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朗報。認知症の親の口座凍結が

ある記事を読んで驚いたことがあります。

認知症が金融機関にばれてしまうと、口座が凍結してしまうという事実。

生活費であっても、出金が出来なくて、困ってしまったという人達の声でした。

口座凍結とか、こわっ。

その記事にあったのは、親が認知症になって施設に入れようとしたら、金融機関に認知症という事が伝わっており、口座が凍結されてしまい、親本人の口座から施設費を出金出来なくて困ったという事でした。

それが、本日、日経をチェックしていたら、どうやら金融機関の取り扱いが変わる様です。

日経に登録してないので全文は読めませんでしたが、高齢化社会が進む中、認知機能が低下した顧客の対応の指針やルールを見直す動きが出てきたようです。

現行は、金融機関に認知症と知られた場合、出金・契約変更が出来なくなり、年金などの振込だけは継続するそうです。

凍結して引き出せない口座に、年金が振り込まれ続けられるのです。

引き落としに関しては、金融機関によって違いがあるので確認が必須です。

10月19日の日経の見出しは、

認知症、家族の出金容易に全銀協が来春までに指針 使途や戸籍抄本で確認
高齢化が進む中、認知機能が低下した顧客に金融機関がどう対応すべきかの指針やルール作りが進んできた。銀行では家族が本人に代わり預金を引き出す「代理出金」がしやすくなるよう、全国銀行協会が指針をまとめる。証券会社でも高齢者対応の専門職を置く動きがある。70歳以上が保有する金融資産は全体の4割に達する見通しで、業界をあげて対策をとる。
全銀協は2021年春までに、

とありました。

アジフライの経験から、郵貯では親の定期預金を代理で解約して出金するには、委任状が必要です。

でも、委任状が無くても通帳と印鑑さえあれば可能な方法を知っていますが、悪用されると困るので、ここに書くことは控えます。

現行では、法定成年後見人の選任申し立てをすればいいのですが、日にちがかかるので、大金を立て替える時は大変な負担ですよね。

だから、金融機関が認知症の顧客の口座管理の指針やルールを見直してくれる事は、本当に高齢の親を持つ身からは、朗報なのです。

よく死亡した本人の口座凍結は耳にしていましたが、まさか認知症で口座凍結するなんて、初耳の方もいらっしゃったんじゃないですか?

うちの父親はおかげさまで、忘れっぽくなってしまいましたが、どうにか自分で生活費を管理して生活をしていてくれるので、現在は大丈夫ですが、認知症で口座凍結の記事を読んで、結構、背筋が凍る思いでした。


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