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昔々あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。 おじいさんは、杖をついて川へ洗濯に…
みなさま、お久しぶりです。 最後の方に告知をするので、ぜひ最後まで読んでいって欲しい気持…
みちは、涙を堪えています。 ついさっき、おばあさんが握ってくれた菜っぱ飯のおにぎりを食べ…
大きな薬箱を背負ったみちが、庄屋の屋敷の門前に立っています。 「おおお!ひっさしぶりじゃ…
とある国の、長屋の一室。みちと町人の男が話しています。八畳一間の畳に男が座り、みちは上が…
「おい、みち、着いたぞ。ほら何やってんだ、とっとと草鞋脱いで足洗え」 善右衛門がふてくさ…
山のなかを抜ける街道を、騒がしいふたりが早歩きで歩いています。 12歳のみちと、善右衛門が激しく言い争っておるのです。 道行く旅の人々は、親子ほど年の離れたふたりの言い争いの様子を、振り返ったり、笑ったりしながら珍しそうに見ております。 「のう!お師匠!のう!!お師匠!!!なんで止まってくんねだが!お師匠!お師匠!ひでえど!わっちは納得いっとらんど!」 みちはぷんすかした顔つきで、足をどたどた言わせながら、善右衛門についていきます。 「んだよ!さっき話はもう終わった
門を通され、客間に座った爺は、出された茶を一口啜り、野菜の植えてある庭を眺めています。 …
喜助が用事でみざの村へやって来ました。 みちは、川辺で野菜を洗いながら、喜助に訊きます。 …
隣国の殿様と家老が、侍たちを連れ、数十名でお城へやって参りました。 まるで大名行列のよう…
さて、稲荷さまの森から城に戻ってきてから、お殿様はいろいろと考えました。 イナベ村へ向か…
「ここの芋は、すべて貰う。」 と、お殿様が言うと、爺や甚四郎たち大人は、驚いた顔を見せま…
「なんで森ば作るんかの?」 稲荷さまの竹林の中で、おじいさんがおばあさんに尋ねると、おば…
「もうイナベ村へは着いたのかの?」 「へい、あの民家のあたりから、イナベ村にございます」 お殿様が杢次郎に尋ねると、杢次郎はすぐに答えました。 お殿様、爺が馬に乗り、護衛の30名ほどの侍たちが歩いております。侍たちの数はすこし増えてますね。 そして、甚四郎、杢次郎、喜助が先頭を歩き、共に、みちも歩いています。 昨日の天気とはうってかわり、この朝は雲ひとつない青空。夏から秋へ変わる気持ちのよい風が吹いております。 昨日、みちの家の囲炉裏を囲みながら地図について話してい