父とのお別れエピソード4

翌日、疲れが溜まっていたのか、早く起きる事ができず、1日のスタートはゆっくり目でした。

今日は、娘の喪服を買いに行く約束をしていました。

娘はもう家を出て、用事を済ませていたようで、娘に連絡をして合流しました。

自分の喪服は、いつも高島屋で揃えていたのですが、若い子は、どこで買うのかわからず、検索してその店に向かったら、スーツが主で、喪服の種類がなかったので、結局、高島屋の売り場を目指しました。

娘に言いました。

喪服は、最後の父親からのプレゼントになるからね。と。

高島屋で喪服を買うにあたって、高額になると震えていたのですが、お手頃な金額の喪服を勧めていただきました。

息子福山に持たされていた娘の靴を喪服を試着した際に、娘に履かせてみたら靴が小さくて入らない事がわかり、パンプスも購入することになりました。

娘の喪服は、体型が変わっても対応できるデザインで、シンプルで、こだわりのある娘も気に入った喪服を購入し、今度は、靴売りがを訪れました。

靴選びもどこから選んでいけば良いのかわからず、店員さんにお聞きして、デジタルで足の特徴がわかる装置でサイズを測ってもらいました。

靴も高島屋ですもの、覚悟はできていましたが、いろいろ試してみた結果、娘の足にあった靴は、百貨店で選んだ割に低価格で、全て揃うことができ、その後、娘とランチを取って、自宅に帰りました。

息子福山も大学入学時に揃えたスーツが入るのかどきマギしておりました、無事、そちらはサイズは大丈夫だったので、これで、葬儀の家族の服装は、整いました。

明日は、父親のお通夜。

葬儀屋からは、実家にお骨をお飾りする台の搬入が翌日の葬儀前にあるという話だったので、何時なのか確認すると、明日にしか連絡できないことを聞き、朝が早かったら、大変なので、諸々の持ち物を揃えて、一人、実家に移動することに決めました。

荷造りをすれど、どの荷物を持っていくのか混乱し、なかなか荷造りができませんした。

何が必要で何がいらないのか、忘れ物があってはいけないと、

そんな頭が回らない状態で、やっとのこと荷造りを済ませ、夜の遅い時間に実家に移動しました。

実家に入り、明日に向けての準備が始まりました。

まずは、お骨をお飾りする台の場所を作りました。

それから、葬儀社の方の提案で、棺の中に入れるものを用意しました。

まずは、もと父の部屋で飾られた、退職時に送られた感謝状を。

そして、葬儀社の方がアンケートを見てアドバイスしていただいた、父親のウイスキーのボトルの中にプラモデルを入れた作品の写真をとり、そのデーターを娘に送り、加工してもらいました。

父親は職人らしく、手先が器用でした。

実家に飾られたウイスキーのボトルの口から、プラモデルを刻みボトルの中で組み立てる様子を子供の頃、よく見ていました。

その写真を棺の中に入れることは、いいアイデアだなと思いました。


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