THE TEAM 5つの法則

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Aimの法則:目標を適切に設定するのが良いチームだ
目標と一言で言っても、レイヤーは様々である。抽象度の高いビジョンに分類されるようなものから、どれだけの成果を目指す、また1日○件△をするといったような、より具体的な行動レベルの目標もある。これらは、why、what、howそれぞれの視点だと言うこともできる。これらのレイヤーを考慮に入れて適切な目標を設定することが重要だ。

Boardingの法則:チームの状況に応じて、求められる人材のタイプは変わる
定型作業が多いのか柔軟な対応が求められるのか、また作業を分担して行うのか全員が関与するのか、こういった状況に応じて、求められる人材のタイプは変わる。必ずしも多様性が必要とも限らないし、人が入れ替わるのが悪いとも限らない。ビジネスの状況により求められる人材のタイプは異なる。

Communicationの法則:チーム内のコミュニケーションには無駄があっても良い
人が動く(動かない)原因は感情にあることが多い。ルールによってコミュニケーションを減らそうとしても、環境の変化が激しい現在ではそれだけではカバーしきれない問題が出てくる。コミュニケーションを取ることで問題を解決していくことが重要となる。

Decisionの法則:みんなで話し合って決めるのが良いチームだとは限らない
独裁、多数決、合意 どれもメリットデメリットがある。スピードが求められる場面では全員で話し合って決めるのではなく、独断で決めたほうが良いだろう。
また、話し合って決めれば最良の答えが出るかというと、必ずしもそうとは限らない。皆で話し合って決めたにもかかわらず、明らかに誤った選択をしてしまうこともある。

Engagementの法則:エンゲージメントを高める方程式をチームに埋め込むことが大切だ
リーダーがいかにモチベートするかということも大事だが、エンゲージメントを高める要素を把握し、それらをチームの中に埋め込んでいくことが重要だ。

「一般的には○○と言われているが、必ずしもそうとは限らない」…これは法則と言えるのだろうか。見方を変えれば、AでもありBでもあると言うこともできる。また、その比較するレイヤーが必ずしも一致していないように感じた(目標を確実に達成する⇔目標を適切に設定する、等)。内容自体は納得感の高いものが多く、チームに対する重要な視点を付与してくれるものではあったが、「ケースバイケース」と片づけられてしまう主張が多いように感じた。

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