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InterBEE2022に行ってきたので、少しだけ紹介※文章は無駄に長くなってしまったが※

久しぶりのInterBEE

いつもよりも小ぶりな感じ

数年かぶりにInterBEEに行ってきた。毎回、具体的に何を見るかは決めずに、適当にぶらぶら見て歩いたので、興味を持った内容だけ紹介していく。

映像業界の機器やサービスの展示会なので、業界人で専門的な知識が豊富ならば、楽しくて仕方がないだろうけど、僕の場合は業界人じゃないので、とにかく歩きながら、とにかく一通り確認しながら、気になったものを拾い出して見てきた。

派手なコンパニオンは皆無 嬉しいやら寂しいやら

Blackmagic Designに突撃

かなりの賑わいみんな大好きBlackmagic Design

まずは、DaVinci Resolve のBlackmagic Designに行ってみた。

もしかしたら、今噂のiPad用のDaVinci Resolve が展示しているかもしれない。そう期待していの一番に訪れた。

会社の勢いを感じさせる、CanonやSONY、その他日本大手メーカーに負けないほどの、広いスペースを確保していた。

プロアマ問わず動画映像制作が盛んなことと呼応しているのか、時流に乗っている会社だと分かる。

目についたのは、Mac studioがかなり並んでいた。ディスクトップマシーンとして、信頼度が高く、価格やカスタマイズが手頃なので、基本機としての位置を確立しているのではないか。

少し前は、Mac Proちょっびりと、iMac大勢なんて構図だった。だけど、今のiMacは性能はともかく、位置としては完全コンシューマ受けを狙っているから、ここに来るプロは興味をそそられないのであろう。あくまでも勝手な空想だけど。

DaVinci Resolve iPad版

でた〜iPad版DaVinci Resolve 

何気なく視線を向けると、Mac studioの間に、目立たずひっそりとiPad Proが置いてあった。

これはもしやと、画面を覗く。案の定、DaVinci Resolve 。iPad用のDaVinci Resolve がインストールされていた。

すぐさま近づいて、Apple Pencilで動作感を確かめてみるのが、正常な反応だけど、こんな時に限って怖気付いてしまうのが、僕の常識。

そのうち、他の人がかぶりつきでいじり始め、それを遠目で眺めていた。

Apple Pencilを使ってあれこれ動かしていたが、ストレス無く流れるように動いていたので、動作にも問題なさそうだ。だけど、単に動かしていただけで、カットやカラーグレーディング、書き出しは行なっていないので、実際はわからないのが正直なところ。だけど、半端なものは出さないはずだから、快適に動くのではないだろうか。

外国のスタッフの説明をすごく熱心に聞いていた

スタッフにDaVinci Resolve iPadを聞く

ちょっと触って見ればよかったか後悔

見ているだけでは物足りなく手持ち無沙汰なので、近くに女性スタッフに、iPad版DaVinci Resolve のことを聞いてみた。

まずは、いつ頃正式発表するのか?、はっきりとはしないが、今年中には発表すると。ただし、それに対して努力中とも。

編集加工が「カット」と「カラー」のみだがこのままなのか?と聞く。発表時はこの二つのみ、ただ、今後他の項目も増やしていく予定。iPadで作成した動画を、ディスクトップ版に移動できるので、当分は、iPadで粗編集しMacで本編集がいいようだ。

今後、本格的にiPadでの動画編集を視野に入れてくれているようなので楽しみ。

価格ことを聞いてみたら、はっきりはまだ決まっていないよう。かなり言い淀んでいた。ただ、PC版のように無料版や有料版が出てくるかもだった。確か有料は500ドルだったかな、そう言っていた。5万以上だから結構するので、PC版と共通か、僕が聞き間違えたのかもしれない。

個人的には、今のPC無料版ぐらいに使える、無料版が出てくれたら嬉しい。

これは嬉しいM1でなくてもいいかも

それから、これってM1以上じゃないと動かないんですよね〜。と、iPad Pro第一世代を使っていて、これ以上は買うつもりのない僕が、ダメもとで聞いていたら、あれっ、他のも動きますよ。と、答えていた。

前にガジェット系のポッドキャストで、M1以上のためのキラーアプリと言っていたが、もしかしたら、今使っている僕の歳食ったiPad Proでも頑張れば使えるかもしれない。実際は、出てからのお楽しみなのだけど。ちょいと、期待。

これから12.9がバカ売れするかも

ちょっと気になったというか。DaVinci Resolve のディスクトップをほとんどそのままiPadに移植しているので、11インチじゃ、ちょと狭苦しいかもしれないと感じた。このアプリが高評価で動画作成プロアマ問わず、多くが手にするようになり本格的に使うようになったら、確実に12.9inchがバカ売れするのではないだろうか。これもあくまでも妄想。

