見出し画像

朝、起きられない

わたしは朝が弱いです。

とにかく起きられません。

よく、朝が弱い人は低血圧だと言われますが、わたしも低血圧です。

入院をしたことがあるのですが、毎朝の血圧測定で、低血圧っぷりに看護師さんたちから毎回驚かれていました。「ふらふらしませんか?大丈夫ですか?」と心配されることもあったくらいなので、朝が弱いなのは当然のことかもしれません。


それから、寝るのが大好きです。

食欲、性欲、睡眠欲の3大欲求の比率で言うと、2:2:6くらい。

睡眠時間が少なくても平気な人とそうでない人がいるらしく、それぞれをショートスリーパー、ロングスリーパーと呼ぶそうですが、例えば、明石家さんまさんは全然寝ないと有名で、寝てる姿を誰も見たことがないと都市伝説になっていますよね。さんまさんはショートスリーパーなのでしょう。わたしは、どこでも、誰の前でも寝ます。お昼ごはんの後は必ずお昼寝をするので職場の全員に寝姿を見られていますし、社長が居るときでも、休憩時間なので寝ます。なりふり構わず寝ます。確実にロングスリーパーです。


平日は毎日9時間くらい寝ていますが、それでも足りないです。

だいたい夜11時に寝て、朝7時20分にスマホのアラームが鳴ります。

これが第一弾。いわば準備運動です。

起きる準備をしてくださいねの合図です。いきなりだとびっくりしちゃうので。


次に、7時40分に目覚まし時計が鳴ります。けっこう大きめの音。

これが本番。本当に起きたい時間です。

「起きたくないー!」と駄々をこねながら無理くり身体を持ち上げて、ベッドから少し離れた棚まで行き、アラームを止めます。

止めた後、起きたい気持ちと寝たい気持ちが一瞬だけ混ざり、またベッドに戻り寝ます。寝たい気持ちは強いです。圧勝です。

ベッドから離れた場所に目覚まし時計を置いているのは、立ち上がらないといけない状況を作ってしまえば起きられるようになると思ったからですが、わたしには効果がありません。


そこから、5分置きに鳴る目覚まし時計とわたしの長い闘いが始まります。

アラームが鳴るたびに目覚まし時計のある棚まで行き、仕留めてベッドに戻って寝ます。スラムダンクで流川楓が「なんびとたりともオレの眠りを妨げる奴は許さん」と言っていましたが、わたしも毎朝、そのセリフを目覚まし時計にぶつけます。流川の気持ち、めちゃくちゃ分かります。

その攻防を5回ほど繰り返したころ、やっと起きる気持ちになって、だいたい8時に起きます。起きたい時間から20分も遅れているので、メイクや朝ごはんの時間を削って不完全な状態で出勤します。


考えてみると、わたしの目覚まし時計は偉いです。

何度も叩かれて、罵声を浴びせられて、それでもご主人を起こそうと鳴り続けてくれます。たまに、強く叩きすぎたり、叩いた衝動で目覚まし時計が倒れたりすると、時間がリセットされて0時0分になってしまうことがあるのですが、あれはきっと目覚まし時計の反撃でしょう。


朝が弱いわたしをいつも助けてくれる、いいやつ。

ニトリで買った、お値段以上のいいやつ。

いつもごめんね、感謝してます。


それからご近所の方々、うるさくてごめんなさい。


#日常 #ひとりごと #睡眠 #ロングスリーパー #ニトリ