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地縛霊になる前に。

はじめに


⚠️今回の話は御三方との遭遇した話があります。

直接的な名前は出しておりませんが、わかる人にはわかる内容となっております。

読んでも平気よ。という、海のように大きく広い器の持ち主の方は、よろしくお願いします。



前日譚


そもそもチケットは全落ちでした。
何ヶ月も前から当たった人や、イベントに向けて準備している、などの話をしている皆様を涙涙で眺めていた私。

もう無理だろうな、次はいけたらいいな、なんて切り替えようとしていた頃。
イベント一週間前の日曜日。
SNSにて【チケット譲ります】とのお声がけが。

捨て垢(失礼)ぽかったこと、SNSでのチケットのやり取りは99%詐欺だと思っていたこと(半分正解)もあり、めちゃくちゃDMで綿密にやりとりをさせていただき、イベント3日前の木曜日、手元にチケットが届きました。

この時点で、感涙。

取引していただきました、プロフ、ヘッダー全て初期設定だったあなた。
その節は、本当にありがとうございました。

もしかしたらチケットが手に入るかも知れない!
と月曜に伝えたところ、快く宿泊先を手配してくれた同行人。チケット譲渡の連絡から、トントン拍子で事が進み、あっという間にイベント前日。


前日、ホテルに到着したのは21時過ぎ。

ベットでくつろいでいる時に目に入った青さんのポストを見てびっくり仰天。

動画撮影はあるだろうな、と思いながらも、埼玉だし、わざわざ人の多い日土曜日に撮る必要はないだろうし、きっと別日の平日とかに撮るんだろう、なんて思っていたのに、

御三方が前乗りしている事が発覚。

目眩を覚えるほどの動機に胸を押さえて呼吸を整えていた私にトドメの一撃の緑さんのポスト。

あ、あ?…アイスの下敷きになっているベットカバーが同じなんですが!!!!!!!???????

桂文枝師匠よろしく椅子から転げ落ちました。


(いや、でも、まぁ、この周辺のホテルのベットカバーは全て同じなのかもしれない。)

と、自分を落ち着かせ、フォロワーさんと通話予定があったので少しだけお電話を。

近くのドラッグストアに向かいながら、興奮気味に「ホテルが同じかもしれない」と話すのを聞いてくれた彼女。

その当時はSNSで「同じホテルだ!」などと言う勇気もなく、必要性も感じられなかったので投稿を控えていたのですが、声に出して感情や思いを吐き出すことで、正気を取り戻すことができました。あの時はありがとうございました。

ホテルに戻り、明日の準備を終えた私は、今回の宿泊で楽しみにしていた大浴場に行こうと、再び部屋を出ました。

その後、エレベーターでピンクさんと遭遇。
ホテルの廊下にて緑さんと遭遇する。

という、一生に一度あるかないかの経験が待っているのですが、そんなことは知る由もなく……


(以下、少しだけ遭遇した時の様子です。嫌な方は次の目次へ)


推しとの遭遇




大浴場から戻るため乗り込もうとしたエレベーターに先客が。
バケハを被っておられましたが、丸出しのお顔。あの少し垂れたお目目。

「(あぁああぁあああぁピンクさんだぁぁあぁぁぁああああぁ!)」

声にならない悲鳴。心臓ドドドドドド

どっっっっっからどう見てもピンクさん。純度1000000%のピンクさん

倒れそうになるのを堪え、エレベーターへ。
2→3階へ向かう5秒ほどの間に、

【話しかける?いや、やめとけ、確かいつかの雑談でプライベートで声かけられるの嫌って言ってた。でもお渡し会で遭遇した緑さんに声かけなくて12年前別の推しに遭遇したのに声かけることができなくて死ぬほど後悔したんだろう?今でも後悔してるんだろう?また後悔のタネを増やすのか。でも、やっぱり迷惑かも】


俺の脳内会議ずばばばばばば
お目目グルングルン
結果、

「明日、イベント行きます。」と伝え、即座に
「こういうところで話しかけられるの嫌って言ってたから。すみませんでした」

と、謝罪。
そんな私に、「いやいや……。」と、優しく対応してくださいました。

エレベーターが到着して、下車。ドアが閉まった途端、
心臓ドドドドドドドド(再び)
膝、大爆笑のガックガク。

しばらく壁に背中を預けて呼吸を整えないと動けないほどの出来事でした。



居ても立ってもいられなくなった私は、部屋に戻ることなくその足でコンビニへ向かい、缶酎ハイを購入。

それを片手に友人に電話で御三方と同じホテルということ、ピンクさんに遭遇したことを話しながら、ホテルの周辺をウロウロ。

どこにいても不審者扱いされそうだったので、ホテル裏の喫煙所近くで話しこみ、たまに喫煙所を眺めながら、

(さっき片手にタバコ持たれてたから、きっとここで、ピンクさんは煙草を嗜まれたのであろうな……)

