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凡庸雑記「成功」ようわからんその正体は?


無駄話で成功を問う

この間車の中で無駄話をしていて、あいつは成功者だから、あとは遊んだって十分楽に生きていけると、やっかみ半分、ひがみ半分でぼやいていたら。

相棒が、いったい成功とはなんだ?と、聞いてきた。

そう言えば、どこもかしこも成功、成功と言うが、それはいったいぜんたいなんだだろうか?と、思った。

わかりやすいのが、無やりやたらに、大金持ちになることだろう。それか、天まで届く地位を得ること。会社の大社長とか、国のトップとか、世界に知れ渡る芸能人とか。その辺だろう。

見てわかりやすいところでは。

金持だって、お大臣だって幸福じゃない

だけど、そんなもんじゃ本当の意味での成功ではない。金持ちだって、どこかの大社長だって、中身を覗いたら、案外、不成功だと言う人も多い。大概、全てに満たされている人が言うのだから、日々の生活に四苦八苦している身としては、満たされているから言える、戯言なんじゃないかなんて思ったりしたりして。

それじゃ、何が本当の成功なのか。

心からの幸福が成功?

成功と言うならば、それ即ち、心からの幸福。それだろう。幸福が手に入る、手に入った、満たされているその状態を得るために、成功を極めていく。に違いない。

それを考えるに、案外、成功と言うのは、人それぞれで、中身は、砂上の楼閣、真昼間の逃げ水、絵に描いた餅あたりなのかもしれない。

だって、人がこれだったら幸福になれる。と確信を意識、無意識で感じ、それに対して、前進することは、その人の生きてきた周辺と、どうしても好きでしょうがないと感じる感情と、ようわからん妄想の結果。実にどうしようもなく、端的に語ると、好きか嫌いかということ。論拠のない空虚のような心根で決まってしまう。のではないか。

それを手に入れ、偶然運良く幸福に成れたなら(感じられたなら)こそが成功という到達点なのかもしれない。

考えれば考えるほど、成功の数は多く、その足元は不確かなものだと感じる。

人によっては、不幸に見えても幸福

人によっては、他人では感じられない事で、成功したと幸福に満ちる人がいる。新興宗教に多額のお金を出して、そこで、神様か仏様かに褒められたりしたら、それは、天にも昇るほどの安心感と、達成感と、充実感を得たりする。その行為は彼にとっては、価値あるものであって、決して無駄や愚かではなく、大きな成功の証だったりする。

こんなことを書いている僕も、人のことは言えない。

身の程を知らずに高価な幸福へ先走る

Apple信者であり、カメラ好きで、Nikon愛好家である僕は、人一倍金がない。低所得者の代表格だ。おまけに寿命が尽きる時間がかなり近い。この時に成って、この状態ならば、正真正銘の惨敗兵である。

そんな人間が、成功者とは言わぬとも、人並みの人生を送る土台の上で、手に入れて幸福に浸ることのできる、高価なApple製品や、年々価格が高騰している写真機やその周辺を夢見るどころか、こうし難い欲求に敗北し、手に入れるなんて正気の沙汰ではない。

だけど、現実を度外視して、MacやiPhone、iPadを生活に置くのが無上の喜びで、安くとも数十万するフルサイズミラーレス一眼レフを使って、つまらぬ街がどを、つまらぬ写真で記録するのが、喜びである。

かくも、幸福というのは理不尽に蜃気楼なものであり、それを得る術としての成功とは、いい加減なペテン師やろうだ。

性懲りも無い幸福感を

で、こんなことを書きながら、僕にとっての成功とはどんな状態なんだろうと、思いを馳せる。

この間、ショッピングモールに一日中こもった。その中にあるスタバで、本日のコーヒーを飲みながら、この間行ったCP+の事をつらつら書いた。noteに書くため。

初めは、10分ぐらいで、ちゃっちゃっと書けると思っていたが、次々浮かぶ出来事が頭の中を浮かんでは消えて、飛んでは墜落して、如何にもこうにもまとまらぬ。だけど、誰も知らぬスタバの中、誰に誰にどうのこうの言われるわけでもなく、ひたすらAirPodsから流れる音楽に身を浸し、書いては捨て、捨てては書いて、なんとかまとめることができた。

結果、どれぐらいだったのだろうか。2時間ぐらいは消費したはずだ、我が人生を。

その時に感じた、充実感と、自由。そして、他者の干渉を受けずに、唯我独尊で何かを創造する幸福が身にしみた。

この時、自分にとっての成功とはこれてあると、直感する。

自分の感情が叶う時が成功なのか

具体的に書けばこうだ。文章なり、写真なり、なんなり、自分の内なる創造性を人の影響を限りなく排除した環境で、吐露し、それにより、収益を得て生活をすることだ。創造性を人様から証明していただき、命を紡ぐことだ。

大きな金は必要ない。Apple製品を買えて、NikonのZ8かそれがダメならZfか、それに、大三元のレンズ一式と、50mmf1.8単焦点をとりあえず買える。だいたい、年収600〜800万円ぐらいあれば良い。

そんな環境が手に入ったら、それこそ僕は”成功者”だと、天高らかに宣言するだろう。

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