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『ナナシス』が好きすぎるから、ちょっと話を聞いてくれないか

『ナナシス』こと、『Tokyo 7th シスターズ』が2021年で記念すべき7周年を迎えた。
そして2月から待望の劇場版ナナシスが上映中である。

普段わたしは観る専門、読む専門で、文章を書いたことなど全くないが、少しでもナナシスの良さが伝わってくれたらと思って書いてみる。
あと、ファンの熱量のある文を読んでニヤニヤするのが趣味なので、同じ趣味の人がこの文を読んでニヤニヤしてくれたらいいなと思う。(ビビリなのでもし何かあれば消すかも)

Tokyo 7th シスターズとは?

ざっくり言うとアイドル育成ゲーム。
詳しくは調べてくれ。

ナナシスの好きなところ

①曲

ナナシスの曲はサブスクで配信されてるから気軽に聴いてくれ!!!!!!

・曲のクオリティがめっっっっちゃ高い。
ハズレ曲が1曲もなくて、全部神曲。

・何故か心に残るメロディ
ナナシスのゲームはやってないけど、曲だけは聴いてる、と言う人が一定数いるほど。色んな人が曲を作っているけど、どれも思わず口ずさんでしまうような不思議な魅力がある。私もかれこれ7年ナナシスの曲を聴き続けてるけど全く飽きない。

・ユニットごとに完全に曲の雰囲気が違う。
ちゃんとユニットごとに特色やイメージがあって、それが曲の中で完全に表現されている。私はナナシスの新曲聴かされて、「どのユニットの曲でしょう?」って聞かれたら答えられる自信がある。

・音ゲーやってて楽しい
ナナシスの曲はリズム感(?)がすばらしいと思う。これが心に残るメロディにも繋がってるのかもしれないけど、ナナシスの曲は譜面叩いててほんとに楽しい。音ゲー好きの人にぜひやってほしい!

・すんごい人が曲を提供している
kzさん

田淵智也さん(UNIZON SQUARE GARDEN)

https://youtu.be/cgtEDJ5klAA

・ライブがめちゃめちゃ盛り上がる
ナナシスの曲は本当にライブ映えすると思う。ナナシスのライブはとても評価が高くて、初めて行く人でもほんとに楽しめる。


②ストーリー
 これは、正直評価が分かれると思う…。ただ一つだけ言えるのは、スマートでかっこいいストーリーではないということ。長いし、正直今の時代の潮流に合ってないかも…と思う所もある。長いし。「完成度」の高いストーリーを求める人にとっては、良さを感じられないかもしれない。
 なんでこんなストーリーなのかというと、恐らく書き手であり、「ナナシス」の総合プロデューサーの茂木さんが、悩んで悩んでぐるぐる考えた過程がそのまんまストーリーになっているからだと思う。ものすごく不器用なんだと思う。ナナシスのストーリーからは、茂木さんの「叫び」みたいなものを感じる。
 でも、だからといってナナシスのストーリーが悪いとは思わない。きっと、ナナシスが伝えたいメッセージだけを知りたいなら他にもっとスマートな伝え方をしたコンテンツがあるだろう。でも、きっと、そのメッセージを不器用にひたむきに、何度も何度も伝えようとするその姿勢が、ナナシスのすばらしい所なんだと思う。
例えば、

届かない壁にぶち当たると
もうダメなんだってキミは言うけど

あの日見た空に誓った言葉
忘れててもキミは捨てられないから

眩しくて目を細めてた光
今はもう怖くはないんだ

一瞬でも カケヌケルイマは
確かに想いと手が重なり合った
この夢はまぼろしじゃない
動き出した夏は
キミと手を繋いでる

ひとりぼっち僕らの
みんなの物語
何度だって僕らは
傷ついてまた強くなる

笑い合った一瞬を忘れないで
祈るから 願うから 青空に
(僕らは青空になる/777☆シスターズ)

この歌詞を見て、みんなはどう思いましたか?
心が荒んでねじ曲がっているわたしは、最初見た時は
「うるせ〜〜〜〜〜〜!!!」
って思いました。キラキラした綺麗事ばかりで聞こえは良いけど、全然心に入ってこないな、と思いながら聴いていました(メロディに中毒性があるので文句つけながらも聴かずにはいられない)。完全に心のドアが閉じた状態です。
 でも、ストーリーの中で彼女たちは、そんなわたしに手を伸ばし続けてくれました。
何度も、何度も。
もっといいやり方があったかもしれないけど、彼女たちは不器用にも正面突破しかしません。本当に不器用に真正面から何度も手を差し伸べてくれるのです。彼女たちは、この綺麗事みたいなセリフを本当に信じてるんだ、心から言ってるんだ。
彼女たちのひたむきさがわたしの心のドアを開けてくれたと思います。多分他のストーリーでは届かなかった心の奥底に手を伸ばしてくれた。そこには「完成度」でははかれないすばらしさがあると思っています。

ナナシスのすごいところ

「終わり」があるところ

ナナシスには「終わり」がある。
まず、ナナシスのストーリーは「終わる」ところから始まる。
私たちがゲームを始めて1番最初にプレイする『Star☆Glitter』という曲は、解散した伝説のアイドルグループ「セブンスシスターズ」の"ラスト"ソングだ。
「終わる」からこそ、「始まる」し、「進んでいく」。
 ストーリーの5章では、なんと舞台の2034年から更に9年後の未来の話が描かれる。そこでは、まだ小さかったアイドルが成長した姿がある。そして、9年前にアイドルをしていた主人公の春日部ハルのグループは解散している。
 ソシャゲの運命であると思うが、サービスを続けていく以上「終わり」が無いゲームが多い中で、ナナシスのストーリーは「終わる」。
「終わり」のないストーリーは、ずっと続けることができる代わりに「ずっと変わらない」。起こった出来事は次の回には無かったことになり、キャラクターは成長しない。ずっと同じままだ。
 でも、ナナシスのキャラクターたちは、少しずつ成長していく。悩んで、苦しんで、考えて、どんどん「変わっていく」。その歩みの先に、ストーリーの「終わり」があるのだと思う。

だから、エピソードが完結した時も、寂しさはあっても悲しさはなかった。なぜなら終わりは始まりだから。私は彼女たちが未来に向かって進んでいってくれることが嬉しくてたまらない。

最後に

ストーリー気になるけど長すぎるんよ……!!と思ったそこのあなた!
現在公開中の映画、『Tokyo 7th シスターズ-僕らは青空になる-』を是非観てください!
この映画は初見の人でも分かりやすく、それでいて、ナナシスが伝えたいメッセージがぎゅっっっと詰まったストーリーになっています。もし、これを読んでちょっとでも興味を持ってくれた人がいたのなら、ぜひ映画を見てくれると嬉しいです。
ぐちゃぐちゃの読みにくい文を最後まで読んでくれてありがとうございました!
(本当はユニット紹介もしたかったけど力尽きた。)

そして、3月をもってナナシスを卒業する茂木さんに特別の感謝を。本当にお疲れ様でした!



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