紫陽花巡り/2021年6月 明月院
あっという間に7月に突入してしまった。
訪れたのは6月だったのに。
一年も半分が過ぎたことに驚く。今年もまた、コロナの話題が終わりそうにない。
というネガティブな話題はさておいて。
毎年、訪れたいと思いながらも行ったことはなかった、通称“紫陽花寺”と呼ばれる北鎌倉にある明月院。
鎌倉は、ちょっとした小旅行と呼んでいいくらいには遠いので、なかなか思い立って行ってみようという場所ではなく、はや数年が経ってしまっていた。
今回、早起きしてでも行こうと決めたのはコロナのせいでどこにも行けない鬱憤が溜まりに溜まって爆発寸前だったからだと思っている。
行くのは当然ひとりで。
思えば、鎌倉にひとりで行くのは初めてだ、と行きの電車のなかでぼんやり思う。
周りを見れば、だれかと一緒に笑い合っている人たちのほうが多くて少しさみしい気分。とはいえ、一眼レフを持っているときはひとりのほうが動きやすい。
この日の天気は快晴。
8月かってほどの陽の強さ。すれ違う人が、もう少し曇りがちじゃないと色が出ないと言っていたのを聞いて、心のなかで大いに頷く。
紫陽花にはやっぱり雨がよく似合う。
撮影はしづらいけど。
そして、ある程度覚悟はしていたけど、予想している以上に大混雑。
コロナでこれなら、平常時の人出はどれほどなのか。考えるだけでもぞっとする。
人がいないように見せかけるために、タイミングを伺う。
戻ってくる人もかなりいたから、おそらく通常よりも早く開門していたんだろう。
これが噂の明月院ブルー。
たしかに青がとても綺麗。一面青で爽やか。
が、やっぱり陽射しが強烈で白飛びする。
なにより暑い。
人すごい。
明月院恐るべし。
これはまだ入り口。
平日にも関わらず、人がごった返していたのは、土日を閉門していたせいもあるかもしれない。結果、平日に密を生み出していたら変わらない気もするが。
明月院ブルーというくらいだから、青い紫陽花のみかと思いきや、結構色とりどりの紫陽花も咲いていた。
縁取り紫陽花は可憐な感じでかわいい。
日向と影の差が大きく、どうしても暗めに写ってしまう。
人がひっきりなしに通るから、ゆっくり撮影する暇はない。もう少しアングルや構図を考えたかった。
額紫陽花。
青とピンクのコラボレーション。こんな色合いは初めて見たと思う。
ラベンダー色の紫陽花。
淡い紫色が素敵で、額も八重になっていて好き。
水色の空に白の紫陽花。
白飛びしないギリギリで。もう少し陽に透ける感じで撮りたかった。
白い紫陽花は緑に映える。
この辺りは自動で散水されていて、紫陽花に水がかかっている。
紫陽花と水は相性がいい。綺麗に玉ボケしてくれた。欲を言えば、もう少し望遠がほしい。
青に癒される。
日陰の中の白の紫陽花。
縁はレースのようにひらひらとしている。緑の中に溶け込んで、白の額がほんのり緑色に色づいている。
露出を明るめに振って撮影。
もっと儚く淡い感じで撮りたかった。もっとうまく撮れるように練習しよう。
これ以上下がると人が写ってしまうギリギリのライン。
こんな中で三脚を立てている人がいたけど、邪魔では…。
こちらは濃い赤紫。
青い紫陽花が固まっているエリアと、色とりどりなところとあって面白い。紫陽花がない季節も来てみたい。
わたしの大好きなカシワバアジサイ。
出立ちがかっこよくて、凛としている姿がいい。
鏡に映ったかのように撮れた一枚。
陰影がはっきりし過ぎているかもしれないけど、お気に入り。
水飲み場と紫陽花。
触らなかったけど、飲料水かな?
木に囲まれているから、望遠で撮ると後ろの緑の色が綺麗に入ってくれる。
いろいろな人の紫陽花の写真を見ると、どれも素敵な構図の写真ばかり。
わたしは引きの写真がとくにまだ苦手で、構図がいまいち決まらない。写真を撮る場所にもよるだろうけれど、すごいな。
ウサギ(の置物)がお花を抱えている。
これはべつの場所で似たような子を見かけたのだけど、それはまた今度。
ここは本殿のそばにあって、横に通路のような場所がある。
どうやら別料金で奥に入れるらしいと知ったわたしは、来たついでにとそちらへ。
長くなるので、本堂後庭園の写真はまた次回(いつか)。
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