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エヴァンゲリオンから息子の反抗期を考える

エヴァンゲリオンの最新作の劇場版の感想を書いていないので、今日は吐き出そうと思う。

映画を見た時、自分に置き換えて、登場人物をなぞっていったので、もう大人である自分の立場から見た風景は、大人の立場からの感想しかなかった。

25年という歳月をかけて、完結したエヴァンゲリオンを常に追いかけていた人にはたまらない結末だったのでは無いでしょうか?

25年前、または、映画版の「序」に出会った時に、多感な中学生だった方々は、主人公のシンジと重ね合わせ、シンクロしたことでしょう。

映画版を見て、今日まで感想を寝かせてきた結果、主人公のシンジと息子福山の反抗期が重なりました。

息子福山の反抗期は、まさに中学2年生でした。

息子福山は、中学に入学して、一番きつい部活であるテニス部に入部しました。

それと同時に、友人たちと共に、トップ校に合格できると評判の進学塾にも入りました。

部活にも、塾にも明け暮れる中学生活が始まりました。

息子福山が自分で振り返ると、小学生時代は、吹きこぼれた感覚だったといいます。

しかしながら、小学生時代に学習塾に通うことがなかったので、家庭での学習習慣がありませんでした。

進学塾では、トップ校を目指している秀才などもおりまして、その当時、息子福山は、PCに例えて、優秀な子と自分の差を良く表現していました。

朝、家を出て、授業を受け、部活で体力を使い果たし、塾で揉まれていました。

進学塾は、成績順で席順が決まっていたので、息子福山は、自分の立ち位置を常々感じている状態でした。

その塾で出会ったのが、カリスマ的国語教師でした。

塾内では、不出来な息子福山にはっぱかけようと、その国語教師が語りかけます。

その国語教師は、優秀な成績で高校に進学したけれど、悔しい思いをしたようで、説得力ある話の数々だったようでした。

息子福山は、その国語教師に影響を受けましたし、国語教師の言葉で、やる気を見せるような様子を見ていました。

母親の私にも、その国語教師は厳しく指導をしてきていました。

塾内では、不出来な息子福山でしたので、今となってはその国語教師が何を思って行ったのかわかりませんが、理不尽な仕打ちをしてきていました。

笑顔で、まさにサラリーマンが上司のご機嫌を取るように、その理不尽な行為に耐えていたのですが、中2の夏休みに、爆発したのです。

その国語教師が、エヴァンゲリオンのゲンドウ(シンジの父親)と重なりました。

息子福山は、反抗期時代の自分を振り返って、「魔物がついていたんだ。」とのたまいます。

食器棚の扉のガラスをグーパンで突き破って、頭を叩かれた中2の夏休みの息子福山の姿が懐かしい。


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