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【平和ビジネスへの道】#23 ジェンダーレスおもちゃ

こんばんは!かほりです。

昨日の夜からすごい雨で、家に籠りきりでした。こんな日に、プァ―ッと気分を晴らしてくれるような活動があったら教えてほしいですー。

さて、今日はジェンダーレスおもちゃについてご紹介します。


■抱えている問題

子どもの成長過程において欠かすことができないおもちゃ。だが、大人が与えるおもちゃが知らず知らずのうちに、将来の子供の考え方の枠組みを作ってしまうことがある。

例えば、女の子だからおままごとセット、男の子だから乗り物のおもちゃといった風に、知らず知らずのうちに、将来の子どもの選択肢を狭めている可能性がある。


■解決策

ジェンダーバイアスに左右されないおもちゃを開発。

例えば、マテル社はこれまでブロンドで青い目がトレードマークだったバービーに、人種・体型・宗教・障害など様々な個性を持つ人形のラインナップを拡充した。

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さらに、男性の職業イメージの強い宇宙飛行士やサッカー選手、警察官といった職種の人形をラインナップに加えることで、将来自分は何にでもなれるということを印象付け、エンパワーメントすることを目的としている。

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ちなみに恋人のケンの種類もどんどん増えているようです。笑

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バービー人形の売り上げは、多様性を取り入れてから2桁成長。女の子・男の子はこうあるべきというバイアスを壊し、自分の理想により近い姿の人形を手に取れるようにしたことが功を奏しているよう。


日本でも、バンダイからは2019年に初めて男の子用のお世話人形が発売されています。最近男性の育休取得が話題ですが、小さいころから男の子だって子どものお世話をする、楽しくできるという意識の形成をするのは大事なことかもしれませんね。

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ピープル社からは、女の子向けのプログラミングおもちゃ(STEM教育玩具)も発売されています。

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個人的にもやっとするのは、ジェンダーレスおもちゃなのであれば、そもそも男の子用・女の子用という枠組み自体をなくすべきでは?という部分。この女の子だから可愛いものがいいでしょ!ほら!っていう押し付けが絶妙にいやです(笑)

とはいえ、今の社会状況などから鑑みると、大きな一歩ですし、小さいときから自分の興味関心を伸ばせるグッズは素晴らしいと思うので、引き続き試行錯誤していってほしいです。


日本、特に地方のジェンダーバイアスはやばい

私は田舎の4人兄弟の唯一の女だったので、ジェンダーギャップを感じることが多かったです。地域のイベントで、男の子しか餅投げをしちゃだめ、女の子なんだからお手伝いをしなさいなど、比較的いろいろ押し付けられてきたのですが、スルーして生きてきました。

でもそれはスルーを許してくれた親がいたからなので、小さいころからそれを強制されてしまうとまた全然違う人間になっていたのだろうと思います。周りには、優秀なのに「女の子だから県外に出さない・大学に行かせない」などという訳のわからない親の方針で可能性を制限されている人が結構いました。

男の子も同様に、跡継ぎ問題などの責任やしがらみを背負って生きている現状から解放されてみんなが生きやすい社会になるように、こういった教育・知育視点の改革はどんどん進めていって欲しいです。

最終的には、女の子でも、男の子でも、どっちでもなくても、一人一人が自分の一番生きたい人生を生きられる世の中になるといいなー!


それでは、今日はこの辺で!

Peace!

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