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読書感想文を書いていきます。他人のためというよりは自分のため。 (といいながらも、スキやコメントをもらえたら嬉しい) 一覧はこちらから→https://booklog.jp/users/peacetree 31m、Tokyo

最近の記事

世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法

優秀なプレイヤーが揃っていれば、マネジャーはいらない?googleは、社内調査(Project Oxygen,2009)でそれを否定するに至った。調査から、マネジャーの言動がメンバーのパフォーマンスに大きく影響しることがわかった。成果を上げているチームのマネジャーは良きコーチとしてメンバーと接している。 さらに、その後の社内調査(Project Aristoteles,2012)では、生産性の高いチームには心理的安全性があることがわかった。 生産性の高いチームであるために

    • フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

      ○○techという言葉(xTech)が流行っている。Foodtech(Food×Technology)もそのうちの一つだ。「食」は全ての人間が生活を営む上で避けて通れないものであり、このテクノロジーは我々の生活にダイレクトにインパクトを与えるものになる。Foodtechは、単に我々の食事を良くする・便利にするという以上のものになりそうだ。フードロスや飢餓といった直接的に食に関わることから、環境問題、健康問題といったことまで、広い分野への解決策となりうる。 例えば、保存技術

      • 「雑草」という戦略 予測不能な時代をどう生き抜くか

        雑草は、弱いけれども強い植物である。単体で比べれば、ほとんどの植物に負けるだろう。しかし、彼らはしぶとく生き残り続けている。刈られても、引っこ抜かれても、気づくと生えている。それが可能なのは、弱者なりの戦略があるからだ。強者に正面からの競争に挑むのではなく、自らが生き延びられる場所を見つけてそこで生き延びていく。往々にしてそういった場所の条件は厳しい。水がない、日が当たらない、環境が変化し続ける、…。雑草は、特に環境が変化し続ける状況に強い。変化が起こればすぐにそれに対応

        • 目撃 天安門事件 歴史的民主化運動の真相

          1989年、北京で民主化を求める勢力に対し中国共産党、人民解放軍が武力弾圧し、多数の死傷者が出た。 きっかけとなったのは、改革派であった胡耀邦の死(4/15)だった。主に北京の学生が主となって胡耀邦の追悼や民主化を求めるデモが発生した。それに対する政府側の声明(4/26)や五・四運動記念式典、ゴルバチョフ訪中(5/15)等の出来事が重なり、デモは拡大していった。5/20には厳戒令が発令され、これまでになく緊張は高まった。6/4に天安門広場で大規模な武力弾圧が行われた。これ

        世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法

          THE TEAM 5つの法則

          Aimの法則:目標を適切に設定するのが良いチームだ 目標と一言で言っても、レイヤーは様々である。抽象度の高いビジョンに分類されるようなものから、どれだけの成果を目指す、また1日○件△をするといったような、より具体的な行動レベルの目標もある。これらは、why、what、howそれぞれの視点だと言うこともできる。これらのレイヤーを考慮に入れて適切な目標を設定することが重要だ。 Boardingの法則:チームの状況に応じて、求められる人材のタイプは変わる 定型作業が多いのか柔

          THE TEAM 5つの法則

          オプティミストはなぜ成功するか

          ある出来事をどのように捉えるか ー永続的なものと捉えるか、一時的なものと捉えるか ー普遍的なものと捉えるか、特定なものと捉えるか ー原因を自分に向けるか、外に向けるか こられのことから、オプティミストかペシミストか、またそのレベルがわかる。ペシミストは、オプティミストに比べてうつ状態になりやすく、才能以下の業績しか上げられず、健康状態が悪く、人生が楽しく感じられない可能性が高い。 ただし、ここでいうペシミストは、 ・良いことは永遠に続き、悪いことは今回だけ ・成功は自分の

          オプティミストはなぜ成功するか

          アルゴリズム フェアネス もっと自由に生きるために、ぼくたちが知るべきこと

          国家とは何か?平等とは何か?公平とは何か? 21世紀に入りインターネットが世界中に普及した。GAFAをはじめとするプラットフォーマーが世界を支配するようになり、我を取り巻く様々なものが再定義される時代となった。これらプラットフォーマーが100%正義だとは思わないが、我々の生活を豊かにしてくれている部分があることは事実だ。知りたいことは瞬時に調べられるし、欲しいものは手に入るし、共通の趣味を持った世界中の人とつながることができる。 そして今は、これらの企業が従来国家が担って

          アルゴリズム フェアネス もっと自由に生きるために、ぼくたちが知るべきこと

          新 コーチングが人を活かす

          コーチング=引き出すではない。 コーチングにおいては、コーチと対象者は上下の関係ではない。対等な関係として、問いに対する答えを一緒に探していく作業を行っていくことがコーチングである。 引き出すという作業は上下関係のもと、コーチが答えてほしいことへと誘導することになってしまいがちである。コーチングで実現したいことは、誘導尋問をして自分が持っている答えを言わせることではない。答えは相手が持っている。一緒に探し、つまづいたら視点を変えたり具体化・抽象化をしながらそれを探していく

