いまこそ知りたいシェアリングエコノミー

画像1

シェアリングエコノミーの経済規模は2013年に$150億、2025年には$3,350億になると予測されている。

従来のシェアには、
・地域コミュニティ(ムラ社会)
・公共(インフラ)
・営利(レンタカーやCD・DVD)
の3つがあった。
これらの特徴としては、方向が一方向(公共・営利)であったり、範囲が限定的(地域コミュニティ・公共)であった。
これからのシェアは、双方向的かつ拡張的なものになる。
UberやAirbnb、ランサーズ等は、双方向かつ拡張的である。
余剰を共用することで、利用者は割安に使え、提供者は投資をせずに利益を得ることができる。

こういった新しいシェアは、テクノロジーの発展により可能になった。スマホが普及したことによりどこにいてもリアルタイムの情報にアクセスでき、オンライン決済により即時にサービススタートができる。

シェアリングエコノミーにより、大量生産・大量消費の時代とは異なった価値観が発生する。
本質的に、シェアリングエコノミーにおいては「自己所有」や「新しさ」には価値観が置かれていない。
利用者は、体験や利便性を求めて利用する。新築の家ではなく築数百年の古民家、新車ではなくクラシックカーのほうが価値がある。
駅から少し歩くウィークリーマンションよりも、駅前の家の方が利便性が高い。

シェアできない・したくないものも当然あるが、シェアしたほうが効率的なものもいっぱいある。
20世紀後半~21世紀は、人類の経済活動の負の部分が顕在化してきた時代である・シェアリングエコノミーは社会の在り方を再定義し、単に「モノからコトへ」というような文脈だけでなく、サステナビリティへも大きく貢献するものになるだろう。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?