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謝ったら負け

興味深くよく動画を視聴していた元日経テレ東大学のプロデューサー高橋さんが、テレ東を退職し、新たに、「RehacQ」とういう番組を立ち上げた。それと並行し、アベマTVへの転職も果たしたのである。

たまたま、昨日、Twitterで、高橋さんが、アベマTVに出演していて面白いと知り、アプリからアベマプライムをフルで視聴した。

長年、アメブロにいたので、サイバーエイジェント愛は大きいが、最近、とんと、アベマTVとは、無縁であった。

昨日のアベマプラムで、「謝ったら負け」と思っている人の話を聞いたのであるが、その話題をみていて、高校時代の親友を思い出していた。

まさに、「謝ったら負け」と感じたような態度を取られて、それ以後、音信不通となった。

親友とは、電話をすると、いつまでも高校生のノリで、長電話で話が盛り上がっていた。

親友は、家族と同じようで、いつもそこにいる存在だった。

それぞれの生活が忙しくて、時間が空いたとしても、いつもそこにいる、気の置けない存在だったのである。

だから、親友に対して、なにかをするのも何も考えずに、与えられるものは与えてきた。

そんな自分の気持ちとうらはらに、お互いが結婚してから、「あれっ?」と思う出来事がたびたび起きて、思わぬ要求で驚く事も出てきた。

音信不通になったきっかけのひとつが、親友から贈られてくるお中元とお歳暮である。

最初は、親友のご主人が、出張で立ち寄ったところの美味しいものが送られてきたのをきっかけに、お中元とお歳暮の行ったり来たりが始まった。

私としては、ものが行ったり来たりしなくても、切れるような縁ではないと思っていた。

私が持病を患い、生産性を失い、家族に後ろめたい気持ちで過ごしていた日々に、お中元とお歳暮で発生する支払いが重荷だった。

だから、旦那の収入からではなく、リハビリ施設で働いた工賃の月5千円から支払っていたので、ろくなものを贈る事が出来なかった。

音信不通となった2年前に、親友に言われた。

ブランド指定で、「○○の焼きのりをお返しでもらいたいんだけど。だれも焼きのりをお返しで返してくれないんだよね。」と。

2回ぐらい付き合ったであろうか。

焼きのりを贈答品として贈るには、かなりの焼きのりが必要で、高額の支払いがきつかった。

それだけだったらよいが、だいぶ昔の話であるが、息子福山の高校受験の当日に、上京してきたのである。さすがに断ったが、一緒にホテルに泊まって、語りつくそうとお誘いもあった。

親友は永らく介護をしていた事も鑑み、息子福山を受験当日自宅から見送り、その足で、親友を迎えにいき、観光につきあった。

音信不通となるきっかけの電話で、その話をしたが、「あの時はごめんね。」の一言も無く、その一言があれば、笑い話のひとつだったのに。

なにか違う人と話していると錯覚するような会話で終息となった。

もう、過ぎた出来事なのであるが、昨日の番組をみて、私の胸の中がかき回された記憶を書き留めておこうと思う。


いただいたサポートで美味しいものを食べて、次のnoteに活かします。