡りさんに、道を尋ねるぐらい、駅周辺は、変貌していました。
店舗に入り、女性店員に導かれるまま、商品を羽織り、息子福山がフィッティングルームに入っている間に、値札を見たら、2パンツで、5万円でした。
えっ?
よくDMのハガキに載っているのは、9点セットで、29800円とかじゃなかったけ?と記憶を辿る。
スーツの生地を触るが、5万の価値は、感じられなかった。
息子福山は、スポーツをしているわけではないが、今流行りの若者体型ではないので、胸がはだけてしまう。一つ上のジャケットを羽織ると、裾が長く、ポケットも異常に下の位置になってしまうのだ。
じゃあと、ワンランク下の、1パンツの3万円のスーツを着るが、どうもポリエステルの素材が多いせいか、背中が美しくない。生地もペラペラだし。
プラス11000円でのセット価格があるものの、セット分の価格が、スーツの価格に上乗せされているんじゃないと疑うぐらいに、価値のない素材のスーツであった。
同じ店舗で購入した、大学入学時に購入したスーツの素材とえらい違いだ。
帰りにユニクロに寄ったのであるが、ユニクロのスーツは、スーツじゃない。
ユニクロのスーツならば、自分でも縫える代物である。
メンズのスーツは、細かい工程が売り物の、緻密な縫製が取り柄だからである。
とりあえず、駅に戻り、息子福山がお腹が空いたと言うので、丸亀でうどんをいただいた。なにしろ、新幹線が乗り入れしている駅ビルに入っている飲食店は、観光地価格で高いから、予算のない本日は、安上がりの丸亀は嬉しい。
丸亀を出て、駅ビルを探索しようと言うことになって、ロフトについた頃、息子福山が体調不良を訴えたのだ。
あんなに病院に行けと言うのに、息子福山は、病院に行かずに、当たり散らすから、腹が立った。
心配させないでよ。
もういい加減にして。
これ以上苦しめないでよと、無口になり、逃げるように夜道を歩き、帰宅した。
本日は、土曜日。
夕方、風呂タブにお湯を張った。
お風呂から出て、息子福山に声をかけた。
息子福山も続いて、湯船に浸かる。
突き放したり、手繰り寄せたり、
今は、落ち着いているが、昨夜の閉塞感に自分の心の狭さ、弱さを感じた。
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