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息子福山の正念場

現在、息子福山は、大学3年生である。

2留の大学3年生である。

このまま無事、社会人になれたとしても、同期は、2歳下である。

それは、かわらない事実である。

だから、社会人になった時に、息子福山は、試されると思っている。

息子福山は、打たれ弱い。

2歳年上なんだからと、上司になじられないだろうか?と。

そんな心配を今からしている心配性な母親なのである。

そんな意識も持たずに、息子福山は社会人になるような気がする。

いまさら、2留をどうにかすることは出来ない。

普通ではない事をどう受け入れていけるのか、ただ、ただ、不安しかないのである。

上の娘が小学1年生に入学した時、担任は、ベテランの男性教師であった。

最初に言われたのは、

ふでばこは、シンプルな皆と同じものを持たせてくださいという話であった。

目立つことを良しとは、考えていない様であった。

それにどんな意味があるんだと当時は思ったが、今は、その意味が分かる。

社会人1年生の時に、自分だけ2歳年上だったら、2歳年上らしさを求められるのではないかと考える。

2歳年上だから、2年分の豊富な経験を持ち合わせているのであればよいのだけれど、息子福山の場合、そうともいえないからである。

そんな事が求められる事なんて、息子福山は考える性格でもない。

普通に、社会人1年生になってしまうのだろう。

今から、プレッシャーをかけてもしかたないだろうとも思う。

我が家は、姉弟の2人の子供がいるが、歳が離れているので、2人とも一人っ子のような育ち方である。

だからか、息子福山は、のんびりした性格である。

男子の大勢の仲間の中で、しっぽりする感じの性格である。

リーダーシップなんて、無縁であるので、社会人1年生になった時に、歳が2歳上だからと、まとめ役なんかを仰せつかったところで、できるはずもないだろう。

だから、息子福山は、社会人1年生が、息子福山の正念場だと思っている。

でも、思うんだよね。

2歳上だからと言っても、社会人1年生なんだから、1年生なりに苦労するしかないんだろうなと。

うちの旦那とは、歳が離れた夫婦である。

でも、結婚した1年目の時は、大変苦労した。

歳が離れていても結婚したのは、初めてなんだから、2人とも新人なんだよね。

それがわかっているんだけれど、はたから見ると、歳も離れているし、いつもにこにこしていて優しそうと、どれだけ周りから言われた事か。

本当に打たれ弱い息子福山が、普通じゃない自分をどう受け入れるのか。

そんな事を考えた台風が過ぎ去った日。


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