もう、私が無理
実家に入ってから、夜は、不安薬のお世話になっている。
昨晩、もう限界に達した。
もう、無理、明日、私は、2階で倒れて発見されるのではないかというぐらい、精神的にも肉体的にもズタズタの状態だった。
誰かに助けを求めたい。
家に帰りたい。
旦那に迎えに来てもらいたい。
父親は、まだ、完璧な状態ではないのだけれど、自分がもうダメなのである。
旦那に電話をかけた。
出たのは、息子福山であった。
心のうちを吐露した。
もう、これ以上無理だと。
結論として、ケアマネージャーに助けを求めるしかないとなった。
明日、助けを求める。
もう、一人じゃ無理と。
朝、一階から父親の生活音が聞こえる。
朝の5時頃だっただろうか?
雨戸を開けて、朝日を取り込む。
7時半のアラームで一階に降りて、父親と朝食を囲む。
昼はチャーハンを作った。
冷凍の餃子と焼売と、ヘルパーさんが作った野菜炒めの残りを添えて。
2時ごろ、食材を買いに、買い物に出かける。
スタバでお茶をしようと思ったが、スタバは混んでいる。
街中を歩いていたら、懐かしい店を見つけた。
中学生の時に、ホットチョコレートを飲んだ、ミスドである。
店内は、空いていた。
スタバのフラペチーノの口になっていたので、ドリンク選びは難航した。そして、オレンジジュースを頼む。
オレンジジュースを飲みながら、開放感に浸る。
しかし、店内の冷房が強すぎて、早々と店を出て、買い物に向かう。
日頃、自分の食事は、常備菜で済ませるので、食事毎に調理することは無いが、調理する毎日も負担である。
スーパーでは、カートに身を委ねる。
持病の後遺症で、買い物かごの重さで、体がすぐにつかれて、集中して商品選びができないからである。
今晩のおかずは、唐揚げと決めていた。
付け合わせにサラダ。
明日のお昼は、ぶりを焼こう。
付け合わせは、ほうれん草のお浸し、
明後日のお昼は、肉を焼こう。
付け合わせは、ブロッコリー。
カートを走らせ、お惣菜売り場、鮮魚売り場、肉売り場、野菜売り場を行ったり来たり往復する。
今晩は、南瓜煮も。
父親に水分補給をさせては、何度も何度も、ベットに倒れ込み、夕飯となった。
夕飯を食しながら、父親は、のたまう。
「結局、今回の騒動は、どういったことだったのか」と。
本人は、至って呑気である。
明日、ケアマネージャーに電話をして助けを求める予定である。
父親は、500mlの点滴で命拾いをしたが、まだ本調子ではない。
すぐにでも実家を後にしたい。
家で、引きこもりたい。
今晩もまた、不安薬を服用した。
この不安薬は、依存性が高いく、服用するのも不安であるが、今は、まだ、実家から離れられず、今晩も2階のベットで眠りにつく。
誰か、誰か、私をすぐにでも救い出してほしい。
そう願いながら、今晩も薬の力によって、眠りにつくのであろう。
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