などど気持ち悪い思いを馳せながら、盛り上がっていく友人との電話。

友人『もしかして三人とも会えるかもね』
「いや、もう大丈夫です。」

なんて話をしながら、たった5%のALCでしっかりと酔いが回ったところで、部屋へ戻ろうとエレベーターへ向かう通路にて、緑さんに遭遇。


はぁ?٩( )و


以下、再び文字起こし。

フルオープン顔の緑さん。
そんなのすぐにわかるに決まってんじゃん、昨夜も顔見てんだぞ(深夜雑談放送にて)

「あっ、(友人に繋がってる電話を持ったまま)」
友人「え?」


俺の脳内会議開始

(おいおいおいおいおいおい、推しじゃないか!?あの目!鼻!顎髭!!!!!!声を!かけるんだ!この機会、逃したら後悔の念で全く関係ないこの場所の地縛霊になるぞ!いけ!
勇気をだせ!!!!!迷惑かもしれない、相手にとって不快な思いをさせるかもしれない。でも、お前が地縛霊になる方が俺は嫌だ!!!)


と、騒ぎ立てる脳内と
スマホから聞こえる『何!?今度は誰?!どっち!?!?(全てを察した友人の叫び)』
を、しっかり無視して、正面から歩いてくる緑さんに釘付け・金縛り。


緑さん(以下・緑)「あっ(会釈)」
「あっ、あ。(語彙力カオナシ、大阪ぶり二度目の降臨)あっ、さっき、……ピンクさんにも会って」
緑「あー、タバコ吸ってました?(半笑い)
ピンクさんに対する解像度高いの、大好き
「いやっ、あっ、あの、エスカレーターでぁっ?……あっ、エレベーターで!」
緑「あぁ(笑)じゃあ、また」
(電話中でしたね、電話どうぞどうぞ🤲)のジェスチャーしながら歩みを進める緑さん。

最新のロボットの方がもう少しスムーズにお辞儀するよ、ってゆうくらいカックカクのお辞儀をする私。


友人との通話を再会しながら後ろ姿見送る。

すぐさま、友人に
「見た!?(んなわけない)聞いた!?居た!緑さんだった!私なんて言ってた!?」

と質問攻めをしながら、上記の文章を文字起こし、メモに書き留めました。

友人談
『すごい遠くの方で男の人の声は聞こえてたけど緑さんなのか、知らん人なのかわからんかった。でも、ぱやがめちゃくちゃ興奮して語彙力終わってたのはわかった。』

以上がイベント前日に起こった一部始終になります。
夢?ってくらいの濃密さ。



ここから、当日


そんなこんなで眠れぬ一夜を過ごした私。


ホテルを出るためにフロントに向かうと、御三方が揃い踏み。

嘘でしょ。

もはやオーラがすごい。覇気を感じた。三人並んでるのは聞いてないし太刀打ちできないし、気絶しなくてよかったとしか思いませんでした。

子連れのファンと青さんが和気藹々と話してて、その姿見て固まっちゃって、その私に気づいた青さんが愛想会釈。

マジで気遣いの鬼だと思った。ファンかどうかわかんない芋みたいな女にも優しく会釈してくれる青さん。まじで優しさの塊。

ピンク・緑さんは行き方?調べてたのかスマホと睨めっこ。
そのまま愛想会釈を返して、踵返して裏口からでて、自分の豪運具合にドン引きしながら駅まで向かっていたら正面玄関から出てきた御三方とバッタリ。

多分、昨日遭遇した人間だとは気づいてないだろうけれど、三人とも会釈してくれました。

流石に一緒には歩いて行けない、と思い対岸に渡り、御三方と並走しながら歩く。


道の構造上、途中から御三方の方に合流してしまい、背後に御三方の気配を感じながらできる限り普通の歩き方をせねば、と謎のプレッシャーを感じる私。

の隣を緑さんが駆け足ですり抜けて、タクシー止めて、御三方が乗り込んで行かれました。

リスナーが何人も会場へ向かうのを追い抜く形でだったので、タクシーの中から手を振ってくれていた御三方。神対応すぎる。



物販も無事に購入でき、トークイベント開始。
内容は非公開なのでこの場で詳しくは書きませんが、途中ホテルに泊まったという話になり、

「泊まられた方(お客さん)いるのかなぁ、」
「会いましたよね」
「エレベーターから降りたらバッタリ、とか……。」的な会話をされてる間

(そ、それは、もしや、私のことでしょうか……)

なんて、また心臓がドドドドドド。でした。


ホテルにグッズを身につけた宿泊者が何組かいらっしゃったので、私の話ではない可能性も、もちろんありますことをここに書き留めておきます。



あとがき


今回のイベントは、一生ものの思い出がギュギュッ〜!と詰まったイベントとなりました。
きっとこれ以上幸せなことはないと思います。更に御三方のことが好きになりました。

興奮すると短歌を詠みがちな私ですが、今後もひっそり、奥ゆかしく、推し事を続けて生きていきたいと思います。



親切な対応をしてくださった御三方、
チケットを譲ってくださった方、
ホテルをとってくれた同行者、
夜遅くにもかかわらず話を聞いてくれたフォロワーさんと友人、

そしてこれを読んでくれた皆さまに大きな感謝を。


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