そんなこんなで、DaVinci Resolve iPadを見ることができ、気分を良くして再び歩き始めた。

これからは誰でも簡単にVR をCanon

相変わらずデカイCanon

IP伝送の機械だとか、クラウドでの共同編集だとか、データバックアップだとか、似たようなものを大小のメーカーが扱っている。それから、立体音声?みたいな、確かApple musicでもそんなことをやっていたような。それを、スピーカーやイヤホン、ヘッドフォンで聴かせようとするメーカーもかなりあった。

世の中はいかに仮想で真相を聴かせるかの戦いなのか。

バーチャルと言えば、巨大映像メーカー(だけじゃない)のCanonが、一二の大きさで出していた。

そこで、アイドルグループのVRコンテンツを視聴体験をやっていた。

EOSで簡単VR

8K60Pの映像をVRヘッドセットで上映(と言うのか?)アイドルも、VRもさほど興味がない僕だけど、なんだか他人の様子を見ていたら、俄然興味が湧いてきて、一生に一度のことだからと、体験してみた。

人生の新しい扉が開いたバーチャル体験

VRなんて、単なる昔よくあった、3D映画の少しばかりよくできた版だと、気安く試してみたが、目の前にアイドルが広がり、時折差し込まれる寸劇で、一生に絶対ないだろうと誓って言える、親密な笑顔全開の美少女が、おじさんになんてことをするんだ、早く家に帰りなさいと、バカなお説教のひとつ二つ言いたくなるぐらいの、無防備さで立ち塞がる。

こんな幻を(そうこれは映像)見せられて、こりゃ人生狂っちゃうなぁと、よくよくVRでいかがわしいものは、すでに浮気と不倫と宣われるが、実際そうだなぁと遠く空を見上げたのだった。

人生のすごい体験の一つとなった。

VRが誰でも取れるEOSの二つ目レンズ

普通のカメラにレンズをつけるだけ

で、それではなくて、この話の確信は、このVRが普通のミラーレスカメラで撮られたと言うところ。CanonのEOS に二つ目のレンズを着けると、あら不思議VR映像を撮影することができる。

360°撮れるとな?

特別にVR専用カメラが必要ない。それと、もっと驚いたのが動画編集も通常の動画編集ソフトで可能とのことだ。Adobeプリメーラとかでも出来る?と聞いたら出来ると言っていた。これも、聞き齧りだから詳しくはCanonへ。

改めてNikonは巨大な鯨に立ち向かうエイブラハムだと知る

頑張れNikon!そう言いたくなった それにしてもZ9とかもっと撮ればよかった後悔

十分楽しんだので、いよいよ本命!Nikonへ。

だけど、歩けどあるけど見つからない。Z9をメインに出しているのは確かなので、どこかにあるとは思うのだけど、それに、そこそこの光学メーカー目立つ場所に、目立つ大きさで展示しているはずと、思い込んでいた。

が、ふらふら歩いていたら、小さなブースが並ぶ一角に、Nikonの文字が。びっくりするぐらい小さい。地味。立っている人も地味な男性数名。(すいません)

近寄ってみると、ポツンと我らがZ9が一台。(ほんと一台)置いてあった。

思わず心で涙を泣かした。別に展示会のコマの大小が、会社の規模や価値は決めるとは思わないけれども、あまりにもCanonやSONY、Panasonicと、違いすぎた。大丈夫かNikon!と、心が叫ぶのを止められなかった。

それなのに、巨大なCanonやSONYに果敢に立ち向かって、カメラ3台メーカーとしての誇りと立場を守っているんだと、しみじみ感動してしまった。

こんな会社に、他のメーカーよりピントがイマイチですよね。色が傾くよね。とか、まだZ6IIIは出ないのとか、Z8には期待しているから、絶対失敗するなよ。とか、言ってあげるなと、思ってしまった。(あくまでも妄想)

で、こんな思いを瞬時に抱き、ただ、ここで帰るには忍びないNikon党。いそいそとZ9の方に進む。近くにいた、人の良さそうなスタッフにとりあえず声をかけた。Z9の動画性能には自信があるようで、今回も動画も頑張れるNikonを紹介したいとのことだ。

動画のNikonを証明させる

今回のフォームウェアのアップデートで搭載された、ハイレゾズームを試させしてもらったが、びっくりするぐらいスムーズで、絵も綺麗。かなり使えるやつだと感心した。単焦点の24mmが付いていたが、それ一本あればかなり動画撮影の幅が広がるはず。

そんなこんなで、話が弾み。今回は動画メインの展示ということで、動画性能を載せているZ9のカタログをいただき。要望はないかと聞かれたので、全く動画関係がないNikonの現像ソフトNX Studioをもっと軽くして欲しいと言ってきた。一応、技術には伝えておくとは言ってくれたが、社交辞令なのは大人だからわかっている。(そうじゃないかもしれないが)

そして最後、二人はその時熱く深いNikon愛で結びついたのは事実だった。

覚えていて印象深いのここの辺り。いつも、もっと細かく見たらいいのにと思うのだけど、人波に疲れて大した記憶がない。でも、ちょっとした出会いや発見があって、展示会はやめられない。


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