          新 コーチングが人を活かす

          ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち

          これまでの成功者とこれからの成功者の違いとは? 有名大学を卒業し、大手企業に就職する。会社では社内のルールを厳格に守り、減点されないよううまくやっていく。社内で出世したら得た肩書を失わないよう現状維持に努める。 …果たして、これからもそういったことが通用するだろうか。今世界を席巻しているGAFAとBATは全て2000年前後の創業だ。今自動車業界で時価総額1位のテスラも2003年創業だ。創業者達は、ルールを守ろうとか、現状維持をしようといったことは考えていなかったはずだ。自

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          世界基準の「部下の育て方」 「モチベーション」から「エンゲージメント」へ

          部下育成の3つの視点 ①強みを強化する ②弱みを改善する ③新たな能力を身につける 強みよりも弱みのほうに目がいきやすい。弱みを改善することも大事だが、強みを正しく認識し、強化することも大事だ。 マネジャーの役割の一つに部下育成があるが、その大前提として、マネジャー自身は成長しようとしているか? 学ぶのは若いうちだけではない。少なくとも、マネジャーとして育成責任を負う立場であれば、自ら学び続けるということは必須である。部下がついていこうと思える人間、尊敬を集める人間から

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          Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法

          2.なんでも柔軟に修正しよう 完璧な計画を立てることではなく、状況に合わせて計画を変更していくことが重要だ。今は「アジャイル」という言葉が流行っているように少し変わりつつあるが、依然として「計画完璧主義」がまだまだ蔓延っているように感じる。計画を立てることは確かに重要だ。しかし、未来のことを100%見通すことなど不可能だ。であれば、限られた情報・時間の中で計画を立て、あとは走りながら都度最適化していくほうが、結果的には良いものができあがるだろう。 9.幸せを台無しにする

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          伝説の創業者が明かす リッツ・カールトン 最高の組織をゼロからつくる方法

          ーお客様に接するときの最良の方法 顧客のニーズを把握する。昨年、一昨年、3年前に望んでいたことは今も変わらないか?時代が変わればニーズは変化する。今のニーズを把握できているだろうか。 苦情を言ってくる顧客のほとんどは不満を鎮めたいだけである。専門用語を使って原因を詳細に説明しようとしていないか?こちらの都合を押しつけていないか?自分が会社の代表者となり、まずは話をしっかり聞くことが重要だ。人間にはタスクをこなしたいというニーズと感情に寄り添ってほしいというニーズがある。苦

          伝説の創業者が明かす リッツ・カールトン 最高の組織をゼロからつくる方法

          生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

          日本の生産性はOECD36か国中21位、G7の中では最下位だ。なぜこんなに低いのか。 これまでの日本では、質を量でカバーするということが当たり前に行われてきた。同じクオリティのものを8時間で完成させようと10時間かけて完成させようと、同じ評価をされるーいや、違う。長く働いた分だけ残業代ももらえるし(なぜか)頑張っていると見なされ、高い評価をもらえる。 しかし、仕事への考え方やグローバル化による価値観の変化にともない、こういった考え方は音を立てて崩れていている。 短い時間で

          生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

          リーダーのためのフィードバックスキル

          フィードバックはどんなシーンで行うのか。 大きく分けると、評価と育成に分かれる。 評価のフィードバックとは、中間や期末の評価面談で行われるフィードバックである。 一方で、育成のフィードバックとは日々の行動に対して肯定や改善を促すためのフィードバックである。 前者のフィードバックはほとんどの人が受けたことがあるだろう。(面倒くさいなと思い聞き流しながら…。) 後者のフィードバックは、人それぞれかもしれない。いや、多くの人が受けたことがないかもしれない。特に、肯定のフィードバ

          リーダーのためのフィードバックスキル

          私たちは子どもに何ができるのか――非認知能力を育み、格差に挑む

          認知能力と非認知能力 非認知能力とは、やり抜く力、好奇心、自制心、忍耐力、共感力といったような気質である。いわば、個人の性格特性のようなものである。 認知能力とは、知能検査で測定できる、いわば学校の授業で習うような項目である。 それぞれEQとIQと捉えると理解しやすい。 子どもの期間、特に就学前に適切な環境を構築できるかどうかが非認知能力の育成に大きな影響を与える。 6歳未満、もっといえば3歳未満の時期こそが非認知能力を育てる上で重要な期間になる。ーそれは、良い意味でも

          私たちは子どもに何ができるのか――非認知能力を育み、格差に挑む

          組織にいても独立しても自分の価値を高め続ける インディペンデント・シンキング

          ーこのままでいいのか 世界は変わり続けている。だが、日本は旧来のやり方から脱却できておらず、過去の成功体験やこれまでプラスに働いてきた国民性が足を引っ張る場面が増えてきた。 新卒一括採用、年功序列・終身雇用、横並び意識、… さらに、日本では超高齢化社会が到来しつつある。 こういったことを我々が一人で解決することは難しいが、その中で個人が生き残っていくことはできそうだ。 個人として生き残っていくためには、会社を出ても通用する価値を身につけることが必要だ。 あなたには何がで

          組織にいても独立しても自分の価値を高め続ける インディペンデント・シンキング