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突然の電話で驚くが話を聞いて微笑む

本日は、娘の作業風景を見学させて頂きました。

デジタルで、絵を描くってどういうものなんだろう。

息子福山が、お絵かきソフトで、アニメキャラを描く時は、多くの補助線を引き、何層にも下書きを重ね、丁寧に仕上げの線を入れていく様子を垣間見た訳であるが、プロの娘の絵を描く作業とやらを見たことがないので、一度見せてもらえないかおねだりをしていた。

そこで、先日、購入したタブレットのPhotoshopとIllustratorで絵を描いてくれることとなった。

Photoshopというと、写真加工のソフトかと思いきや、娘は、Photoshopで、お絵かきを進める。

息子福山と異なり、補助線や下書きなどせずに、するすると絵を描き始めた。

後で、着色する目的で、線の端端まで、丁寧に書き進める様子は、書き慣れたプロならではであった。

幾重にも重なるレイヤーの使い分けがコツのようであった。

その後、Illustratorで、キティちゃんの画像をトレースし、これまた、するすると描き進める。

どちらのソフトも10年来のお付き合いで、使いこなしている感がありありである。

先日、タブレット用のIllustratorの紹介動画を見て、使用方法は分かったのであるが、何せ、絵が思うように描けない。

まずは、娘の真似をして、キティちゃんでも上手に描けるように、練習あるのみである事に気付かされた。

そうこうしていたら、2階から息子福山が降りてきて、リビングで、3人くつろいでいるところに、電話が鳴った。

実家の父親からである。

なんか事件が起こったのかと、ドキドキして電話をとると、「iPadが欲しくなった。」という話らしい。

やっぱり。

先日、iPadを父親に見せびらかせにいったんだもんな。

お前に、少しでも財産を残してあげたいから、無駄遣いはしたく無いんだけど。と父親はのたまう。

「給付金の10万円があるから特にお金の心配はいらなんだよ。」と。

「生きているうちに、最新の機器を試してもらいたいから、iPadを見せに行った訳だし、子どもの頃、お父さんに、最新の機器に触れさせてもらった恩返しがしたかったんだから。」と。

「ネットはどうする?」と父親に聞くと、「新聞をやめれば、そのぐらいの金額は浮くけれど、ネットを覚えて、タブレットの使い方も覚えるとなると、頭がこんがらがるんじゃ無いかな。」と迷いだす。

すぐにでも欲しい父親の気持ちは伝わったけれど、

「じゃあ、もう一度、ゆっくり考えてみる。買うときはよろしく。」と父親は電話を切った。

父親がタブレットを買ったら、きっと、アジフライより、使いこなすような気がする。と感想を漏らしたら、「そうだ。そうだ。」と娘が同意した。

父親が最新鋭の機器を手にして、すごい偉業を成し遂げそうな予感を感じた。


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