儲からない農業

今は農業ブームである

今回は「儲からない農業」をテーマに話させていただこうと思います。

最近は食糧危機などのお話もあり、都会でも農業に興味を持つ人が増えてきたと思います。

youtubeでも農業を調べてみると、思っていたよりも再生回数回っているのもあります。

その数ある動画の中で、1番動画が回るのは間違いなく、「農家の収入」っていうところだと思います。

やはり、農業を始めたいと思っている人からすると、収入っていうところは絶対に外せないんだと思います。

なので、タイトルで「農業は儲かる」「農業は儲からない」なんて書いてあると、僕でも１度はみちゃいます。笑

やっぱり、お金って気になりますよね。

で、今回のこのタイトルですが、僕は「儲からない農業」という表現をしています。

ぶっちゃけ、農業は儲かる人もいるし、儲からない人もいます。

なので一概に、「農業は儲かる・儲からない」でくくるっていうのはおかしな話だと思います。もちろんキャッチーなフレーズだから書いていると思うんですけど。

冷静に考えると、農業という枠の中に儲かる、儲からないがあるのだと思います。

そんなこんなで今回は、これをやっちゃうと儲からないよね、っていう話です。

今から、本当にゼロから始める、つまり新規就農者で始める場合です。

これから始める人がやってはいけない農業

1つは普通の野菜を普通のやり方で作り、スーパーに出荷すること。

つまり、化学肥料、農薬を使ってキャベツを栽培する、みたいなことですね。そしてそれを全部買い取ってくれる出荷場に持っていくことですね。

これは儲かりません。JAのように全て買い取ってくれるかもしれませんが、金額がめちゃくちゃ低いです。スーパーで300円で売っているキャベツは、農家さんの手に入るお金は75円とかです。

キャベツ1000個作って7万5千円です。ここに、今高騰している肥料代、農薬代、人件費を引いていくと、ほとんど利益なんて残りません。

この方法で利益出せるのは、大規模農家さんだけです。

つまり、大型機械を購入して、人も雇って、農地も何万坪とやらないとできません。

これから農業を始めようと思っている人が入っていく場所ではないかなと思います。もちろん、お金が十分にあって、大型機械を購入できるなら話は別ですが。って感じです。

でも、これから農業を始めようって人はそういう人たちではないことが多いと思います。

あと儲からないのは、自然農ですね。これはかなり主観が入ってしまっているので、ちょっと注意して聞いてもらいたいです。

僕がこれまで聞いてきた話、みてきたことを踏まえて考察すると、自然農ってあまりに野菜の収穫量が多くないんです。自然農って人間の手をほとんど入れないから、草の中に野菜がひょろっとあるという栽培です。

なので、収穫量は少ないし、見た目もあまり良くない。

ということは、自然農のお野菜って一般消費者の方からすると、食べづらいんです。

なので、自然農の野菜で収入を考えると、その希少性で、本当に欲しい人に買ってもらわないと難しいんだと思います。そしてさらにずっとリピートしてもらわないといけません。

これは、健康志向の人が結構陥ることが多いんですが、自然に沿った方法で野菜を栽培したいって思う人がめちゃくちゃ多いんですが、実際にそれでやっていくと収入に結づき辛く、続かないで辞めていきます。

あくまで、農業という仕事をやっていくということですよ。

自分の食べるお野菜をそうやって作るのはめっちゃいいことだと思います。

ただ、農業という仕事をしたくて、お客様に自分で作ったお野菜を販売するっている視点だと続きません。

どんなにいいことしても続かないとダメ！

そんで、今回のテーマである「儲からない農業」の内容はよくわかったと思うんですけど、特にこの「儲からない農業」の1番よくないことは、それは持続可能ではないという点だと思います。

農業に限らず、どんなに素晴らしい活動も、活動を維持できないシステムだと、続けることができないんですよね。

いくら大きな夢を掲げても、夢を追いかけるには活動を続けられるようにしておかないといけません。

つまり、簡単にいうと、お金が入って暮らしていかないとダメってことだと思います。

そのためにも、「儲からない農業」というのは持続可能ではないので、始めないでください。

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