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「はじき」は、正しい知識?

すみません、今日は、急遽、Photoshopで「はじき」の画像を作ったので、殺風景で。拾い画だと、著作権(笑)に引っかかると思いまして、背景に色を入れたかったのですが、早くnoteを更新したくって、あきらめました。

もっと、Photoshopを自由に動かせるように勉強したいです。

さて、本日、Twitterで、鈴木貫太郎さんが、こんなつぶやきをしたのです。

「はじき」「みはじ」「くもわ」撲滅運動のトップランナーの芳沢教授の記事。私の経験上「はじき」の図を書いてる生徒で数学できた人いませんでした。中3生120人に「時速akmでb分間に歩いた距離は何m」の問いに100人以上がabと答えてました。多くが理科の先生に習った「はじき」の図を書いていました。
鈴木貫太郎さんTwitterより

鈴木貫太郎さんは、YouTubeで活躍している数学の先生です。

ヨビノリさんとのコラボで、鈴木貫太郎さんの事は知っておりました。

1966年2月生まれ。勉強は高校受験で燃え尽きて高校時代は完全に落ちこぼれ。数学は0点連発、成績は学年ビリ(456位/456人)。2浪して早稲田大学社会科学部に入学する。在学中に始めた算数・数学の塾講師のアルバイトから正社員になり大学は中退。講師時代は過去問を徹底研究。2017年からYouTubeにて数学解説動画の投稿を始める。「なぜそうなるのか」を徹底して考えさせる解説動画には絶大な支持があり、授業形式の動画1本で100万回再生を日本で一番早く達成。数学好きはもちろん、数学が苦手な人、親子揃っての視聴者も少なくなく、根強いファンが多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
『中学生の知識で数学脳を鍛える』

さて、この「はじき」のつぶやきに関して、「はじきは、速さ×時間=距離を端的に図式しているだけで、この問題のように単位を無視して、abと答える学生がおかしいだけで、別問題であると思う。公文出身だからじゃなくて、単に数学のセンスが無い学生さんなんだなという認識で良いのでは?」

と思ったのです。

この意見に対して、鈴木貫太郎さんは、このような返信をくださいました。

私は公式丸暗記を完全否定しているわけではなく、公式丸暗記を推奨する先生の多くが定義を疎かに(又は完全無視)する傾向があるのが問題だと思っています。そんな先生に教われば生徒も定義を無視するから、速さの定義,単位時間あたりに進む距離の「単位時間」の単位が何なのかに意識が向かない。
鈴木貫太郎さんTwitterより

その返信に対して、「私は、公文出身ではありませんが、小学校の段階で、単位に気をつけて解くよう、しつこく指導を受けた記憶があります。 その指導が、現在無いということでしょうか? 指導しているけど、理解をしていない学生が多いという事でしょうか?」と返信をしたのですが、どうも話がちくはぐで食い違っている事に気が付き調べました。

この「はじき」は、公文式の教えではなく、「公式」と呼ばれており、公文式の教えではなかったのです。

「公文で教えているのか勘違いしてました。 小学校では、速さを6年生で習うのですね。 公式は、学習指導要領にも載っていないので、 教科書には載っていないのに、小学校で習うみたいですね。 教える時に、単位を気をつける様に広めなければ。」と自分の間違いを詫びたわけでありますが。

この話を息子福山に聞いてみたんです。

理系男子は、ふうん。でした。

「はじき」の図は、誰が言い出したのかわかりませんが、生み出した人の手を離れて、教える先生方がその意図を汲み取れなくて、生徒に指導を行っているから、勘違いして覚えている生徒が多いのではないかと思いました。

私はこの問題で思ったのですが、他の教科も共通していえる事は、同じ授業を聞いたからと、全員が完ぺきに理解できることは無いという事です。

一番良いのは、どんな問題に対しても小学校の間に、「単位はそろえて計算しましょう。」と口を酸っぱくして子供たちに教えるのが良いと思いますが、理解が出来ない子には、大学生になってからでも、間違いに気が付いた時に、学ばせるしかないんじゃないですかね。

学ぶには、遅いという事が無いし、知りたいと思った時が学ぶ時期だと。

「はじき」は、とっても印象に残る覚え方です。

「撲滅」などと言わないで、「はじき」の取り扱いを覚えて、正しく導く事を広める方法を考えた方がメリットがあるような気がします。

生徒の理解力の無さを「はじき」のせいにしているのが、私はおかしいと思います。

道具は使いようです。

便利なものは、正しい使い方をしてこそ生きてくるんだと思います。

子供たちの印象に残る「はじき」だからこそ、「はじき」を扱う先生たちの腕のみせどころではないでしょうか?

追記、大手運送会社でのパート採用のテストで、2次方程式の問題が出ました。
もちろん解けて採用されました。
数学も時給を稼ぐのに、役に立ちますよ。


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