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「青葉家のテーブル」を、いま観られてよかった

ECサイト「北欧、暮らしの道具店」から生まれた映画、青葉家のテーブル。

映画情報を見てからずっと気になっていて、駆け込みで観てきました。

ちょうど仕事が急に終了し、途方に暮れていたタイミングでした。仕事についてずっと悶々と考えて、応募しては書類で落ちて、マイナス思考が止まらなくて。
そんな中、青葉家の映画を観て、自分の本音を見つめ直すきっかけになりました。

絵画教室の楽しくて苦い光景

絵画教室での光景、カッターでの鉛筆削りの段階から、とても懐かしい気持ちが蘇りました。鉛筆や絵の具、木炭の匂いまで思い出した。

講評の場面は、私も胃がキリキリしました…。周りが上手い人達ばかりで自信をなくす優子の気持ちが痛いほどわかった。そんな私も下段の常連だったな…(笑)

友達の与田ちゃんの目標(美大進学)に突き進む真っ直ぐさ、周りから抜きん出ている瀬尾の、案外もがいている姿も、青春だなぁ…と瑞々しい気持ちに。


映画を観ながら、私も人よりパワーがないなりに、不器用ながらも突き進んでいた時代があったな…と思い出すことができました。

優子やリク、春子さん…みんなそれぞれ、自分と向き合って行動し、成長していく様子に、私も背中を押してもらえた気がします。


美しい音楽、インテリア、お料理

映画を包み込む音楽も相性抜群で、肩の力がほどよく抜けて、優しい気持ちになれたなぁ。活動再開した人気バンド、チョコスリの音楽も耳心地が良くて。音源欲しいなぁ!

そしてやっぱり、お家やお店のインテリア、お洋服のセンスに圧倒されました。はぁちゃんライス、タコスなどの、背伸びしないけれど洒落っ気のあるお料理たちが本当においしそうで。何度もお腹が空いた(笑)


すべてが青葉家の穏やかで心地良い雰囲気を作り出していて、ものを売る立場としても、素敵な魅せ方だなぁと勉強になりました。センス、純度が高すぎて、とても真似はできないけれども。すごいなぁ。途端に語彙力がなくなってしまう。

生き方、考え方が作品に反映されるので、素敵な作品を作れる生き方ってなんだろうと考えたりした。今までの積み重ね、人の器の深さを感じた。


いまこの映画を観られてよかった

そもそも、何事も思い通りにいかなくて当たり前だった。色んな人が生きているし。仕方がないことのほうが多い。

そんな中でどう考えて行動していけば、自分の心が喜ぶか、納得がいくか。後味の悪さはないか。

外の情報に振り回されずに、でも期限内にじっくり考え抜いて、進んでいきたいなと改めて感じました。


私も優子みたいに興味を一つに決められないから、今までこんなに悩んできたのかもしれない。そのままで、無理に一つに絞らなくも良いのかもと、気持ちが緩みました。


少しでも発信して、進み続ける

映画を観たあと、多くの人が何かしら発信をしたくなるだろうなと思いました。私も、背中を押されたひとりです。

冒頭で触れていた仕事については、、、もう少し考えてみます。最近少しずつ気持ちの変化やご縁があって、自分でも驚いています。

なにかしらのタイミングがあえば、チャンスが来たら、そこに飛び込むつもりで動こうかな、と。


今まで、なんとか失くそうとしていた気持ちが掘り起こされて、ふつふつと希望が湧き上がるような感覚になった映画でした。

人生の節目とかに、また繰り返し観たい映画だなぁ。


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