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嫌なことが、大切にしていることに気づかせる

私たちは、ただ生きているだけも『嫌なこと』が沢山あるものです。

嫌なことは、家庭や職場、趣味の場など、日常のありとあらゆるところで引き起こされます。
嫌なことが起きた日は、一日を陰鬱な気分のまま終わることも少なくないでしょう。
だからこそ、嫌なことを逆の視点で考えてみたいのです。

『嫌なこと』というのは、嫌悪感を感じる出来事のことです。
人間にとって嫌悪感とは、生存のために必要な感情でもあります。
嫌悪感を感じることを逆説的に考えると、それは“自分にとって大切にしているものがる”ということでもあります。
大切にしていることがあるからこそ、それを脅かす対象を嫌悪するのです。

友達が集合時間に送れて嫌な気持ちになったなら、あなたは時間を大切にしているのです。
職場の同僚の業務スピードが遅くて嫌な気持ちになったら、あなたは効率を大切にしているのです。

つまり、嫌な気持ちになった時こそ、自分が大切にしているものに気づけるのです。
「これが嫌な自分は何を大切にしているのだろうか?」と一瞬でも振り返ってみてほしいのです。

そうすると次のような疑問は生まれます。
「自分は〇〇を大切にし過ぎているのではないか?」
「何でそこまで〇〇が大切なのだろう」
「自分のものを大切にし過ぎて相手の大切なものを奪っていないか?」

そうして、内省に繋がっていきます。
こうなることで今後は自分の行動が変わります。
そして、行動が変わると嫌なことが変わります。

この一連の流れが、嫌なことを基点として行動変容です。
もし、きょう嫌なことがあった人は、ぜひ振り返ってみてください。

何が嫌だったのか?
なぜ嫌だと感じたのか?
何を大切にしているから嫌だと感じたのか?

それだけ、ほんの少しだけ気持ちが変わるかもしれません。


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