見出し画像

BLUE TOKAI COFFEE .jp

インドから帰国したばかりの友人の投稿でインドのスペシャルティコーヒーのことを知った。そして、日本で買えるようになったばかりみたいだ。

インドではよくチャイが飲まれている。甘く、スパイスの効いたミルクティーだ。僕がインドをうろうろしていた学生時代、チャイ売りがコーヒーも売り始めた。

それまでは「チャイ、チャイ、チャイ、チャイチャイチャイ」と連呼していたチャイワーラーの一人が、「チャイ、コーヒー、チャイ、コーヒー」と叫び始めたのだ。一緒にいた旅人が「俺、コーヒー好きなんすよ」と言って得体も知れないコーヒーを注文したのをよく覚えている。

チャイワーラーは、2つの素焼きのチャイカップに、勢いよくチャイを入れた。あれ? と思っていると、1つを僕に差し出した。チャイだ。そして次の瞬間、懐から瓶を取り出し、スプーンで何かを救った。瓶には「ネスカフェ」と書かれていた。

僕は大爆笑した。チャイにほんの少し、インスタントコーヒーを添加するのがインドのコーヒーなのだ。注文した本人も、一瞬の沈黙の後、「やっぱりインド」と言って大笑いした。

というのが、僕のインドとコーヒーにまつわる思い出なのだが、全く知らないところでインドのコーヒー文化は発展を遂げていたようだ。BLUE TOKAIはインドの主要都市に店舗を展開しているし、アジアで初めて世界チャンピオンになった日本人焙煎士をリクルートし、日本にも進出した。

ちょっとコーヒーをかじり始めた僕は、ここでもインドとつながってしまった。

BLUE TOKAI COFFEE ROASTERS

2013年創業。インド南部にある30ヶ所以上のコーヒー有力農園から最高品質のアラビカ豆を仕入れ、インドにスペシャルティコーヒーの概念を広げている。

シンプルな3つの信念

・豆をどこから仕入れるかということよりも、透明性を維持することの方がはるかに大きな意味を持っている。
・学び続ける文化は、より良いコーヒー作りのカギである。
・最高級の豆を調達するだけではおいしいコーヒーを作れない。


この記事が参加している募集

私のコーヒー時間

パクチー(P)コワーキング(C)ランニング(R)を愛する、PCR+ な旅人です。 鋸南(千葉県安房郡)と東京(主に世田谷と有楽町)を行き来しています。