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老後の為の覚書、父親の場合

父親を見送って、半年が経ちました。
今後の心配は、自分達の老後の心配です。
今日は、実際に、父親がどのような介護サービスを受けていたかの振り返りをしたいと思います。

父親は、介護3でした。
歩行が困難な為、腕の力頼りの歩行器で、家の中を生活していました。
歩行が困難な為に、1階での生活を余儀なくされ、1階にレンタルの介護ベットを入れ、自宅の風呂に入るには、困難だった為に、訪問入浴に頼っていました。

私は、実家から1時間ぐらい離れた自宅に家族と住んでおりましたが、父親が歩行困難での一人暮らしもそろそろ危険を感じておりましたので、結婚当初、旦那と話し合っていた通りに、私だけ自宅を離れて、実家で、父親と二人暮らしをする予定でした。

40歳になると皆さんも支払っている介護保険がとても役に立ちました。
介護度によって、介護保険を利用出来る金額が決定しますが、父親の場合、枠いっぱいまで、介護サービスをケアマネージャーさんに組んでもらっていました。

ケアマネージャーさんは、1度変わっています。そう、ケアマネージャーって、変更が出来るんですよ。
最初にお世話になっていたケアマネージャーさんは、母親が他界をするまで、両親がお世話になっていたのですが、母親とコミュニケーションが取れてなくて、家の金銭的内情や母親が他界をした際に、家族以上に動揺してしまい、母親が他界した日に、父親のサービスをなぜか切ってしまい、その影響で、父親が入院してしまうというアクシデントを引き起こしてしまったので、ケアマネージャーの変更を行いました。

父親が他界するまで、お世話になったケアマネージャーは、しっかりしたお方で、こちらが動揺している時でも、冷静な判断で行動をしてくださる方だったので、余計な心配をせずに済みました。

さて、父親が利用していた介護サービスの内訳と料金をお伝えしようと思います。

月曜から金曜の週5日のヘルパー
  恥部洗浄、両足の沐浴は、毎回行い、曜日によって、掃除、洗濯、調理
  1ヶ月 9000円
週1日の訪問入浴
  看護師さんを含むスタッフ3人。風呂桶を持ち込み給湯器からお湯張り
  シーツ交換のサービスあり
  1ヶ月 6000円
各週1回の訪問看護、リハビリ
  看護師さんにより排便コントロールを中心とした体調管理
  リハビリスタッフによる、ストレッチ、マッサージ
  1ヶ月 6000円
介護タクシー
  通院の為の介護タクシー利用
  往復1回 3000円
介護用品のレンタル
  介護ベット、杖、歩行器、トイレの手すり
  1ヶ月 1500円

この他に、主治医による訪問医療が月2回と、お弁当屋さんによる毎日の夕食の宅配などの出費もありました。

紙おむつも自治体から無料で支給されておりましたが、途中で制度が変更され、2回ほど、Amazonで購入しました。

父親は実に、介護サービスで十分な保護されていました。ヘルパーさんから両足の沐浴を受けた際には、足にニベアを塗っていただいて、むくみがちだった足の血行が良くなったので、このサービスを受けて良かったと思っています。

介護ベットなどの介護用品のレンタルですが、半年に1度、レンタルしている介護用品の点検もしていただいて、不具合があると交換していただけるので、良く介護ベットのCMがやっておりますが、レンタルは安いし、アフターケアも十分なので、レンタルをお勧めです。

これは、父親も言っていたのですが、「俺が後で良かったな。」と。

もし、父親が先に他界をし、母親が残った場合、年金額が少なくなっていたので、安く介護サービスを受けれると言っても、ここまで、母親に手厚いサービスを付ける事は無理だったのではないかと思いました。

さて、自分の老後ですよね。
もし、旦那に介護サービスが必要になったとして、ここまで、手厚い介護サービスを受けるだけの資産がありません。

これもひとえに、一生懸命働いて、年金と介護保険をしっかり支払ってくれた父親に感謝をしたいです。

小さい頃から、両親の介護は、自分の役目であると刷り込まれていたので、人生の分岐点で、物事諦めがちでしたが、両親共々、短い介護で、あっけなかったです。

介護は、1人で抱え込まず、相談することが大切であると実感した出来事でした。

いただいたサポートで美味しいものを食べて、次のnoteに活かします。